2台でスカイラインライフ満喫生活に突入した3236スカファンSです。
片一方は冬眠中ですけどねf(^_^;
さて今回はスカイラインからちょっと外れてHZJ73、HDJ81と2台に渡り、15年間で約35万キロを共にしたバブル期のランドクルーザーについて触れたいと思います。
なぜ、ランドクルーザーを選択したのか・・・
これは私が10代前半のころまで話が遡ります。
当時、実家で父親が乗っていたのはハイラックスのピックアップ。そして、私がスカイラインに乗るきっかけを作った叔父がハイラックスサーフに乗っていました。
友人がトヨタ店にいた関係からカリーナを乗り継いでいた父親ですが、職業柄どうしてもトラックが必要になり仕事とファミリーカーに両方使えるハイラックスピックアップのWキャブが適任でした。
その後、母親が免許を取ったこともあり、カリーナと軽トラの2台体制になりましたが、ハイラックスにいつも触れていたことと、実家の敷地を駐車場として貸していた近所のお兄さんがBJ41のランクルに乗っていたことに影響され、次第にクロカン4駆へと興味が向きます(^-^)
近所のお兄さんが乗っていたランクルはガンメタに再塗装されてとっても綺麗なクルマだったのですが、クロカン4駆のクラブに入っていて、たまに泥だらけで置いてあるのがとてもカッコよく見えました。
(そういえば、そのお兄さんの彼女がR32スカイラインの「GXⅰ」に乗っていたのをブログ書きながら思い出しました。)
また、父親に何度かキノコ採りに山奥へ連れて行ってもらったことがあるのですが、この時の林道でのハイラックスの頼もしさは、普段上り坂になると「走らない!」を連呼していた父親や叔父からのイメージとは全く違うものでした(^o^)
そんな感じで時代が「昭和」から「平成」に替わるころ、クロカン4駆の専門誌を購入するようになります。
ハイラックスはピックアップが先に100系に替わり、サーフは60系の末期。そしてランクルは60系の末期、70系がまだ「BJ」だった頃です。
私が最初に興味を示したのは叔父が乗っていた60系のハイラックスサーフで、これが130系に替わるのをリアルタイムで読んでいました。
しかし、専門誌を読んでいくと、どうも心に刺さるのは「BJ74」のランクル70(*^▽^*)
前後リジットサスが当たり前に存在していた中でも、ひときわ硬派でカッコよく感じました(^-^)
そんなところに、ランクルが60系から80系へのフルモデルチェンジ。そして70系は長年続いた「BJ」から「HZJ」へエンジン換装。
ちょうどBNR32が発売されたころですが、この時はランクルのスケールのデカさに心奪われていましたね~(^-^)
そんなイメージのまま時は流れ、いまも健在のBNR32と普段の足がセルボモードだった頃、パチスロ通帳が中々の残高になり既にほとんどの部分が現在の仕様になっていたBNR32は現状をキープ、セルボモードはこのくらいの仕様でいいのかなと…
(独身時代はパチスロ収益でクルマが成長しました(^_^)v)
なんて時にディーゼル規制の影響、そしてナナマルの国内販売終了による代替もあって、首都圏で乗られていた程度良好なディーゼルのランクル(私のクルマは神奈川県で新車登録のワンオーナー車)が中古車市場に多数出回りました\(^o^)/
「買うなら今しかないんでない!」と…
それが今から15年前です(^_^)v
ナナマルは良かったですね~(^-^)
初めはトラックのような操作感に戸惑いましたが、慣れてくると「機械を操っている」という感覚にワクワクしましたねぇ~(^o^)
ディーゼルエンジンも一度乗ってみたかったし、憧れの「直6ディーゼル」ですので、確かに加速は不得意ですが当時所有していた2台とは全く違う楽しみがありました。
3台所有のころ、スカイラインとセルボはチョイチョイ壊れる場面があったのですが、ランクルは経年劣化(当時15年落ち)で噴射ポンプのパッキンから燃料漏れしたくらいで、故障という故障はほとんどなく、ランクルに対する信頼性はどんどん大きくなっていきました。
その信頼性が絶対のものになったのが、雪道でのもらい事故です(>_<)
対向車線からスピンしてきたハイエースが右側面に衝突し私のランクルが全損扱いになるような事故でも、特にケガもありませんでした。
あの時セルボだったら、私は間違いなくこの世にいませんでしたね(T_T)
そんな信頼感から次の選択もランクルにf(^_^;
ただ、ナナマルを購入した時はディーゼル規制等のタイミングが重なって良好な物件を見つけられましたが、もう一度ナナマルを探すとなかなか希望通りにはいきませんでした(>_<)
ならば…!Σ( ̄□ ̄;)
デビュー当時、圧倒的な存在感を示していたハチマルでしょうと(^-^)/
ハチマルの特徴が最も反映された初期型は、さすがに古くて良好な物件がありませんでしたが、外観が好きな(フィールドランナートーニングというシルバーツートンが欲しかった)中期型を選ぶか、24バルブエンジンになった後期型を選ぶかで結構迷いましたね。
