2016年10月10日
我が家の財務大臣も、財務大臣就任前は(自分の車はこれしかなかったからというのもあるが)FCにもよく乗ってくれた。まだあの頃は、HKSのハイパーマフラーで近接排気音(?)は94dBだったものの中間タイコが腹下にあって、車内でも大声で喋らなくちゃいけなかった…。その後のトラストのTRはインナーサイレンサーを入れなくちゃまともに街中も走れなかった…でも、中間タイコがなかったから車内は意外と普通に喋れたな…。大臣就任直前にFCを今の仕様に完成させてからというもの、大臣就任直後から隣に乗ることはめっきり減った。
理由は以下の通りである
・車高が低くて乗り降りが大変
・ドアが大きくて重いため、乗り降りや周囲に気を使う
・うるさい
・恥ずかしい
・異音が多くて今にも壊れそうな気がする
私も随分と歳を重ねた。RE歴も20年近くなり、今のFCだけでも14年乗り続けている。SAも自宅の車庫にナンバーを切って置いてあるが、エンジンもかけなくなった…。やはり、「唯一孤高のロータリー」と言えど家族は大切である。また「スポーツカーなんて、一人で走りを楽しむものだ」なんて言えないお年頃である。そうだ…車だけの生活じゃ、周囲の人において行かれてしまう…寂しい老後はいかんともしがたいものがあると考え始めた。
クラッチが嫌なんじゃない、敷居を低くしたいんだ。
低く構えたフォルムに恥ずかしさを覚えたんじゃない、隣(後ろ)に乗る人を思えばこそなんだ。
REが大切なように、私の周りにいる人たちも大切なんだ。
そう思い始めたら、考えは加速していく。
13B(←ここ重要)を積んでいて4ドアで…これから先も乗ってて楽しく、家族で乗れる…家族誰でも乗れるATで…もう、これしかない!!
最終型のルーチェだ。
最悪、今のFCのすべてを載せ替えれば、馬力も耐久性を考えて260馬力程度で…ECO CPUでも動かせる。ATがダメなら、MTで公認をとれば後10年は楽しめるんじゃないか…。カラーはベージュでも良いな…白もお洒落…ツートンなんていうのもなかなか粋じゃないか…。
早速中古車アプリを見るものの、レアすぎてあるはずもない(涙)
そして私は進言する
私:「FCは乗るのは気合いる?」
財務大臣:「あまり乗りたいとは思わないな…」
私:「だったら4ドアならどうだろうか?」
財務大臣:「エイト?」(←エイトがわかるあたり、「門前の小僧習わぬ経を読む」状態)
私:「いや、今のFCのすべてを載せ替えてルー…」
財務大臣:「次はアルファードとかエルグランドあたりが良いなぁ」
私:「ですよねぇ~(笑)でも、でかすぎて運転できないし、通勤距離が短すぎてもったいないよ(汗)」
財務大臣:「じゃ、自転車で通えばいいじゃん!車なんて、私が乗らないんだから本来1台で良いんだよ」
私:「…ですよね…」
…おっしゃる通り、ごもっともである。二の句も告げない、完全ノックアウトである。余談であるが、我が家には、ナンバーを切ったSAと現役のFCとその他にもCB400SF、さらには原付まであるのだ…。ほとんどが私の趣味である。したがって、財務管理を任せている以上大臣が「乗り気」にならなければどんな計画も動かないのである。
何事もうまくいかないわけでもなく、FCのアルミハブを交換しようと考えたとき「値段が倍になっても、安心して乗れる純正品にするべきだ。そのために予算を組もう」と言ってくれた男前っぷりに、私は「有難味」すら感じている。
我が家の財務大臣は「やらないなら、やらない。やるなら、徹底的に。」である。
またしても、撃沈である。
捕らぬ狸の皮算用。
Posted at 2016/10/10 11:57:11 | |
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