少しインターバル挟みましたが、ここから後編ですー。
かなり長いですよー;
3週連続の長距離移動の疲れが、そろそろ表面化してきております。
撮りためた画像も処理しなきゃ;
細かい記憶が怪しくなるまえに。。。;
気を取り直し、Rspiritへ連絡をしました。
社長の永味さんに、陸送の依頼を断られた旨を伝えると、
「う~ん、ちょっと待っててもらえる?心当たりの業者を当たってみるから・・・」
とのこと。
なんとかこの日中にFCを預けて帰らなければ、明日の仕事に間に合わない。
永味さんはそういった事情を理解してくださっているため、なるべく早く預け先を探してくださるそうです。
交渉についてはひとまずお任せし、コンビニへ移動することに。
この日は雨の影響で蒸し暑く、エンジンストールを避けるためにエアコンが使えないFCの中に居たため、喉がカラカラです;
どんどんストールしやすくなるFCでなんとか移動します。
到着した最寄りのコンビニで水分補給をしていると、永味さんから電話がかかってきました。
「なんとか陸送の手配が出来そうだけど、少し条件があって。
でもそれさえクリアできれば、埼玉までFCを運んでもらうことができますよ!」
永味さんの言う条件とは2つ。
・最低地上高を15cm程度に上げる、またはバンパーを簡単に外せる状態にしておくこと
・1100rpmまで上げたアイドルをさらに上げ、とにかくストールを回避できる状態にしておくこと。
わずか30分足らずしか経っていない中で見つけていただいたこの手段、なんとしても逃すわけにはいきません。
しかし、アイドルの調整は何とかできますが、車高調整は地味に難題です。
なぜなら、手持ちの工具では
パンタジャッキしかジャッキアップする手段がないのです。
車高調整時は俗にいう「車高調レンチ」でプレートを緩めるわけですが、その時はかなりの力を必要とします。
少なからず車体が揺れるため、パンタジャッキだけではかなり危険。。。
遠く広島の地で、故障したFCの下敷きになるのはイヤすぎます!
とはいえ、車高を上げないことには条件がクリアできません。
しかも時間が余り残っていない状況。。。
先ほど別れたばかりですが、すがる思いで、よっしーさんを頼ることに。
電話でここまでの経緯を説明し、とにかく車高を上げなければならないので助けてほしいとお願いしました。
「んー、、、とりあえず戻っておいで!」
ということで、元来た道を戻ることになりました。
その同中もやっぱりストールと闘いながら。。。
それでもどうにかよっしーさんの所まで戻ることができました。
到着するやいなや、よっしーさんに手伝っていただき、FCの車高を限界まで上げました。
ネジ式車高調ゆえ、上げれば上げるほど縮んで硬くなるスプリングに苦戦;
それでもジャッキアップから作業完了まで、30分程度で終わらせることができました。
さすがはよっしーさん。車高調整はお手の物です^^
作業が終わる頃、永味さんからの着信が。
「まだ広島から運び出す業者が決まっていないから、しばらく待機しててください。
決まり次第連絡するので、すぐに業者の事務所に向かえるよう準備をお願いします。」
通常、長距離の陸送では1台のトラック(業者)で運ぶことは少ないそうで、何台かのトラックでリレーをしながら輸送するそうです。
この時点では広島から名古屋間を運ぶ業者が見つかっていないということでした。
了解の旨を伝えるも、この時点で16時を回っていました。
当日中に帰宅するには、
21時広島駅発の新幹線に乗らなくてはいけません。
移動にかかる時間を考慮すると、あまり猶予は残されていない状況。
とはいえ、もう自力でできることはあまり残っていません。
持って帰りたい荷物を箱に詰めて宅配便で送ると、本当にすることが無くなってしまいました。
じっと待つこと約2時間。。。
18時17分、ついに着信が!
「いますぐ五日市港に向かってください!話は通してあるので、あとはFCを預けるだけです!」
運んでくれる業者を見つけた永味さんは、必要な話をすべて取り付け、後はFCを運び込むだけの状態まで整えてくださったのです。
業者の営業時間は18時半までとなっているそうですが、業者の担当の方が残って待っていてくれるとのこと。
とにかく急いで移動をしなければいけません!
が、ここでひとつ忘れていることがありました!
アイドル上げてない!;
急いでロングのマイナスドライバーを借りてFASをぐるぐる回し、アイドルを1500rpmに!
よっしーさんに改めてお礼を伝え、今度こそ急いで港へ向かいます。
が、ここにきて、道を間違えましたw
本来なら広島市街から、宮島街道を使って五日市港に向かうはずが、分岐を間違えて西広島バイパスに乗ってしまったのです;
なんとか離脱しようと、携帯ナビの示す出口から脱出した先は。。。
ものすっごい裏道w
もはやナビに従うしかなく、住宅街の中を海へ向けて突っ切ります。
途中タクシーにドヤされながらも、なんとか宮島街道に出ることに成功。
この段階で、18時43分。
そして事務所のある島への橋(イメージはベタ踏み坂)を越え、19時07分に到着。
すぐに担当の方が出迎えてくださり、FCを預けることができました。
すでに到着していたタクシーに乗り換え、最寄りのJR廿日市駅に向かいます。
その道中、永味さんに電話で連絡をし、FCを無事に預けることができたこと伝えました。
すると、
「ギリギリまでお待たせしちゃって申し訳ありませんでした。ここまで気が休まらなかったでしょう?」
とのお言葉をいただきました。
とんでもありません。この日は月曜日。
Rspiritさんは定休日だったのです!
14時過ぎから19時過ぎまで、貴重なお休みにもかかわらず、業者を探してくださいました。
さらに、このタクシーを用意したのも永味さんでした。
全部お任せした形になってしまい、労わなくてはならないのはこちらのほうなのに。。。
どうして、直接会ったことも無い人にここまでしてくれるのかと尋ねてみたところ、
「どうしてって、遠い広島で困ってる人がいるから、なんとかしなきゃって思っただけですよ。」
と。
この人に頼って本当によかったと、思った瞬間でした。
FCが埼玉に着いたあと、埼玉にお伺いすることを約束して電話を切り、電車に乗ります。
後は新幹線で帰るだけ。。。
が、まだ終わりではなかったのです。
電車の席に座ったものの、電車が発車しません。
この日は朝から大雨でした。
この雨の影響で、電車が90分以上遅れていたのです。
時間は19時30分。
広島駅まで順調に行けたとして、約30分。
あれ、もしかしてヤバくない?;
とはいえ、じっと待つしかありません。
タクシーで広島駅まで行けばよかったと後悔するも、後の祭りです。
動かない電車の中、ふと携帯を見ると、
昨日のSEVEN-LIVESでお会いした方々からのコメントやメッセージが届いていました。
励ましや心配のコメントに返信しつつ待っていると、電車が動き出しました。
とぎれとぎれにですが、広島駅に着実に近づきます。
横川駅まで着いたところで、先に広島駅に到着するという呉線の電車に乗り換えます。
このまま乗り続ければ、呉までいけるんだよなぁ。。。
明日も休みだったらなぁ。。。
そんな思いを振り切りつつ、広島駅で乗り換えます。
結果、20時30分の新幹線に乗ることに。
あと30分遅れていればアウトでした。
自宅に着いたのは、23時30分。
自室のベッドに横たわると、この3日間で多くの方の口から出てきた言葉がよぎります。
「忘れられないセブンデイになりましたね」