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2013年06月05日 イイね!

【虫画像ですよー】 繋がれ命のリレー 稲穂の子供たちが往く。

結局、こうして去年の続きを書き記すことになるのである。
仕方ないねw
まあ基本的に個人の戯言のページなので、その辺は生暖かく笑ってスルーしてやってくださいまし。


本日のBGM;
Zuntata 『Free the Love ~Say Papa!!~』
(DARIUSⅡ Final-Stage/Endingよりアレンジ)

(生命の誕生をイメージし、聖書を読みながら作曲したそうです。
その旋律は、いまも色褪せることなく、心の中に在り続けます。)



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思えば去年の今頃。
今は亡き、黒ゲート1世号のリアアンダーパネルから
子カマキリの大群が登場して、大騒ぎしてたなぁ。

自分が手心を加えて助けてやったもんだから、おのずと情が移ってしまって
気がつけば、成虫に至るまで連綿と関わり続けることになってしまった。

そのなかでも、とりわけ数奇な運命を辿った、文字どおり「異色」の個体。
半身褐色・半身緑色のレアカラーを纏った

『稲穂号』と名付けた子。

──庭で、事故のあった、あの日
もし発見が遅れて、放置してしまっていれば
この時点で、志半ばにして、非業の最期を遂げていたかもしれない。

しかし、看病は奇跡的に功を奏し
彼女は大量の卵を抱えて、再び庭へ旅立って行った

それで終わりかと思いきや、後日なんと無事産卵を終えた姿で再会を果たし
とうとう「ウチの子」として余生を送ることになって

その期間、2ヶ月あまり。
年は越せなかったけれど、幾多の想い出を残して星になるまでに・・・

我が家での産卵が、じつに「3回」。
帰宅前、看病直後の野外産卵を含めれば、少なくとも4回あるいはそれ以上。

「母」たる本懐を、これ以上ないまでに遂げての最期は
堂々の大往生といえるものでした。





年は明けて。





──昨日、そして今日。
とうとう、彼女の墓前に報告できる日が来た。

彼女の遺した卵のうが、2日連続で
一斉に孵化した。


昨日は二号卵。
そして、今日は一号卵。

もし無精卵だったら・・・と心配したが、杞憂だった。
初回の産卵の時点で、何処かでしっかり受精していたのだ。
(蟷螂は、一回の受精で数回の有精卵産卵が可能だ)

今日、一号卵の子供達には、巣箱の中で万全の体制で孵化してもらい
少しだけ、撮りたかった写真にご協力を願った。

・・・母と子の触れ合い。
凍結乾燥標本として保存されている、母『稲穂号』との親子写真を撮ったのだ。

当然、それは人間の知性と妄想で勝手に描く「ストーリー」に過ぎない。
彼らには知性はない。
母を認識することもできなければ、同属を判定して同士討ちを避けることもできない。

でも、人間には「心」というものがあってね。
無意味と解っていても、思い入れをしてしまうものなんだよね。


最期の力で、獲物を握り締めた姿のまま、静かに逝った母。
その姿をそのままに遺し、『強く、猛き母の肖像』と名付けた、稲穂号の標本。



その、勇壮にして堂々たる姿の上を
去年の彼女たちがそうであったように、小さく、まだまだ小生意気な。
けれど、生まれ持った飽くなき闘争心を顕わにしたかのような二本の剛腕を振りかざし
今年の子供たちが、庭へ庭へと進んでゆく。

ただでさえ、昆虫類には好き嫌いが存在しますし
ましてやそれが「標本」と銘打たれた骸などであれば、なおのことグロテスクに感じてしまう人も多いでしょう。
これは、あくまで「個人の思い入れの表現」に過ぎません。
以降の詳細な写真は、フォトギャラリーに投げておきます。


その1
その2


──自然界には、破れないバランスというものがある。
彼女の子らが、一人残らず大人になるなどという、夢物語のような奇跡は存在しない。
今日、こうして見送った子らの9割は、もう二度と逢うことはないまま、何処かで静かに星になる。

だが、彼ら彼女らの繁殖は、まさに「飽和攻撃」。
数を以って、低い確率を成功させるのだ。

おそらく、1個の卵のうに仕込まれた卵の数は100近く。
そのうちの95%が孵化し、さらにその95%が最初の脱皮に成功したとして
旅立っていく頭数、90前後。
(今日の卵のうから孵化成功したのを、ざっと数えでも70以上は確実に居た)
これが2日連続、その数、じつに180前後。
このうちの半分が我が家の庭に残り、その5%が成体になれたとして

期待値・4~6匹。
去年の観察実績と、ほぼ同数。

この夏、選び抜かれた精鋭たちの勇姿に出会うときを、楽しみにしています。

お前たち!
庭の作物の保全は、任せたぞ!!


勇者の子らに、武運あれ。
強き母に、敬礼。
Posted at 2013/06/05 14:30:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | チラシの裏 | 日記

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