(こういうキャラ付けってのは人間の勝手な妄想であって
実際そんなことを考えたり言ったりしてる訳ないのは重々承知ですが
あるていど、綿密な観察結果に基いた部分はあると思っています)
●J0044 「とーちゃん(CV;池田秀一」(仮名)

「野生化したはいいが結局センターの餌やり時間を当て込んだ半飼育のニートが八割」
と実際に豊岡センターが頭を抱えていたころ
そんな豊岡を離れたばかりか、未踏の地「鳴門」を選び定住を決めたフロンティア。
そして、なんと豊岡以外での自然繁殖を実際に成功した初のカップルの旦那様。
まさに「選ばれし勇者」。
さすがに登場当時は、些細なことにも警戒する、臆病ともとれるような慎重さが目立ったらしいが
今では多少の人間の動向など、意にも介さない。
こちらから追ったりするような愚行を冒さないかぎり、わりと目の前でも平然と歩いたり
泰然とした威風堂々の佇まいを見せる。
そして侵入者には一切の容赦をしない手厳しさを持ち合わせている。これもまた、開拓者であり一家の主という立場がそうさせるのか、あるいはそもそもそういう性格だからこそこの地で成功したのか。
そんなこともあって、沈着・高圧・傲岸不遜な侍キャラ。
尊大というかなんというか、その態度以上に実際、体躯がダントツにデカく頑健。
一家にとっては、強くて頼れる働き者の大黒柱。家族のためならどんな頑張りも辞さない、まるで野原ひろしのような男前とーちゃん。でもCVは池田秀一(←
これから数年~10年程が、まさに活動の最盛期を迎えるとーちゃん。
鳴門は任せたぞ!(何

「何かよくわからん事を言っているが…まあ、好きにさせておくか」
●J0480「あさひ」(実名)※以下注釈なきものは実名w

麗しき母。ステータス「ゆうしゃのつま」。
少し上反りの嘴と背中のGPSレドームが特徴で、すぐに解る。
とーちゃんと仲睦まじいカップルを組んで、はや3年
二年連続の子育てを立派に成し遂げた、強くて優しいかーちゃん。
とーちゃんほどではないが、並程度の体格にも関らず案外ケンカっ早い一面もある。
かつて侵入してきた雌個体と、熱い女の闘いを繰り広げたこともある(要は電柱の上で睨み合い)
子供たちと共闘して、巣の近辺にはるばる飛来した連中を迎撃したこともある(こともあろうに相手はとーちゃんの妹さん達であるw)
いつまでたってものんびり定住しうだつの上がらない子供たちを叱り飛ばしたこともある(こうやって独り立ちを促すのは自然なことだったりします)
肝心のとーちゃんとも一度大ゲンカやらかしたりもしてるけど、今はすっかり元のさや。
というわけで、黙ってれば麗しいのにすぐキレるお茶目さんな鳴門の女神さま。
うたちゃんももちゃん失踪時は電柱の上から寂しそうに呼んだりもしてました…よかったねぇ無事で。
(去年が過保護ぎみで今年は独立が早すぎた感。自然とは儘ならぬものである…)

ああ…母上さまっ、今日も麗しゅうございますっ…(*'ω'*人)
●J0140「蓮(れん)」

2017年生まれ三人兄妹の、一応長男的位置づけ。
いっつも兄弟のなる君といっしょだった。いまでもよくいっしょにいる。
関係を怪しまれるぐらい仲良しさん♂
性格は温厚そのもの、他個体との表立った争いごとも皆無に等しい。
親やニンゲンにいつも暖かく見守られてきたせいか
すっかり育ちのいいおぼっちゃまと化してしまったw
「来年はぼくも兄弟の面倒みるの手伝うよ!」と息巻いてかーちゃんに怒られた…なんて場面を写真からイメージして創作してしまったが
いざ蓋を開けてみると、なんと本当に「やさしいおにいちゃん♪」してしまっていたのだ!!
さあ、どうするかーちゃん。
弟のなる君にくらべると保守的なのか、ほとんど鳴門を出ていない。
若かりし頃には一緒に四国中央市、果ては聖地豊岡を表敬訪問したことはあるが、
いまではほぼ毎回、見掛けるといったら私の自宅から歩いて15分以内エリア。
つまり、私のご近所さんだw
棘のない立ち居振る舞いで威厳はまだまだだが、それでも恵まれた堂々の体格はとーちゃん譲りそのもの。