結局、ワンオーナー走行7.7万キロの条件で見つかった後期型が仲間入りしました(^-^)/
ナナマルからハチマルに乗り換えて「機械を操っている」感はかなり希薄になりましたが、長距離走行をするとハチマルの良さを感じましたね(^-^)
スカイラインのような「グランドツーリング」ではなく、「のんびり、ゆったり」というのが似合う感じでした(^-^)
ただ、「のんびり、ゆったり」でも台風であろうと大雪であろうと確実に帰って来られるという安心感がありましたね(^_^)v
なので、北海道内はもちろん、岩手に住んでいた時は東北各地に天候を気にせずあちこち出かけまし\(^o^)/
ナナマルにも帰って来られる安心感はありましたが、正直言ってナナマルでの長距離走行は疲れましたねf(^_^;
ホイールベースの長い「77」なら違う印象かもしれませんが、「73」はとにかく揺れました。林道も調子に乗ってペースを上げるとシートから身体が浮くくらい跳ねてしまいましたね…(  ̄▽ ̄)
このため、ナナマルは「道なき道を踏みしめながら突き進む」という感じでしたが、ハチマルは林道を延々と走られる感じでした。「荒野」を乗り越えながら進むか、「砂漠」を爆走するかという感じの違いですかね(*^▽^*)
デビュー当時「豪華すぎる」と言われたハチマルではありましたが、硬い雪山に乗り上げても問題ない鉄バンパーや、山の中や春先の凸凹道でも気を使わなくてもいい高偏平16インチタイヤ、木の枝で引っ搔いたくらいでは凹まない各パネル、そしてノーマルのままでも多少の無茶は許容してくれる前後リジットの足回り等、私がランクルに求める点は十分に備わっていました(^-^)
そんなハチマルもオドメーターが34万キロを超えるところまで乗りましたが、エンジン、ミッションの耐久性は34万キロくらいでは全く問題ありませんでした。自分の運転で26万キロほど乗りましたが、ヘタったという印象はありませんでしたね。
根本的な機関の耐久性については「さすがランクル」といったところです!
ただ、前回の車検以降に右側前後輪のダンパーに抜けを感じるようになり、昨年9月の定期点検でブレーキの配管の腐食が指摘されました。バッテリーも弱ってきてるし、弱点と言われているセルモーターは今まで何も起きてないのでそろそろ気を付けないと…(T_T)
さらに噴射ポンプ、タービンと高額になりそうな場所も納車されたときのままだし…(T_T)
17万キロ走行時に交換したオルタネーターも、交換後17万キロ走っているし…(T_T)
全部交換できるものばかりなので、直すこともできるのですが…
色々な事情も重なって、そろそろ乗換えかなと。
正直に言うと自分の中でのランドクルーザーは、やっぱりナナマルだったのかなと最近感じていました。
運転してワクワクするのはナナマルの方が上だったような気がします。
ハチマルがマニュアルミッションだったら違っていたかもしれませんが…f(^_^;
ということを考えると、ランドクルーザーに乗り続けるなら数年前にナナマルの復刻販売があった時に乗換えるのが正解だったのかもしれません。
試乗もしましたが、復刻した時にディーゼルエンジンが搭載されていれば多分乗換えていたと思いますf(^_^;
ヨンマルに乗っていた実家の近所のお兄さんが私のナナマルを見たときに「へぇ~、これ乗ってるんだ!」と久しぶりに話したことがありましたが、ヨンマル、そして直系のナナマルが私のイメージするランドクルーザーのように感じています。
今回ランクルを手放すことは26万キロの大半を一緒に乗ってきた嫁さんの方が寂しがっています。もしかしたら、またランクルに乗りたくなる時期が来るかもしれませんが、その時には私のイメージするランクルは手頃な状態の個体が無いでしょうね(T_T)
ランドクルーザーに15年間乗って感じたのは、砂漠や荒野で使う前提で造られたクルマを整備された日本の道路で使ったら少しくらいの無茶では壊れるはずは無く、何も気にしないで使えることでした。
ただ、これは良くも悪くもオーバースペックであり、普段使いでは持て余す部分があるのも否定しません。
山の中ではジムニーが最適であるのは間違いありませんし、普段使いを考えれば最新のランクルが快適であるのは事実です。
しかし、砂漠で使える耐久性を備えつつ、ジムニーの機動性と最新のランクルの快適性をバランスさせていたのがバブル期のランドクルーザーだったのかなと感じています。
我が家の『旅の友』としても活躍したランクル…
最後の旅は先月…
吹雪の中を北の果てまで行って来ました(^-^)/
そして、この写真はV36納車の日、R32との最後のツーショット、そして買取店へ向かう途中の最後の写真です。
「本当にお世話になりました。ありがとう。」という気持ちが、私の表情にも表れていると思います。悲しくなるかなと思っていましたが、私も一緒に行った嫁さんも「ありがとう」の気持ちが大きかったですね。
キチンとお金を掛けて整備すれば、まだまだ活躍してくれるクルマです。事故から私を守り、志半ばで廃車となったナナマルの分も、このハチマルは地球のどこかで走り続けるでしょう(^-^)