「またか・・・」という言葉しか出てこない

遭難：岩手山で男性不明　初冠雪に捜索難航　／岩手

救援要請が30日で、食料も雨具も無し、おまけに2日には初冠雪。

うん、間違いなく死んでる。
下手したら冠雪前に死んでるかも。

生きてたら多分登山家として天性の才能がある。


ビーサンにジャージとか、呆れて何も言えない。
私がそんな格好だったら、恥ずかしくてコンビニにも行けない。


この手の遭難事故で多いのが、「電話さえ繋がればすぐに救助（ヘリ）が来てくれる」という勘違いだ。

こういう自殺志願者（断じて登山者ではない）は多くの場合、自分の現在地を把握できていない。
登山道上にいるならまだマシだが、道迷いとなると捜索は難航する。
中には自分が登っている山の名前さえ知らないヤツまでいるから恐ろしい。

例えヘリが飛んだところで、そんなヤツ探しようが無いのだ。
それに、風・雲（ガス）・雪のどれか一つでも強ければヘリは飛ばない。
そうなれば陸路での捜索しか無いわけだが、これも二重遭難の危険性が伴うため、夜間の捜索は基本的に行われない。

どちらにしても、現在地の把握できていない遭難者は、例え連絡がついたとしても、その場で一夜（場合によっては二夜三夜）を明かす覚悟が必要である。
だからこそ水・非常食・雨具は絶対に必要なのだ。

安易な気持ちで山に入るべからず。
山は死者の世界である。
生きようとする意思を見せない者はあっという間に連れていかれてしまう。