実車購入までの気休めにと購入し始めたGT-Rミニカーでしたが、実車を手に入れた途端、収集にさらに拍車が掛かってしまいました。
長年収集してきましたが、本日やっと、真の意味でのフルコンプリートが完了しました。
1/43スケールのBNR34ミニカーは、エブロ、京商、RAI'S、インターアライド、イグニッションモデル等々の各メーカー、市販車からレースマシン、パトカー、ディーラー見本に至るまでほぼほぼ全てのジャンルで入手してきましたが、時々、正規の商品ラインナップとは異なるイレギュラーなモデルが存在します。
今回、コレクションの集大成として入手したのはこのモデルです。
上から2段目のJGTC2000 ユニシアザナヴィ スカイライン(台座修正品)です。このモデルには同様の車輌が3つ存在しますが、各々発売の経緯が異なります。
上段:初版品
中段:台座誤記による修正品
下段:エブロP4からの再販品
ザナヴィの英語表記がZanavi(初版品)と誤記された為、XANAVIと修正されたものですが、テプラ貼っただけのやっつけ仕事。クオリティーの欠片もない状態ですが、これでもメーカー正規品として販売されたもの。これをバージョン違いと考えるのがコレクターの性分。
今ほどネットが発達していなかった当時、自分の買ったものが唯一の正義と思っていましたが、調べてみると色々曰く付きのモデルがあって、あとからコツコツ捜索していました。
他にはこんなものも。
JGTC2000 ロックタイトゼクセルGT-R
上段:シーズン前期モデル
中段:シーズン後期モデル
下段:エブロP4からの再販品
前期/後期の違いはリヤバンパー横の赤いスポンサーステッカー有無のみ。外箱のモデル表記と品番は、
前期:GT-R JGTC 2000 LOCTITE RED/WHITE(124)
後期:LOCTITE ZEXEL GT-R WHITE/RED(124/2)
形式上は別モデル扱いのようですが、パッと見では同じモデルと誤判断しても不思議ではありません。
当初より後期モデルの販売が計画にあったのなら、順番通りの品番125が割り当てられるところ、急遽割り込まれたモデルであることが分かります。
一方でトミカなどの玩具ミニカーとは違い、この手の精密ミニカーは通例として、市場人気により品切れとなっても再生産を行うことはほとんど無く、仮にそれに準ずる対応をしたとしても、全く同じ仕様で生産されることはありません。どこかしら変えてきます。二度と同じ仕様は製造・販売されないのです。
124はニスモのエースマシンで当時人気モデルで増産を検討したいが、全く同じ仕様での再生産は行わず後期仕様とし、モノが変われば品番やモデル名も変わるが125は他のモデルに割り当て済みのため、124/2という変則的な品番をつけて販売した、と推測します。
商売上手というか、コレクターはまんまと術中にハマってますが、こんな事情もあり、「ミニカーは一期一会」、「見つけた時が買い時」。次の機会になんて思っていると売れてしまって入手困難になっていたり…よくあることです。
他にも有名なところでは伝説のチャンピオンマシン、JGTC2003 ザナヴィニスモGT-Rがあります。
上段:初版品
中上段:再販品チャンピオン台座
中下段:エブロP4からの再販品
下段:ニスモフェスティバル限定品
特に再販品のチャンピオン台座は、最盛期3万以上で取引きされてました。上2つは台座の文字以外モデル自体は全く同じものですが、下2つはモデルの仕様も若干異なります。ご紹介の#23号車以外にも、この年は#22号車および#12号車カルソニックにも同様の仕様違いが存在しています。また初版品にはチャンピオン記念のニスモ外箱に入ったチャンピオンBOX(ニスモフェスティバル限定70台、滅多に市場に出てきません!)、翌2004年にチャンピオンを取ったZとの本山哲2台セット品など、バリエーションに事欠きません。
まだまだあります。N1仕様のプリンス東京
左サイドに違いはありませんが、
右サイドは一目瞭然!
青い箇所の色味が異なります。日焼けのせいではありません。当初、下段の明るい色味で生産されたものの大人の事情で回収、色味修正し最終的に販売されたのが上段のモデル。発売前に回収されたものの、一部が流出した格好です。
コレクターは全部揃えたくなっちゃいます。
これで完結・・・(になってほしい)
Posted at 2021/06/06 23:24:00 | |
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ミニカー | 日記