仕事の予定が客先都合でズレ込んでしまい、昼間にポッカリ時間が出来た…ので、ここぞとばかりに出掛けてみた。
行先はベトナム国鉄ハノイ駅!念願の『ベトナムでテツる』を決行するのだ!
気持ちとしてはベトナム縦断、終着駅のサイゴン(ホーチミンシティ)まで行ってみたいところだが…1番速い列車でも30時間(!)とか掛かるらしいので流石に無理…今回はここから2駅先までのチョイ乗りとしておく次第(それでも時間にして1時間半くらい)。
ちなみに現地のベトナム人エージェントに「ハノイ駅に行って列車に乗りたい。途中駅で降りるからそこで(クルマで)ピックアップしてくれ」とお願いしたら、完全に「(゜Д゜)ハァ?」ってリアクションだった(笑)。
基本的にこっちでは『鉄道マニヤ』という存在が無いし、そもそもこの地では鉄道という交通手段はかなりマイナーな存在なので、わざわざ『乗ってみたい』というこちらの気持ちが理解出来ない様である(ちなみに彼も過去1回しか乗った事ないとの話)。
しかし、意気揚々で駅に乗り込み切符を購入しようと思ったら…お目当ての列車は「出発が遅れる。いつ出発するかは判らない」との事…遅れている理由もハッキリせず、本当に動くかどうかも疑わしい…つまりこんな程度の運行管理だから、交通手段としてマイナーなんでしょうな。。。(^^;
この後には予定があるので、さすがに時間無制限で待っているワケにもいかない…残念ながら、今回は諦めるしかなさそうだ。。。改札口は扉で締め切られ鍵が掛かっており、検札が始まらないとホームにも入れない…ので、念願の列車を目の前にしながらガラス窓越しに眺めるだけの結果になってしまった。。。
今でもここから中国には鉄道で行けるらしいし、過去にはその先まで国際列車が走っていたとの事…つまりここは歴史的にも現在でもインターシティのターミナルという事だ。そう思って駅構内をゆっくり見て回ると、ちょっと感慨深いモノがある。
VIP待合室の上に掲げられた国際時計…アメリカ・ニューヨークの時刻だけが外されたままになっている…これは、この地が北ベトナムとして存在し彼の地を敵国と見做していた頃の名残なのだろうか?…なんだかちょっとリアルな『歴史』を垣間見た様な気がした。
Posted at 2014/08/21 22:34:06 | |
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鉄分 | 日記