ブロク記事に書いたがマーニはパラレログラモというリアサス構造を持っていて
ピロボールベアリングを使っている。
上の画像のピロはアウターケースにスリットがある構造なんだが どうも具合が良くない。 大きな力が掛かる部位なのでこんな作りであって良いわけが無い。
輪形状になっているテフロン加工された部位がかなり弱くユーロスナッチ製品に供給転換されたようです。
このピロは 国産ですが魔滅が速くてマーニ用として使い物には不向きだ。
此れは ドイツ SKF GE15C、 ファイナル側下だったと思う 4万1千キロ。
硬質の層が摩滅して削れ落ちてますね、 無垢の材質では無い事がわかりました。
アクセルをドワ~ん と開けて 加速している時に一番負荷が大きくなります。 そのときにサスストロークしてピロが動くとこんな風に傷んで行くのでしょう。
ファイナル側は速く痛みがでます。 銅色のオイルレスメタル? スポンジ状の部位にグリスが染み込んでいると具合が良く保たれる。 そこは結構弱いので すっかり銅色部位が欠損しているピロがあった。
グリスが常に入っている状態を保つとそのような急激な摩耗は防ぐ事ができます。
NTNが マーニに使えるSAR1-15というサイズを供給していたが 現在は生産休止している。 その代替え品として ユーロスナッチ製 GE15UKを供給して呉れているので NTN支社で購入する事ができます。
パラレロの構造は 珍しいですが 造りは至って簡単です。
しかし メンテナンスフリーではありませんから、 たまには分解してモリブデングリスなんぞを呉れてやってくださいな。
雨降り走行のあとなど結構要確認なんです、 ほっておくと ありゃ! という目に逢うかも知れません。
真ん中がグリグリ動く様にできてますが其処が錆びて固着し、 とんでもない部位が摩滅するケースが確認されています。
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