2016年10月31日
久々に、車以外の事を。
先週末土曜日より公開された、DEATH NOTE Light up the New wolrd、公開初日に見にいってきました。
ちょっと思うところがあったので、以下、ネタバレありで書いていきます。
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デスノートはジャンプで連載していた頃からハマって読んでいて、今でも好きな作品の一つです。
以前公開された2部作も見にいったのですが、約4時間の中にうまく纏められており、それでいて原作の矛盾点も上手く補完されているという、こちらはこちらで映画としてはかなり好きな作品。
その続編ということで、かなり期待して見にいったのですが…
正直、非常にがっかりしました。
ちょっとそのフラストレーションをぶつけたくて、今回こうして書きました。
まず全体的に、登場人物がバカばかりです。
周りのモブキャラは然ることながら、メインキャラも。
まずはキラ信奉者である紫苑(しえん)。
サイバーテロリストという設定であるため技術の凄さは目立つのですが、リュークに渡された映像を無条件で信じたり、6冊ノートを集めると死んだはずのキラが復活するなんていう話(そもそもどこからその設定沸いてきたの?)も信じちゃう、狂信者。
映画開始早々いつの間にかノートを4冊集めてたりして、物語を進めるためにいいように使われた感しかありません。
終盤も終盤で、寿命を半分にしてもキラを殺す!とか息巻いてたのに、すぐ三島に懐柔されてしまう軸のブレよう。
そういえば冒頭の無差別殺人犯を殺したのを見て、てっきり死神の目を持っていると思ったのに、終盤に目の取引したということは最初は持ってなかった?あの名前はどこから入手したんでしょうか。
次にLの後継者である竜崎。
Lの後継者ということになっていますが、こいつはLに遥かに劣る、お前にLと同じ面を被る資格はないというほど後手後手です。
主人公の三島を無意味に煽ったりとか、素人目にも罠と分かる罠を張って、向こうが掛かってきたら何の対策もせずに警察を乗り込ませる無能っぷり。
死んだのが名前の割れてる松田だけで良かったね、爆弾だとか毒ガスがあったらみんな死んでたね。
終盤のノート所持者を前にした顔出しも、たまたま時間指定でノートに名前が書かれていたから死ななかったものの、これも何か対策していましたっけ?
リュークが口を滑らせてなかったらどうするつもりだったんでしょうね。
最後も、自分はもうすぐ死ぬからとキラであった三島にL座を譲るとか言い出す。
三島に友情か何かを感じていたらしかったですが、そこは譲っちゃダメでしょう。
だいたい三島も目の取引してるから50になる前に死ぬぞ。
最後に主人公の三島。
こいつが本作におけるキラだったわけですが、作中外にそのヒントが撒かれ過ぎてて何の驚きもなかった。
キラやデスノートに対して一種の憧れを抱いているだとか、ライトの息子を育てていた検事魅上(原作と名前だけ同じ別人)に関する事が若干矛盾しているだとか、初期公開のポスターで三島の後ろにリュークが居るだとか、映画公開時のポスターも白(ライト側)と黒(L側)の中心に立っているだとか。
主人公補正なのか何なのか知りませんけど、終盤の銃弾の嵐でもこいつだけ無傷だったのも気になる。
ノートに名前を書かれていた竜崎が生き残るのは当然として、こいつの場合は?
紫苑が切れ端に名前を書いたからそれまでは死なないのか?と思ったけど、どうもそうではないみたいだし。
竜崎が映像の中に仕組んだメッセージをあっという間に見破ったのも謎です。
何その技術どこから湧いてきたの。
最後の廃ホテルへも、何故かサングラスもマスクもしないで飛び込んでくる始末。
一応腕で顔は隠してるけど、違うそうじゃない。
基本的にこの映画、話の展開のために登場人物が動かされている印象だったのですが、お陰で出てる人達全員が後手後手で、言わば話の傀儡です。
松田は無駄死にするし、傍観者であるはずのリュークは妙に協力的だし、三島は捕まったと思ったらあっさり抜け出して、その後追われる様子はほとんど無いし。
驚かせようとして逆に白けさせるパターンばかり。
そもそも約束の地って何なんだよ、あんな場所前作にも原作にも出てなかっただろ。
てっきりノートが埋めてあった森の中かと思ってたわ。
しかもあれだけボロボロにも関わらず、動こうが物を置こうが全くほこりの立たない親切仕様。
魅上とライトの息子が暮らしていたとしても、1年間は放置されているはずなのに。
そのライトの息子も明らかに後付けだし、ほとんど活躍もしないで死んでるし。
だいたいなんでミサがこの場所の事を知っていたのかも謎。
肝心のノートについても、そもそもノートを6冊出した必要性が全く無い。
開始早々に紫苑が4冊集めてしまっており、作中で活躍するノートは実質4冊、残り2冊はほとんど鞄の中で、最後まで日の目を見ることなく燃えます。
あほか。
燃えた4冊のノートに関しても、三島も竜崎も記憶が消えていなかった事から、彼らが持っていたノートは無事なんでしょう、わあ凄い偶然。
バカか。
そういえば、ノートで死の前の行動を操れるのですが、これもほとんど有効利用されていませんでしたね。
宣戦布告に使われたくらい?映画の第一部並みの使い方を期待していたのに、これもまた期待外れ。
ノートに憑いている死神も、何故か3体しか出てこない。
残り3体どこ行ったの?