れん君おはよう、お気に入りのお電柱で背伸び。
(近過ぎるようですが大丈夫です。彼らは上から見下ろされることに神経質ですが、眼下に対してはまるっきり無頓着なので、脅かしたり大声出すような論外をやらかしたりしない限り、やさしく見守る分にはなんの問題もないのです)
今やすっかり、ウチの近所に各方面から集うた若人たちの兄貴分と化しているようだ。
●J0141「鳴(なる)」

2017年生まれの、一応次男的位置づけ。
いっつも兄弟のれん君と以下同文。
これまた性格は丸っこく、よく言えば温厚、わるく言えばボンボンw
いつまでたってもうだつの上がらないとこをかーちゃんにキレられ、なんと本当にその後生活拠点を移してしまった。
行き先は、小松島~羽ノ浦。
「兄弟、俺はそろそろ行くぜ。かーちゃんがうるさいしw」「ああ。お互い、頑張ろうな。」
「「じゃあな!」」(ハイタッチ)
…驚いたのがその後。
羽ノ浦の人気者となっていた彼が見掛けられなくなって数日。
飛び込んできた情報は──
なんと、早々に親元を旅立ち失踪していた「うたちゃんももちゃん」の、文字通り「お兄ちゃん」となって、三人で共同活動していたのである。
それも、はるか坂出の地で。
どんな巡り会わせでそうなったのかは本人にクラッタリング語で訊いてみないとわからんが、天文学的確率で出会った兄妹は、その後そろって鳴門へ戻り、しばし兄妹生活を営んでいたのだった。
れん君よりは冒険心があるようで、いまも時々行方不明になる。
そして何食わぬ顔でレンコン畑に舞い戻ってくるのだw

「やあっ♪」おかえり、なる君。
●J0181「歌(うた)」

歓喜の歌「第⑨」だそうな…そういうのしかないのか鳴門市よ…
(第9には、おもに仕事で散々ひどい目に遭ってるので以下略)
まあそれはさておき
かわええのう、かわええのう・:*(*'ω'*人)*:・
もういろいろと語彙が崩壊してますよ、おいちゃんは。
…そんなうたちゃんですが
一度ロストし掛けてます。
用水路で溺れました。巣の目の前で。
たまたま散歩に、巣の付近を通り掛かった人が居なければ
今頃「お通夜」が続いてます。
危なかったねぇ、うたちゃん。
ニンゲンの手で、危機を脱した経験もあってか?
二足歩行の我々を、無碍に敵視する様子はありません。
バタバタした目障りな動きでもしないかぎり、餌取りとかしながら
ひょこひょこ目の前まで歩いてきちゃいます。
ああ…かわうい…
そんな彼女、そして妹のももちゃん
ある日突然旅立ってしまった。
昨日まで、キューキュー鳴きながらとーちゃんからごはんを貰ってたのに。
去年と違い、今年は突然のことだった。
あまりの突然ぶりに、我ら人間はおろか
とーちゃんかーちゃんの行動様式すら変化に追いつかず
「子育てのための餌取り」行動が、しばらく直らなかったほど。
正直ロストを覚悟したのだが…
後日とうとう見つかったのが、なんと「坂出」
しかも、数日前まで羽ノ浦でうろうろしていた「なる兄ちゃん」と一緒だというのだから
まさに「アンビリーバボー」の世界である。

今はすっかり行動半径を広げ、岩国に居たり京都に居たり和歌山に居たり…
現在、桑名にいるとかいないとか。え?違う。既に浜松…
どこまで行くんや、ウチの子は…( ◞´•௰•`)◞
●J0182「百(もも)」

