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gochi-zohのブログ一覧

2016年05月25日 イイね!

MINOLTAの魂よ永遠に。伝家の宝刀ふたたび、SAL70200G1

7年前の自分の書き込みより↓



         ハ_ハ  
       ('(゚∀゚∩  ~~~~
        ヽ  〈 
         ヽヽ_)
                     □←破産警告パニックボタン




>清水の舞台から飛び降りた気でミノルタAF70-200G買う
   ↓
>親が脳出血、大治療を覚悟しあえなく即売却
   ↓
>からくも事態収束、大事は免れたため改めて別のを購入
   ↓
>以前所有のSAL70200Gとの描写の違いが発覚、たまたま出物があったSAL70200G2買う
   ↓
>意外にも私の用途に合わない仕様変更のようだ(後述)、差額でデジカメ本体をブラッシュアップする予定でSAL70200G1購入
   ↓
>超 不 良 品 ('、3_ヽ)_ ついててよかった販売店補償
   ↓
>修理代金が140000光年:(;゙゚'ω゚'): 自腹なら絶対そんなのやらないお…
   ↓



紆余曲折どころか九十九折の林道も真っ青の経路を経て


(`・ω・)ゞ<戻って参りました、「SAL70200G1」





気になる修理内容の方ですが



故障原因;不明(自然故障)

 ( ゚д゚)



修理内容;レンズユニット交換(何処を何枚とは言ってない)

 ( ゚д゚ )



部品代;82300

 (´゚д゚`)

各方面の噂じゃ、枚数辺り万円程度は吹っ飛ぶってぇ話だが…




なお交換パーツの返却はダメでしたw(つまり再加工再使用可能ということらしい)




以上の状況から察するに
レンズは下手こいたら新品同様


受け取ったのが夜間なので検品や実写などの精密確認が翌日になりました。


外装

購入時そのまんま。小スレあるも良品


レンズ覗き込む。

購入時と違いホコリ一つ見当たらない。


とりあえず遠景(これでレンズのコンディションが一目瞭然)

鬼解像。
あらためて言うまでもないが絞り解放(クリックで原寸出ますがファイル超重い)



どっひゃあホンマに完治して戻ってきやがったぞヒャッハー




実写結果

200mm f3.5


140mm f3.2


70mm f3.5


110mm f3.5

すべて
SLT-A77V改 ARW現像


これがSAL70200G1の、本当の力だ。


---
結局見送りとしたSAL70200G2(現行機種)で、よく言われているのが
「ナノARを採用した割には、逆光に弱くなった」

これ、ある一面では正しいんですが、ある一面では誤りだったりします。

正確に言うと、逆光にかざしたときの描写傾向が、まるで違うのです。

SAL70200Gは、全体にコントラストが落ちる「フレア」傾向、
SAL70200G2は、黒が締まって見える反面、はっきりと「緑系のゴースト」が出ます。

ゴーストです。
かのTAMRON SP 80-200/2.8LD(30A)の、デジタル使用時の最大の弱点です。
あれが出てしまうんです。

何が困るって、電車にはヘッドライトというものがありましてですね。

…お察し下さい。



つまり、

どっちがどう良い悪いというより、

MINOLTA AF 70-200/2.8Gと
SAL70200G1と
SAL70200G2と

すべての銘柄で描写が全く異なる、というわけであります。
同じ構成図から構築されているはずの光学系であるにも関わらず。

光学って、面白いものですねぇ。

おかげで全部ひととおり試す羽目になりましたがw

---


当該機は、シリアルから察するに恐らく「2650号機」
これで合ってるとしたら、超初期型でしょう。
ミノルタの資産を引き継いだ、ソニーの「α」黎明期。
まだ陣容自体、αスイートデジタルを高画素化したに過ぎなかった、たった一隻の中型戦艦「DSLR-A100」しかなかった頃。
しかし「ここから建て直すのだ」と御大ソニーが息巻いて、巨大なキヤノン・ニコンに食って掛かることを決意した、あの頃のものだと思います。
月産何本、月販何本を見込めたレンズかは解りかねますが、それでも全国ゴマンとあるカメラ量販店へ在庫を撒くのに、5000やそこらで足りるはずはないと思います。そもそも私の車・アルシオーネSVXですら、5700台は出たのですから。


