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黒鉄のブログ一覧

2018年12月10日 イイね!

燃費ジャンキーとスピードジャンキー

ROCKでのオフにて、スピードジャンキーの方達と語り合った。
スピードジャンキーというと多大に語弊があるかも知れないが、私自身が燃費ジャンキーを自称している対比として便宜上そう呼ばせていただく。要するにサーキットを全開で駆け抜け、タイムの短縮に全力をかけている方達である。
そういう方達と語り合ったことは一度や二度では無いが、毎回思うのは「やはりチューニングの内容には共通するところが多い」ということである。

そう、スピードジャンキーも燃費ジャンキーも、考えていることは結局「1滴の燃料からどれだけ効率よくエネルギーを取り出し、路面に伝えるか」であり、「熱効率の向上」という自動車誕生以来の至上命題なのだ。

ではスピードジャンキーと燃費ジャンキーで最も違うところは何か?
それはタイヤの使い方というか、タイヤに対する考え方ではないかと今回のオフで思った。

「速く走るにはリアタイヤの使い方が重要だ」と、あるスピードジャンキーの方が言った。
話を聞けば「なるほど、確かにその通り」と理解はできた。
しかし、燃費ジャンキーである私の持論は「突き詰めるとリアタイヤなんか要らない」である。
この違いはどこからくるのか?

私なりに考えてみた結果、クルマの動かし方の差が一番の原因ではないかとの結論に至った。
下の図を見てほしい。
少しきつめのコーナーを曲がる際の車速の変化を簡単に表したものである。

「できるだけ高い速度を維持し、ボトムスピードを落とさないように走る」というプログラムを燃費ジャンキーとスピードジャンキーがそれぞれ実行するとこうなる。

ここで燃費ジャンキーが一般ドライバーともスピードジャンキーとも決定的に異なる点はどこかお分かりいただけるだろうか?
そう、加減速が無いということである。
加減速が無い=前後の加重移動が無いということが、リアタイヤに対する意識の決定的な違いの原因であると私は考える。

加減速をすると車の前後バランスが崩れる。
バランスが崩れた車が転覆しないために、加速時はフロントタイヤに対してリアタイヤが、減速時にはリアタイヤに対してフロントタイヤが支えとして必要になるわけだ。4輪車が4輪車である所以である。
では車の前後バランスが絶対に崩れないと仮定するとどうなるか?
前後バランスが保たれたまま一定速で移動する物体なら、タイヤは4つもいらない。
これが「突き詰めればリアタイヤは要らない」という持論の根拠である。

私が理想とするのは、前後だけで無く、左右の荷重移動も起こらないコーナリングである。
荷重が移動する時、そこには必ずエネルギーロスが発生する。
エネルギーロスを極限まで減らすには、50km/hだろうが100km/hだろうが駐車場内を徐行している時のような挙動が理想である。
Posted at 2018/12/10 23:34:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年12月03日 イイね!

独り言

次回の車検は通さず、廃車することを決めているMyヴィヴィオ。
現在は空力実験車として色々思いついたことを試しているが、中でも大きなテーマの一つが後部負圧域の減少だ。

ルーフから吹き下ろした気流、側面から巻き込んできた気流、リアバンパー下部から巻き上がってくる気流、これらが絡み合って車両後部に渦を作り、その中心には強力な負圧が発生する。
車両後部に負圧が発生するということは、車両が後ろに引っ張られるということである。

燃費改善のためにはこの負圧をできるだけ小さくしたい。
一番手っ取り早いのは、負圧の中心に向かって、正圧の気流を当ててやることだ。
で、色々調べていたらこんな特許を見つけた。
https://www.fujikin.co.jp/csr/stp/sou/patent_download.php?id=13050008

要は上からの気流と下からの気流を分断して、渦ができないようにしてやろうというものだ。

しかしこれはあまりスマートとは言えない。
走行速度より速いエアーを吹き出すためには、何らかの動力が必要になる。
特許の詳細では送風機の使用を想定しているようだが、その送風機を動かす電力はガソリンを余分に消費して発電したものである。

もっと単純に、有り物でなんとかできないか、と頭を捻ってみたら、
「センター出しマフラーでリアバンパーを貫通させて、テールパイプをやや上に向ければ負圧の中心に近い位置に正圧の気流を当てられるのでは?」という考えが浮かんだ。

これはなかなかいいアイデアではないのか?とニヤニヤしていると、ある車の事を思い出した。
こいつだ。

みんな大好きパガーニゾンダ。
こいつのマフラーは見事に車体後部中央に陣取っている。

他にもランボ・アヴェンタドール、フェラーリ458、ブガッティ・ヴェイロンなど、車両後部ど真ん中とまではいかなくとも、比較的それに近い位置から排気しているスーパーカーは多い。

これはもしかすると、「排気ガスを車両後部中央に近い位置から噴出することで負圧域を減少させる」というアイデアが正しいということを意味しているのかもしれない。

もしそうであるなら、一般乗用車であっても、センターのできるだけ高い位置から排気することでドラッグが低減され、加速や最高速にいい影響が出る可能性は十分にあるはずである。

リアバンパー貫通センター出し。
重箱の隅をつつくつもりなら、試してみる価値はある。
Posted at 2018/12/03 22:18:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | テクノロジー | クルマ
2018年11月18日 イイね!

