
アウトランダーPHEV を2日間お借りし、長距離ランナーである BMW320d の後任として検討しました。
ツーリングコースは埼玉から南房総往復400kmあまり。

●車の印象
・乗り心地がいい。 細かな振動がなく滑らか。 タイヤは重いからドスンと来るときは来る。
・スタート時静かだが、50kmぐらいになれば他の走行音が大きくなり、他車との優位性はそれほど無い。
・モーターだからCVTのような空回り感もなくそこそこ力強い。車重1.9t もあるけれど重さを感じない。
・ハンドリングは軽すぎず重すぎず自然。
・重くて重心高いのに、コーナリング時の踏ん張り感が良い。 4WD +AWC のせい? ランエボに乗ってみたくなったよ。
・ドアの閉まり音もズンとして良し。

●プラグインハイブリッド
EV優先とか充電優先とかモードがあるが、全てノーマルモードで走行。これは、EV、エンジンによる充電、エンジンから直接モーターへ配電を適宜選択 or 平行動作してくれる。 結構頻繁に変更される。
パドルで回生(いわばエンジンブレーキ)の強さをB0〜B5 まで6段階に操作可。 B0は空走モード電気も燃料も使わない。1日目は使わなかったが2日目は結構使った。
満充電、ガソリン満タンで スタートし、途中道の駅で1回だけ30分の急速充電した。
425km でガソリン 23.84L消費 17.8km/L 。
途中充電した分の距離を EV定格値60kmの8掛けとして50kmをマイナスすると 375km/23.84L = 15.73kkm/L
最初から電池空っぽつまり単なるハイブリッド車としてなら 325 /23.84= 13.6km/L あたりか?
ガソリンタンクは45L 。 安心できる走行可能距離は 40 x 13 = 450km + (50km X 充電回数)
途中充電しないと決めつければいいけれど、充電場所が空いていればやはり充電したくなる。すると30分は動けなくなる。 次の充電場所はどこ? 充電のために俺は走ってるのかと非常にイラついて来る。本末転倒。

● PHEVは自車で充電できるから 充電設備では 100%EV車に譲らないといけないらしい。 以下の最後の方。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/1049461.html
メーカーのトヨタがPHEVについてはそういう認識を持ってるんだからそうなんでしょうねぇ。
そんないざこざの種抱えて走るのも嫌だなぁ。

●その他細かい事
・ACC の動作は BMW (2014年モデル)より洗練されていない。 自動停止時いちいちブレーキ踏まないといけないとか、2輪車を認識してくれないとか。
・ACC セット方法も BMWに比べると洗練されていない。(setが下きレバーだけとか、resumeボタンで再セットや再発進できないとか)
・インパネに 「ブレーキ」だったかの黄色いアラートパネルが突如出るが、誤認識じゃないのか? 2日で4回ほど。
・ACC走行時 ピーピー音が時々鳴る。後方からの追い越し車アラートでもなさそうだし、前方車両発見でもなさそうだし。音だけで表示がないからなぜなるのか?どうも鳴るルールがわからん。
・シートの立て付けが悪い。強めブレーキではシート前部を支点として後部が持ち上がる。

●結論
BMW 320d は満タンで 1000km走れるし、充電の無用な心配しなくて良いし。車としての基本機能もかなり良い。
これでいいじゃん^^
アウトランダーはAC電源など他にもいいところあるけれど、現状の充電インフラでは EVも PHEV も選択出来ないと実感しました。 値段もオプションのナビや安全装備、諸費用など入れると500万コースだしね。
逆にPHEVではないノーマルのアウトランダーが、あのしっかりしっとりした乗り心地なら、いろんな面倒なことを抱え込むことがないし、いいかもしれない。値段も300万ぐらい。
Posted at 2018/02/01 20:03:38 | |
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