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国道１７号の群馬と新潟の県境に位置する三国峠。その頂点にある『三国トンネル』が、今年の３月に新設の『新三国トンネル』に切り替えられた。


随分以前にもここに書いたと思うが…国道17号というかこの三国峠に妙な思い入れがあり、毎年夏頃に『意味も無くただ三国峠を越えて帰ってくるだけのドライブ』をしている。で、今年は上記の通りトンネルが新しくなったという事もあり、ちょっと先んじて行ってみようと思った次第。


毎度の如く、国道１７号を下道でダラダラ下っていく…のだが、今回はちょっと途中迂回？して、県道４号→国道３５３→県道７０号と赤城山の麓を行き、そこから更に『利根沼田望郷ライン』に転進。



この『利根沼田望郷ライン』は景色も良く素晴らしい道路なのだが、通る人も少なくいつも空いている。故に、走っていても気持ちが良いし、停まっていても気持ちが良い。途中の『貝野瀬ビューポイント』で日が暮れるまでボーっと景色眺めて過ごす。


で、沼田市街を経由して国道１７号に戻る。後はまたダラダラと１７号を下る。月夜野から猿ヶ京温泉を通過し、いよいよ国境越え。たまにしか来ないけど何となく感覚が染み付いている道路をひたすら登る。



そして頂上で新三国トンネルに。当たり前なんだが旧来のトンネルに比べたら格段に広く明るくなって通り易くなったなぁ…と。トンネル抜けたところで小休止とクルマ停めたら、インパネに『路面凍結注意』の表示が…外気温３℃だって！やはり標高１０００m超え…５月といえどナメたらアカンという事か。。。


苗場、田代、三俣…と通過して、あとはひたすら下り。下りきったところにある『湯沢道路ステーション』が本ドライブのいつものゴール地点。今年も無意味に来ましたよー…っと。
普段は空いてるんだが、連休中という事もあってか車中泊な方々が沢山停まっていて…何となく居心地悪い？居ちゃ悪い？様な気がした。




で、あとはホント、引き返すだけ。


特別な事は何もしないし、何も得ない、浪費ばかりの、無駄ドライブ。

個人的には、だから良いんだけど。

『慣らし』では距離稼ぐために高速道路を走るワケだが…今回、正にこのために使ってくれと言わんばかりの方法を知る事ができたので記しておく。


端的に言えば『高速280kmを料金290円で走る方法』


『高速　大回り』でググると丁寧に解説してくれているページが幾つも出てくるので詳しくはそちらを参照して頂きたいが…要は、出発地から「外環道を挟んで」「コースが重複しない様に」「最短経路の２倍以内の大回り」をして、出発した隣のインターで降りると、「出発ＩＣ⇒到着ＩＣ」の最短距離の料金になる、というものだ。


…意味不明だと思うので、実際に今回の慣らしで使ったルートで説明する。





①関越道・川越ＩＣ⇒②大泉JCT⇒外環道⇒③三郷JCT⇒常磐道⇒友部JCT⇒北関東道⇒栃木都賀JCT⇒東北道⇒白岡菖蒲JCT⇒圏央道⇒④圏央鶴ヶ島ＩＣ　…約280km

①から②、つまり外環道に入るまでの経路はそもそも最短なので無問題。ポイントになるのは③⇒④の経路。

③⇒④の最短ルートは「三郷⇒常磐道⇒つくばJCT⇒圏央道⇒圏央鶴ヶ島」の118km。
で、上記の北関東道経由の大回りルートでは223km、つまり『最短経路の２倍以内』に収まっている。

そうすると、『①⇒②＝最短』『外環道を経由した』『③⇒④＝最短と見做す』という組み合わせでこのルール（参照：NEXCO東日本⇒https://www.driveplaza.com/info/detail/syutoken_seamless/fee.html）が適用されて、料金は『①⇒④の最短ルート』分に後で調整される。

「後で調整」なので…実際の走行時は各々の区間で正規の料金が表示されるが、2～3週間後くらいに確認すると『ETC特別区間割引』が適用されて、写真の様な結果（※これは軽自動車料金）になる（参照：ETC利用明細サービス：
https://www.etc-meisai.jp/toll_fare_adjustment_down_cred.html）。





久し振りの慣らしのタイミングでガソリン高騰してて参ったなぁ…と思ってたところ、この神様みたいなルールに大いに助けられたのでした。