それにしても、つくづく大修理に縁がある。
これまた7年前の某所での書き込み↓
---
590名無CCDさん@画素いっぱい:2009/02/15(日) 23:30:37 ID:gNEhR4ZO0
まいど。
12月末、B&HでSAL70200G個人輸入した鉄屋の者です。

じつは、ここ1ヶ月ばかり入院してました。レンズが。
というのが、どうも開放辺りでのピン合わせが、シビアなのを通り越して「周辺と中央部のピント山に差があるような、ないような・・・?(像面湾曲)」気がしたので
大口径ゆえ気難しい部分なのかどうか、実費を承知のうえで、点検ということで出してみたんですね。

結果は驚くべきものでした。

「*症状:レンズ機能不良
  使用部品は以下のとおりです。
   ・サービスヨウ レンズ ユニット クミコミ  不良
   ・5グン タマ ワク ブロック          不良
   ・DM キバン ユニット             不良」

 ( ゚д゚)


  (゚д゚) ……

    。 。
   / / ポーン
 ( Д )


ちなみに国内では保障は適用されませんが、無料で施工されて帰って来ました。
---

この大修理の結果が、今まで忘れ得ぬ、圧倒するような映りだったわけで。


数奇な道筋を辿って、こうして選定品の復活と相成りました。
下手をすればゴミになりかねなかったレンズが。
偏屈なもんで、こういう紆余曲折の結果で立ち直ったものには、とても愛着が沸きますw
自分の手で治そうと、他者の手であろうと、そこは変わらない。


あの7年前の鮮烈な記憶と

DSLR-A700 200mm f開放

同じ場所に再び降臨せる伝家の宝刀

SLT-A77V改 200mm f開放


今度こそ、放さない。
Posted at 2016/05/25 00:51:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 写真・カメラ | 日記
2016年05月11日 イイね!

お前がスマホになるんだよ! ニコンの迷機・スマートカメラ「Coolpix S810c」

wifi接続でスマホ等のカードリーダーとして使う・但し撮影も可…という目的で、手頃で安価で小型軽量なwifi付コンデジを探るうちに、なにやら妙なものが検索に引っ掛かった。


世の中には、こんなニッチなものがあったんだと吃驚。


コンデジそのものをスマホでお馴染みAndroidインターフェイスとし
「スマホがコンデジに取って代わるんじゃねえ、お前がスマホになるんだよ!」という逆転の発想で出来た、ありそうでなさそうで結局あったコンパクトデジカメ

Nikon Coolpix S800c

…の、幻の後継機、Coolpix S810c


「幻」というのも、このカメラ、正規に国内発売されませんでした。

そもそも先代S800cからして、発想に当時のデバイスが追いつかない「アンドロイド端末としての基本ハードウェアの非力さ」から、「ものすごくもっさりと動くコンデジ」とか「バッテリがまるで持たない」など評価は低迷しており、あまり注目されることもなかったジャンルで、国内需要は無いものと推定されたのでしょう。

しかし、海外には一定の評価と需要があったようで
後継機が密かに外国市場に発表・販売されていたのでした。

それが、この「Coolpix S810c」

御大ニコンの国内公式HPにすら、その名前は「ありません」。
モデル末期、一部量販店で「通販のみ」少数流通したに留まります。海外パッケージに日本語説明書と国内正規保障まで付けて。
おそらく在庫整理でしょうね。


Coolpix 800cからのハードウェアの強化項目は多岐に渡る。

・バッテリー強化、およそ倍の容量を持つ
・CPUが格段に強化した
・メモリ、内蔵ストレージともに倍加
・USB電源端子がスマホ標準のマイクロB端子に、また充電中の稼動も可能に

Android端末としては、ミニマルながらも概ね要求を満たすものとなりました。
俊敏とまではいいませんが、3年前から使用している「ISW16SH」とならいい勝負。

惜しむらくは、カードスロットが標準でマイクロSDXCであることと、Bluetooth非搭載であること。
用途によっては、かなり残念なところだと思います。


カメラとしては凡庸な高倍率コンパクトで、映りも中央部はいいが周辺が崩れているなど
このクラスとしての標準的な域を出ず、中庸で特筆するものではないが
地味に先代より望遠側が伸び、24-300mm相当となっている。
あと、腐ってもSONYの裏面照射素子。ISO400程度までなら普通に実用になる。


