2010年09月13日
台風の影響により中止となった第7戦ですが、
局所的に被害が集中したようです。
小山町近辺に住んでいる方にお話をお伺いすることができました。
各種メディアで報道されている通り、生活道路が分断される事で
住民の方々はかなりの苦労をされているようです。
我々を応援してくださる皆様、
一緒に被害にあった周辺住民の方の早期の復旧を願いましょう。
地元住民の支えがあってのサーキット
そしてもちろん、富士スピードウェイ自体も
我々も微力ながら、小山町復旧のための義援金を集める協力をさせていただきました。
先週金曜日から開始したTシャツのチャリティ販売ですが、予想を上回る早さで完売となりました。
こちらの収益は全てGTAを通じて小山町に寄付させていただきます。
みなさまのご協力、本当にありがとうございました。
チーム監督 大橋逸夫
Posted at 2010/09/13 18:01:37 | |
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2010年08月20日
皆様、こんばんは
チーム監督大橋です。
いよいよ明日鈴鹿の700kmレースがはじまります。
今回は参戦台数も多く、300クラスはいつもにも増した混戦が予想されますね。
GT3Rは完全にメンテナンスも終了し、
鈴鹿に向けてメカニック、チームスタッフも気合十分です。
先日8月16日走行会の後、メンテナンスガレージのKTRさんでチームミーティングを行いました。
今回の助っ人である木下さんも交え、皆の意識を統一するためのミーティングでした。
残りあと3戦、結果を出す事を後のばしにする事はできません。
いつも”タラレバ”で終える事が当たり前になっていたここ数戦。
レースは自分達だけで戦っている訳ではなく、
強力なライバルがいて、
実力だけではなく、運をも味方につけないと簡単には上位には上がれない程のレベルの高さと実力が均衡している現状、
上位を目指すためにはチームスタッフそれぞれが自分達ができる事を完璧に、究極まで突き詰める事が必要です。
これって当たり前の事のようで、それを現実に完璧に行うのは難しいのです。
たくさんのスタッフが自分たちの役割を演じ切ることができないと、一つ一つのミスが積み重なって簡単に順位を下げてしまうのです。
目立ったミスがあることで、大幅に順位を下げてしまう事などもってのほか、
今回は経験豊富な木下さんを迎えることで、ドライバーのスキルアップはもちろんのこと、
今までに無い緊張感とテンションを維持しつつ鈴鹿に臨みたいと思っております。
GT3R初のロングディスタンスレースとなる鈴鹿
是非皆様の熱い応援をお願い致します。
Posted at 2010/08/20 18:01:48 | |
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2010年07月23日
皆さんこんばんは!チーム監督大橋です。
いよいよ明日からSUPERGT第5戦始まります。
今回からの参戦車両である911GT3R に対する関心の高さを他チームのみならず、一般の方からもひしひしと感じるわけですが、
「どこがどう違うのか?」という疑問をお持ちの方もまだいらっしゃると思いますので、直前にはなりますがおさらいを。
まず、この車両はFIAGT3のレギュレーションに適合した車両です。
FIAの規格にはGT1,GT2などの別の規格もありますが、世界選手権化されたGT1はともかく、
GT2暮らしは欧州選手権などが中止になったこともありメーカーが一番力を入れている、
かつエントラントへの負担が低いGT3クラスが今一番主流と言ってもいいのではないでしょうか?
この車両も改造範囲はほぼゼロ、メカニックがいじれるところはFRのスタビ、ウイングの角度、ショックの減衰調整、タイヤの内圧くらいしかありません。
MY04の996(GT2クラス)と比較すると、
エンジン排気量拡大、ギヤ比のワイド化、ボディ幅拡大、ウイングサイズ拡大、タイヤサイズ拡大などの変化とABS,トラコン(トラクションコントロール)などの電子装備が装備され、大げさに言えば誰でも早く走れる優等生なイメージです。
GT3クラスのマシンはFIAGTのレギュレーションに沿って各メーカーが作り上げたマシンですので、欧州選手権などではそのままの状態でガチンコ勝負です。
SUPERGTでは今のところちょっと違いまして、GTAのレギュレーションがまずありきになるわけですね。
今回我々の車両がGTAのレギュレーションによって変更を指摘された点は以下のとおり
・公認された脱着可能なフロントカナードの装着は不可。
・ステアリングホイールへのスイッチ追加を許可
・公認品以外のホイールの使用を許可
・GTAが承認したエアリストリクタを使用する事
“フロントのカナード”
これは主にフロントのダウンフォースを強めるためのパーツになりますが、FIAで公認されていても参戦全車両カナードの取付は不可となってます。
”ステアリングホイールへのスイッチ”
これはピットレーンでの速度制限のリミットを自動に車両にかけるためのスイッチを設置(菅生は他のサーキットと違い制限が50km/hです)
“公認品以外のホイール”
なんと、通常はホイールも変えられないのです。が、残念ながら今回標準のホイールを必要分揃えることが難しかったため、特例を申請しました。
最後が、問題のエアリストリクタです。指定では53mmとなっているのですが、このサイズでこの車両を走らせた経験実績が今まで一切ありません。
GT3Rにリストリクタで制限をかけた状態でレースをすること自体がポルシェとしても初めてになるんです。
明日の練習走行でどういう結果が出るか?
まさにやってみないとわからない。
ハンコックタイヤは33番のハンコックポルシェさんがタイヤの開発をされていたこともあり、菅生のデータもあるのですが、他は前回のテストデータ以外は手探り状態でのチャレンジとなります。
とはいえ、車両自体のポテンシャルが高いことはわかっているので
チームとドライバーが気持ちをひとつにして一つでも上のポジションを狙っていきたいと思います。
是非とも応援宜しくお願いいたします。
GOODSMILERACING with COX
チーム監督 大橋逸夫
Posted at 2010/07/23 18:03:11 | |
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