第⑨百周年? 知ったことか(←
ももちゃんは、 ワ シ が 名 付 け た ( *'ω'* ) ←名付け応募でおくれました;
(坂東の桃で「桃ちゃん」ってずっと思ってたんだけど、名付け公募期間が終わってたの_(┐「ε;)_ )
…そんなももちゃんですが
一度ロストし掛けてます。
用水路で溺れました。巣の目の前で。
たまたま散歩に、巣の付近を通り掛かった人が居なければ
今頃「お通夜」が続いてます。
危なかったねぇ、ももちゃん。
…あれ?さっきも書かなかったか?これ…
そうです。姉妹揃って、同じ日の、別の時間帯に
同じ用水路の同じような場所で出られなくなるという大事故があったわけです。
この日に二羽とも喪われてたらと思うと、もうそれだけで(つ﹏`c) ←こんなんなります。
うたちゃん同様、というか百合レベルでワンセットなので当然ですが
早々に独立宣言したうえに、坂出で兄のなる君と合流し
何食わぬ顔でそのままみんなで鳴門へ帰ってきてしまいましたw
今年の姉妹は、揃って「危なっかしいやんちゃさん」です…_(;3 」∠)_
れん兄ちゃんと餌場を散策

「ようし!お兄ちゃんがエサ取りの極意を伝授してあげよう!(どや顔)」
「「わーい!」」
「ずばり!「数撃ちゃ当たる」!打つべし打つべし!(いつもどおり地面をザスザス)」

「お兄ちゃんいい人でよかったねー」
「でもちょっと頼りない?」
「そだねー」
今は姉妹でのらりくらり転々としているようである。たまには帰っておいで;
〇J0132「彼女さん」(仮

たからくんと、最近とってもステディな感じの美人さん。
だが実は、元を辿れば
とーちゃんの妹さんである。
つまり。本当にこのままたからくんがゴールイン決めた場合。
とーちゃんは。
あのおっかないとーちゃんは。
たからくんの、本当の「義理の兄」になってしまうのだ!!!(←
この夏、ながいこと鳴門を空けてました。
どっかでたからくんとはぐれて、探しに行くうちに鳴門を離れてしまったのかしら。
そしてなんと、目撃証言は
たからくんの故郷・越前に至った!
132「まったくもう、たからってば、どこ行ったのよ…
あ、ちょうど良かった!ねえそこのあんた!ウチのたから知らない??
てゆーかさ、…ここ、どこ??」
ジモティー「え?…ここなら、たからさんの実家だけど」
132「……マジ?(くらっっ)」

暫く、たからくんの実家近くでのんびり過ごしたらしい彼女さん。
いつのまにやら舞い戻り
今日もたからくんと、なかよしなかよし…♪

「ちゅっちゅー♪」「よ、よせやい恥ずかしいだろ////」
もう末永く爆発してくださいwww
〇J0167「妹さん」(仮

飛来した「とーちゃんの妹さん」勢には、さらにもう一羽いる。
それが、この167号さん。
はじめて見た時、彼女はとーちゃんたちの住む巣塔の近くで
群れをなして飛び回っている、その一羽であった。
たちまち戦闘態勢に入るとーちゃん一家。
二羽が巣に上り、守りを固め、クラッタリングで激しく威嚇する!
そのときの写真には

とーちゃん家の周辺を飛び回る4羽含め、合計6羽ものコウノトリが一度に写っていた。
「にーちゃん何荒ぶってんのよ!私よ、わたし!」んなもん鳥にわかるわけないw そもそも会ったことがないww
黄色の二連足環が印象的だった。

その後、電車バックとか撮らせてくれたり
けっきょく冬中居座ってたり。
彼女は滋賀にも拠点を持っているようで
ここに居ないとなれば、おおむね琵琶湖周辺…長浜あたりに居るようである。
あまり諍いごとに首を突っ込みたがらない様子が見て取れる。
「あーあ兄ちゃんてば荒ぶっちゃって。私しーらない」飄々とした妹さんである。
◎J0138「たから」
前述
「たからくん。」に詳しいw