ロールセンター高について解説

栃木でのオフでたくさんの方にウチのヴィヴィオを乗っていただいて、多数感心の声を頂き、できればどこかで動態保存したいというオーナーの意向にも肯定的な意見がでたものの、現実問題なかなか難しい。

というわけで、ヴィヴィオが廃車になってしまったあとでも、せめてその理論というか、何が起こっちゃったのかぐらいは記録に残しておきたいと思い、本記事を執筆することにした。

一応書籍等を参考にしてはいるが、いかんせん素人の書く記事なので、細かい誤りなどあるかもしれないということは先に謝っておく。

なお、今回作成した画像について補足しておくが、新型車解説書内の構造図から確実に寸法のわかる個所として、ドライブシャフトハブ側のスプライン中心からハブボルト中心までの距離(50mm)を基準とし、おおよそ1ピクセル:1mmとなるようリサイズしたあと、トレッド間1220ピクセル(1220mm)となるよう反転画像を配置したものを作り、そこからリサイズを行っているので、画像内の距離感については実車と同じと思っていただいていい。

前置きが長くなってしまったが、ヴィヴィオのフロントサスに使われているマクファーソン・ストラットのロールセンター位置の求め方は、まずストラット軸と直角方向に線を引き、その線とロアアーム取付角度の延長線との交点を求める(交点を画像内に収めると非常に横長になってしまうので、説明画像ではトリミングしている)。
そして、その交点とタイヤ接地面の中心点を結んだ線を左右それぞれ引くと、その交点が静止状態でのロールセンターとなる。
このロールセンターという物は、車がロールして左右のサスが伸縮するとその位置も連続して変化していくが、そのあたりを説明していくと非常にややこしくなるので、今回は静止状態だけを考える。

まず、ノーマル状態はこんな感じである。

(図中の水色線は、比較のためにロアアーム先端同士を繋いだものです)

ここでは画像の下端を接地面と仮定しているが、そこからロールセンター中心までの距離は元の画像で127ピクセル=127mmであった。

では、ここから車高を15mmアップするとどうなるか?
車高が上がる場合、ストラットの頂点とロアアームのボディ側は固定されているので、ロアアーム先端が下方に移動することになる。
したがって、画像内でロアアーム先端の点と、それに連動して動く接地面中心をそれぞれ15ピクセル(=15mm)ずつ下に移動してみたのが下の図である。


どうだろうか?
ロアアームの移動量は、わずかにボールジョイントのボール半分ぐらいである。
にも関わらず、ロールセンター位置は大きく上方へ移動しているのがお分かりいただけると思う。
この状態では、接地面中心からロールセンターまでの高さは174ピクセル(=174mm)、つまりノーマル状態から実に47mmもアップしている。

勿論ボディが持ち上がっているわけだからそれに伴って重心高も上がっている。
しかし、仮に車高の上昇分だけ重心高が上がったとしても15mmである。
実際の重心位置にはバネ下の重さも関わってくるため、ボディが15mm上がっても重心高は15mmも上がらない。
つまり車高を上げるとロールセンターと重心が近づくのだ。
逆に、ロアアームがバンザイするほどローダウンしてしまうと、ロールセンターは地面より下まで下がってしまう。
車の重心を地面より下に下げるなんてことは物理的に不可能なので、ロールセンターと重心の距離は大きく離れてしまう。

ここに「低重心」という言葉の落とし穴がある。
確かにローダウンすれば車の重心位置は下がる。
ただしそれは「地面に対して」である。
車をロールさせる力、ロールモーメントは「(重心にかかる力≒遠心力)×(ロールセンターから重心までの距離)」で決まる。
重心が下がっても、ロールセンターとの距離が離れると、逆にロールは増えてしまうのだ。
そのため、増えたロールを押さえつけるために固いスプリングやスタビライザーが必要になり、乗り心地が悪くなり、車重が増えて加速や減速にも悪影響がでる。
車重が増えれば当然遠心力も増え、結果更にロールが増える悪循環である。

逆に、重心が上がったとしてもそれ以上にロールセンターが上がれば、ロールは減る。
更にそこから軽量化したり、重量物の位置を下げたりして重心位置を下げていくチューニングをすれば、重心位置とロールセンターはどんどん近づき、ロールモーメントはどんどん小さくなっていく。
車が傾くからスタビライザーなんてものがいるのであって、そもそもロールしなければスタビライザーなんてものは要らない。
スプリングも柔らかいままでいいから、ロールを抑えつつ路面のギャップで跳ねない足になる。

これがウチのヴィヴィオの秘密である。

大事なのは「地面から重心までの高さ」ではない!
「ロールセンターから重心までの高さ」なのだ!
例えどれだけ重心が高くても、ロールセンターが重心高と同じなら、理論上全くロールしない車が出来上がる。
ただし重心が高すぎればコーナー外側タイヤの接地面を支点として、てこの原理で内輪が浮き上がってしまうが…。