むしろこれがカメラとしてウケが悪いのは、ひとえに
「スイッチポンで瞬時にカメラとして作動するとは少々言い難い」その操作性。

たしかにカメラですが、一旦ホームへ行ったらまるっきりAndroidなんですw

Android-OSの初期設定から始まる使い始めは通過儀礼なのでいいとして
まず、通常運用の状態で、電池を入れて起動するところから、少々特殊です。

電源を入れると、カメラの画面が立ち上がります。
通常撮影はすぐに可能です。
但し、Androidで動作してた間に「撮影」で設定した状態しか機能しない「簡易カメラ」状態です。

このとき、バックグラウンドでAndroidが起動しています。

30秒ほどすると
撮影画面の各種アイコンが「ぱたっ」と、綺麗なアイコンに挿し変わります。
これが、Android起動完了のサイン。カメラはここからフル機能使用可になります。

Android起動中のフォローを、独自のソフトウェアで補っている感じです。
電源投入の状態から、正規のAndroidアプリとして起動する「撮影」「再生」が立ち上がるまでを、シームレスに代行しています。
うまいこと考えましたねぇ…w とりあえず「Android起動しないと撮影そのものが不能」という状況は、見事に回避しています。
デジカメの面目躍如w

そしてAndroid起動後。
一般的なAndroid端末の3つボタンが右端にあり、そのまんまAndroid標準操作キーです。
ここで、ホームボタンを押すと

レンズが引っ込み、ホーム画面が現れ
このカメラは一転、素のAndroid端末と化しますw


この状況から電源ボタンを押すと、スマホ同様のスリープ状態になり
再度押しても

カメラとして起動しませんw


カメラからアンドロに乗り換え、撮った画像をwifi経由でネットに上げ、
そのまま電源を切り(正確にはOSのスリープ)、次に使おうとすると

レンズが出ないんですw


デジカメの姿をした機械の電源を押したらレンズが出ずにAndroid…
なるほど、並のコンデジユーザー層からすれば、これは違和感がある。
ここに「これはデジカメという機械である」という概念が邪魔してるんでしょうね。

無論フォローは完璧であり、Androidの動作状況如何に関わらず
シャッターボタン半押しで即「撮影」アプリが割り込み、レンズが出ます。
デジカメの面目躍如w

なお「撮影」の状態からスリープすれば、もちろんカメラ状態で起動します。
「撮影」というアプリの中断に過ぎないからです。

また、「デジカメ」という単機能デバイスに比べると、ズームやシャッターラグ等の基本動作はともかく、そのユーザーインターフェイス動作の端々は、お世辞にも俊敏とは言い難い。
再生も消去も、カメラと思って使うと、かなりもっさいです。
結局すべてがAndroid上のアプリとして動作している以上、カメラという単機能に特化して構築されたハードウェアに比べて不利なのは、致し方ないことなのです。

この辺が「思ったよりトロいうえに操作系統に癖がある使いにくいコンデジ」と評された要因でしょうか。
先代800cはハードウェアがさらに非力なので、なおのこと、この評価が現実的なものだったことでしょう。その実力の程がどんなものだったのか、機会を見て仕入れてみたいものですww



──総じて、これは決して「デジカメ」ではないです。
小型のミニマルな構成のAndroid端末に、ベーシックな高倍率コンデジの上半身を載せたようなものです。

それを理解して使えば、ものすごく夢のあるデバイスです。

なので、私はこの状態をして「スマートカメラ」と呼称します。
wifiしか持たないので、単体で通信出来ないことが惜しまれますが、それをやると電源がマッハになるのは明白ですw そこはポケットwifiなどで補いましょう。何の支障もないはずです。




で、このカメラで一番「やってみたかった」ことは…







デジカメで艦これが走ってる…www


(内臓・外部問わず電源の許す範囲であるが)暇なときは艦これを動作し
普通のスマホ同様についった常用可能
いかなる状況からもシャッター半押しで撮影可能
撮った写真をついったにシームレスに即上げ
他のデジカメで撮ったものをMicroSDなりwifi接続なりで取得・観賞することも可能

待ってました、こういうのw
個人的に最高ですw ものすごく遊べますコレ。




国内未発売という不遇に加え
いまはもうささやかな通販などによる流通も全くないのが、つくづく残念です。
ニコン御大USAでは未だ正規供給品で、そこそこいいお値段してますね。