越前が定住の期待をこめて放鳥したものの、あっという間に鳴門へお引越し。
ただ、飛来当時はまったくのソロ。
いまや「犬も歩けばコウノトリに当たる」まで来た鳴門だが、その頃は
全部で5羽しかいなかったので、見付けようとすれば「太平洋でメダカ一匹」状態w
今となっては、大津段関の定住者。
性格はこう見えてまあまあ温厚。
いわゆる田舎の小ヤンキーみたいなもので、口は悪いが気はいいイキリ男子高校生のようなイメージw
地味に、このへんの若鳥達のリーダー的存在とも見られている。
なる君れん君たちにとっても、彼は仲間であり先輩なのだ。
なお、とーちゃんは相変わらず苦手なようであるwww

とーちゃん頭上旋回監視中

「また来たよ…しつけぇな… おぉい鳴ぅ、何とか言ってやってくれよぉ…お前らの親父だろォ?俺あいつ苦手なんよ;」
最近は男らしさも垣間見えてきたが、微妙にヘタレっぽいのもまた可愛げがあるのであるw
◎J0169「ほまれ」
コウノトリ達には、どうも「彼らだけが知っている」道筋のようなものがあるのでは?と考えられているらしく、全く規則性もなにもなくただ闇雲に餌場を求めて飛び回るのではなく、あるていどの情報共有やルート共有がなされているように見られている。
なにしろ、たからくんの後をルートごと辿るようにして

面識もなにもない、同郷の後輩ほまれくんが、ここ鳴門に辿り着いたのだ。
それも年齢6か月あまり、越前で期待をこめて放鳥後に至っては、僅か1か月ほどで、である。
当然だが、面識もないのに…である。
たんなる偶然とは考えにくい事例のひとつなのだ。

なお、降り立った場所は
私の家から歩いて10分ほどの範囲内だったwww
いいのかしら、君の名前は
今年ブランドデビューした越前のお米「いちほまれ」の、ほまれなんだけど…
「え、僕じゃん」

プロモーションキャラになるより
餌とり放題の当地を選んだか…(←
正直、臆病者。
ソロで居るとあまり近寄らせてくれない。あるいみ正常な警戒心を持っているともいえる。無理は禁物、なるべくお電柱してるところを撮るようにしたい。
そして、甘えんぼさん。いっつもたからくんの背中を追っている。
そんな彼だが
重大な宿命を背負って産まれてきた。
日本で最後の野生個体
「コウちゃん(後のJ018 武生さん)」の、直系の孫である。
つまり。
日本最後の野生コウノトリのDNAを宿した個体のうちの一羽なのだ…!
くちばしを損傷し、そのままでは衰弱死の運命にあった祖母・J018武生は
豊岡センターの手厚い飼育のもと、34年の永きに渡る天寿を全うした。
ほまれくん、野生の血脈を次代に繫ぐんだ。お前は運命の子。がんばれよ。

「……」

「…ん?」

「みんな…」
「水臭ェぞ、ほまれ。なぁに一人でいじけてんだよ、俺たちがいるじゃねぇか♪」
「たから先輩…」
…ほまれくん、君はもう、この鳴門で、独りぼっちじゃない。
日本最後の野生種の血統書を背負って、ここで強く生きて征くんだ。
これからも、ずっと。
そして、徳島にしかないこの電車をバックに、みんなで記念写真
はい、パチリ☆
★J0142 あさ

「私の分まで頑張ってね、みんな」
虹の橋から、見守っていてね。
先日惜しくも星になってしまった、若き旅人 J0193号と共に。
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書いてるうちに、徳島の定住者が
去年の3倍ほどに膨れ上がり、とうてい書ききることができませんwww
でも、やはり、数は増えても
それぞれに性格…人格とさえ言えるような「意思と個性」が、はっきりとあります。
だからこそ、眺めていて飽きない。
まだまだ撮るよ、とーちゃんもあさひママも気宇軒昂、そして若鳥達の人生は皆はじまったばかり。
撮って、見守って、応援してゆきます。