そのうちの1体のベポに関しては、親切にルールを教えてくれたと思ったらそれ以来一切出てこないし、死神アーマも、三島を助けたあと塵になりましたけど、別に三島は助けても死ななくね?
あと気になったのは、登場人物が日本人ばかりということ。
ノートが日本中心に落とされているのは、キラが日本人だったので分からなくはないけど、Lの後継者である竜崎もなんで日本人(役者がではなくて、作中での本名も)なの?
Lの後継者は世界中にいるはずだけど、こいつが一番優秀なんでしょうか?
以前のデスノートに関する事件は、Lが命を賭して挑んだ事件。
今回もそれ相応の知識や胆力が必要なはずなのに。
この作品で唯一納得できたのは、ミサ関連くらいでしょうか。
ライトの生死を確認するために目の取引をしたところは良かった。
ノートの切れ端?に「夜神月の腕の中で死ぬ」と書いたところも、ルールで言えば不可能な行動なので単なる心臓麻痺ですけど、まぁそこは分かっていて書いたのかもしれない。
逆に言えばそれくらいしか褒めるところがなかった。
公式ブログ(http://lineblog.me/deathnote/archives/7611441.html)に、「(弥海砂は)今回の新作でもっとも試行錯誤したキャラクター」「何とか形にして、恵梨香ちゃんに読んでもらってからも、彼女とディスカッションを重ねて、さらに海砂を練り上げていきました。」「いろいろ打合せしてきて、海砂のことは一番戸田さんが分かっているんだと思わされました。」と書かれていましたが、映画を見てそれがよく分かりました。
ミサ「以外」の点は、はっきり言ってゴミばかり。
色々つらつらと書きましたが、細かい点を拾えばまだまだ沢山あります、もちろん汚点が。
(すぐ顔を晒しちゃう竜崎とか捜査本部の面々とか。なんなのこいつら…)
二部作のスピンオフである「L change the WorLd」も大概酷い映画でしたが、こっちはこっちで、やっぱり酷い映画だった。
デスノ映画関連スタッフは、既存の料理に上手く味付けは出来ても、新しい料理は生み出せない人達なんだと、Lと今回の映画を見て確信しました。
原作デスノートが好きな方や、以前の二部作が好きな方は、見にいかない方が良いです。
馬鹿野郎、何が計画通りだ、ふざけるな。
Posted at 2016/10/31 17:00:43 | |
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2016年10月03日
文字通り、死んで覚えること。
ゲームならスペランカー、映画ならオール・ユー・ ニード・イズ・キル…レースゲームもその一つで、現実なら死んでいるような事故を繰り返しながら速くなっていきます。
(たまに例外でほとんど事故ること無く速くなっちゃう人もいますけど)
が、現実はそうはいかない。
例えば峠や高速道路で「そういう走り」をすれば、車は何回も壊れるし、怪我だってする。
もちろんそうやって覚える人もいますが、少なくとも自分はそういうタイプではありません。
事故ったらお金だって掛かるし、修理中は車にも乗れないし、遠くで事故ったら下手すれば帰れなくなる、怪我だってしたくない…ということを考えてしまう。
自分の中で「これなら大丈夫だろう」という上限を決めたうえで走るタイプです。
なので、自分の経験したことのない場面に遭遇すると、それはもうサンデードライバーの如くノロノロ運転になってしまう。
先日ちょっと機会があって、4時間ほどぶっ飛ばして走りに行ってきたのですが、雨雲レーダーには何も映っていないのに現地は霧雨状態。
・ウェット路面なんてほとんど走ったことがない
・去年のハイドロでウェット路面がトラウマになってる
・霧で前が何も見えない
・そもそもレイアウトを覚えていない
という四重苦状態で走ったものですから、それはもうノロノロノロノロと…F1ならドライビングスクールだと揶揄されていたことでしょう、後ろの人には本当にご迷惑をお掛けしました;
さっさとハザード出して抜いてもらえば良かったのに…。
これまで晴ればかり走ってきたので、雨や霧は全く…もっと死に覚えないと駄目ですね。
「いやさっきと言ってることが違うじゃねーか」と言われるかも知れませんが、自分にとって数少ない死に覚え…というか、それに近いことができる場所があります。
それがサーキット。
もっとも一番よく行くモーターランド鈴鹿もエスケープはほとんどないし、高速コーナーの外は土壁やガードレールなので勢いよく突っ込んでいったらただでは済まないのですが、それでもミス=事故である山と比べると、少しは道幅は広いしエスケープもある。
さっき100キロで突っ込んで60キロで曲がれたコーナーに、101キロで突っ込んで61キロで曲がろうとしてアンダーやオーバーが出ても、少しなら許容してくれる…まあ限度はありますが。
そういう意味で、サーキットというのは疑似的な「死に覚え」が出来る、自分にとっては格好の練習場です。
タイムを計って一喜一憂するのも好きなので一石二鳥。
走行代は掛かかるけど、山なら失敗して掛かる修理代が1/10以下でペイできると考えると、随分安いものです。
幸か不幸か、今まで走りに行っても雨という場面にはほとんど遭遇したことがなかったため、今回は後ろに大迷惑を掛けてしまった。
次はもうちょっとペース上げられるように、雨が降ってるときに練習へ行きます。
滑りやすい路面での走行、滑った際の対応、意図的に滑らせていく走り…この辺りは今後の課題。
心に留めておきます。
…とはいいつつも、やっぱり次回は晴れていると良いな。
Posted at 2016/10/03 10:37:29 | |
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