幸い、見掛けたらそんなに高くないので、追々二号機も用意しておこうと思います。



【追記】
予備機を…と思っていた矢先でしたが

このコンセプトは近日中に、こちらに引き継がれる流れになりますね…
月末までに仕入れの見込み
http://gigazine.net/news/20120919-samsung-galaxy-camera-photokina2012/

作例とか
http://www.gsmarc.com/samsung/galaxy-camera/photo-quality-test-samples/
額面どおりこれだけ写るんなら、ニコンが勝てる要素がなにひとつ残らない0(¦3っ)っ


スマートカメラというコンセプトの、完成形といえるカメラは
かの半島大手・サムソンにありました。

(奇しくも私が勝手に称したスマートカメラというネーミングは、このサムソンが提唱していたのですねww)

すべてにおいて。まさしく「すべてにおいて」上回ります。


結局、主力は射止められなかったけど
そのコンセプトと有用性を示してくれたという意味において、このカメラは自分にとって「偉業」だったといえます。
偉大なる実験機にして希少のS810c、我が家のコレクションの殿堂入りですねw 

Posted at 2016/05/11 22:27:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 写真・カメラ | 日記
2016年05月07日 イイね!

紅い廃墟

久々に廃らしい廃へ…(← 



先月の某日。

岡山某所の、所謂「弁柄(べんがら)」工場跡に行ってきました。


弁柄ってのは、赤い顔料で
ひらたく言えば、鉄サビの一種。

これの工場跡ってのは、およそ何処であっても
顔料の粉塵で真っ赤に染まるようだ。

とことん赤い。紅い。



これがまた、血の色に似てるんだ。
(ヘモグロビンは鉄サビのようなものだからね)

血まみれの手で操作したかのようなブレーカー。

ずっと佇んでると、なんとなく背筋に来るものがあるのは
そんな色調に囲まれているからだろうか、とか



なお、ここの真髄は二階にあるのだが

油断するといきなり転落するw

階段を登って一歩めの半分が吹き抜け。
ゲームなら1ミスで済むところだが、生憎これは「リアル」だ:;(∩´﹏`∩);:

転落して血の色に同化したくなければ、慎重のうえにも慎重に…


ここは放置された運搬トロッコの群れとか、かなり面白い雰囲気の場所。


すべてナンバーが振られている。この手描き感が、またいい。

「いっちばーーん!!」



あ、もうすぐ一番のコもプライズ化するんだった。

かわいい。 かわいい。 大事なことなのでry

買うぞ、もちろん2つだw
入手の暁には、ここへ連行して是非モデルに( 


ひたすら赤黒い世界を堪能する。




言うまでもないことだが、とうぜん床も弁柄の粉塵がうず高く積もっている。
片膝でも付こうものなら、その瞬間に衣服が死亡する。(洗ってもまず落ちない)




この操作盤のある場所の床が、抜けてしまっているんだな。

かように各部に構造の劣化が進んでおり、特に二階に上がる階段とか
おっかなびっくり、掴まれるものには掴まりながら進んだため
私の手も、このとおり

持って行ったカメラが「Nex-7」だったのだが
このような訳で二階に上がった時点からレンズ換装が不可能になってしまった。
ズボンに触れることもできないのだ。
左手が完全にフェイルした状態での撮影は、なかなかに困難を極めた。

撮影レンズは、ほぼすべて
E 16/2.8(SEL16f28) + VCL-ECU1ウルトラワイドコンバータ」(フルサイズ換算で18mm相当)
E16mmは、このコンバータ込みの状態が、なかなかいいのだ。
皮肉なことに、単体ではほぼ使い物にならないE16mmが、本来この後付け光学系ありきで設計されていたのではないか位に化ける。
撮影目的には叶ったセレクトだったため、こと画角的には特に不自由はなかった。




野外の設備も紅い紅い。


別棟も赤い赤い。



新緑と青空が、それまでの赤い色の反動で
ものすごく鮮烈な色合いに見えた。



実はこの廃墟訪問、ある列車撮影の合間に訪れたもの。
その列車については、次回に…
Posted at 2016/05/07 12:02:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | 行ってきた | 日記

プロフィール

「ありがとう、さようなら 〇〇自動車 http://cvw.jp/b/648918/48739298/
何シテル?   10/31 10:15
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