このように、マクファーソン・ストラットに限って言えば、ロールを減らしたければ、ローダウンより先にバネ上の軽量化&マスの集中化を行うべきであるというのが私の見解である。

勿論「見た目が一番大事だからローダウンするんだ!」という方を私は否定しない。
しかし、サスチューニング=ローダウンという安易な考えでローダウンしたり、「なんかこのパーツ、社外の強化品があるらしいから交換してみよう」と思う前に、一度立ち止まって「自分はこの車で何がしたいのか?この装備は本当に自分の車に必要なのか?」ということを考えてみてほしいと思うのである。

長々と読みにくい文章を書いてしまったが、この記事がチューニングという薄暗い裏通りに点在する泥沼を回避する助けになれば幸いである。
Posted at 2018/11/18 22:44:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヴィヴィオ | クルマ
2018年11月11日 イイね!

気になるお店を覗いてきた

先週ヴィヴィオで栃木から滋賀まで帰ってきて、関ヶ原越えて木之本までもうちょっとというところ、「あーやっと地元に帰ってきた」って気分になりかけたところで、道端に凄いもの見つけちゃったんですよ。

で、家に帰ってから、さっき見たものが何だったのか調べてみたら、カフェレストラン的なお店だということがわかったので、早速覗きに行ってきました。

お店の名前は「Cafe.K」、バイクのライダーの間では結構有名な店らしいのですが、どんな店かっていうと

店内に360が鎮座しております。

席の方はカウンター8席、テーブル10席のこじんまりしたお店ですが、ライダーさんがひっきりなしに入ってきてました。
団体で行く場合は前もって連絡したほうがいい感じですね。

更に見逃せないのは店の外!
敷地内を見回せば…

ドン!


ドン!!


ドドドン!!!


更にドン!

っていうお店です。
ちなみに、これらはオーナーの旦那さんのコレクション兼ストックとのこと。

今回頼んだメニューは
大人様ランチ(オムライス+ハンバーグORチキン)


ロコモコセット

でした。
美味しかったです。
Posted at 2018/11/11 16:58:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | ヴィヴィオ | 日記
2018年11月06日 イイね!

VIVIOだいすき!コミュニティ 関東圏オフ に参加してきました

VIVIOだいすき!コミュニティ 関東圏オフ に参加してきました今年もスバルの工場祭が中止になっちゃったので、その代替オフという位置づけです。

前日が祝日で、時間だけはいっぱいあるということで、往路はケチって下道オンリーで滋賀から栃木まで走りましたよ!15時間かかりましたよ!
今回の旅の最大の目的は、来年4月で乗り換えが決まっているウチのヴィヴィオを、少しでも多くの人に乗ってもらう事、そして「車高を下げてバネを固めるだけがサスチューニングじゃない」んだと知ってもらう事でした。

おかげさまで、ほぼ全ての参加者さんにウチのヴィヴィオを試乗していただきました。
皆さん一様にステアリングを切った瞬間に「おっ!」「あ~!」「なるほど~」と驚きの声をあげられていました。
大体共通した感想としては「ホントに純正(RX-R,GX-R用だけど)足なの!?」というもの。
「ボディも含めてガチガチに締め上げた足みたいな乗り心地」
「純正足でここまでできるなら車高調って何なんだ」
「確かにこのロール量ならスタビなんか要らないわな」等々。

走って楽しい足回りという物の従来とは別方向の解答の一つとして皆さんの記憶に刻み込むという目的は十二分に達成されました。ありがとうございました!
あとは12月のROCKオフがウチのヴィヴィオに乗る最後のチャンスになると思われますので、気になるヴィヴィオ乗りの方は是非ご参加を(笑

で、もう1個の目的がコイツ↓のテスト
https://www.star-corp.co.jp/product/detail100673.html
TJAR参加選手御用達の寝袋です。
以前自宅の庭で使ってみたんですが、その時はそこまで厳しい気温でもなかったので、今回車中泊で再びテストしてみました。
外気温5度前後で上半身はライトダウンジャケット、下半身は薄手のパッチに夏山用ズボン、中厚の靴下1枚という服装で寝てみた感想は「少なくとも寒くはない。Warm未満Comfort以上。」といった感じ。
膝を曲げた状態(膝頭と生地が密着)だと若干冷たさを感じるが眠れないほどではないので、夏山でなら軽量化の大きな武器になることは間違いないと思いました。

あと、2次会への移動前にみん友のBlack s204さん(元S204オーナー、現在S204納車待ち中)から「近くにいるので是非お会いしましょう」とのメッセージが届き、お会いしない理由がないので解散後に個人的にお会いしたのですが、それはまた別のお話。
Posted at 2018/11/06 21:29:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヴィヴィオ | クルマ

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「とりあえず9月の信州サンデーには間に合わせた。 ?「あのー どうみても(前と)そっくりなんですけど・・」 「違うだろォ このヘンとこのヘンとこのヘン あとこのヘンも」」
何シテル?   08/31 11:52
インプとかアルトとか乗ってますが正体はスポーツ走行もできる燃費ジャンキーです。 独自の車弄り論やドライビング論を持ってるので、合わない人は合わないかもです。 ...

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