※本来整備手帳に掲載するネタですが、枚数制限がありますのでブログに掲載します。
※整備手帳には題名と写真の一部のみ掲載しておきます。
※G30も同じだと思いますのでタイトルにG30も追加しました。
では行きます。
BMW G15 850i のステアリングスイッチをシルバー化してみました。
BMWもベンツもそうなんですけど、7シリーズとSクラスってスイッチで差別化してるんです。最上位モデルはシルバースイッチ、それ以下は黒のスイッチ・・・。
このご時勢、差別はダメ絶対!です。
ウチのG11ですがステアリングスイッチはシルバーで、
パワーウィンドウのスイッチもトランクのスイッチもシルバー。
ライト関係のスイッチもシルバー。
エアコンのスイッチもシルバー。さらにはG11はエアコンの風量調整がタッチパネル式になってます。
G15はこちら。昔ながらのエアコンスイッチ。
その代わり?G15ではシフトノブとエンジンスタートボタン、iDriveのくるくるコントローラーがクリスタル仕様になってます。これは何気に良い♪
黒スイッチが嫌いというわけではないんですが、せめてよく触るスイッチはシルバーにして欲しいです。黒の艶消しスイッチって何度も押すとテカッってくるんですわ。
※G15も後期からパワーウィンドウとシートメモリーのスイッチはシルバーになってます。要望あったんでしょうか(笑
で、このステアリングをeBayで購入。どこの国か知りませんがエストニアから届きました。
このスイッチですが、
左右スイッチのみで6万円もしますTTどう考えても高すぎです。
eBayで中々綺麗なG11 LCIのステアリングが全部付きで6万円でした。 そりゃこっち買いますよね。
後にコンビステアリングに交換予定ですので、スイッチ以外のパーツが欲しかったというのもあります。
あとは互換性の問題です。
ではステアリングを外して行きます。作業は超簡単です。
<注意>
・心配な方はバッテリーのマイナス端子を外してください。私は面倒臭がりなので外したことがありません。
・ISTA+を持ってない方はシステムが落ちるまで10分くらい待機してください。警告灯が出る場合があります。私はせっかちなので速攻外します(爆 他の作業と同時進行しましたのであとでまとめてエラー消去しました。
・バッテリーのマイナスを外せばそもそも待機する必要がない気もしますが、この車はバッテリーが3つ付いてますのですべて外したほうがいいのか電装用だけでいいのか分かりません。
まずエアバッグを外します。10年ちょっと前からベンツもBMWも外し方は全く同じです。
矢印の部分にわずかなクボミがありますので、

トルクスのT10かT15をぶっ刺して穿孔させます。
これ、予めカッターで切れ込みを入れたり千枚通しで穴あけする必要はありません。作業後に穴が目立ちますので注意です。
先がU字になっている専用工具もありますが、これも要注意です。
こちら、トルクスT15を差し込んで作業した後ですが全然目立たないです。
エアバッグはスプリングで引っ掛けて止まってるだけのでトルクスの先っぽでスプリングを押してあげれば外れます。差し込む角度だけ事前に確認しておくとほぼ一発で外れます。
中古ステアリングが手元にあればそれで確認、なければeBayに写真が転がってます。
反対側も同様に穿孔させてスプリングを押して外します。
すでに外し終わってましたが撮影し忘れ・・・ もう一度戻しました。茶番ですわ。
こんな感じで差し込んでます。
矢印の、えーっと・・・カリの部分?がスプリングで引っ掛けてあるだけです。
エアバッグのカプラーを抜きます。
510Nmの電動インパクトでステアリングのセンターボルトを外します。16mmですのでプラグ用のソケットを使用。(セット物だと15mmの次が17mmになってることが多いです)
この作業の最大の難関はココと言っても過言ではないです。
ねじロックで止まってますので普通のレンチではまず緩みません。
インパクトレンチがあれば瞬殺、なければ地獄です。
外す時はインパクト、戻す時はトルクレンチ、私は手ルクレンチです。「ギュ、ギュッ」くらいで締めると次回からインパクト無しで外せます。
こちらの2つのカプラーを外します。小さな爪がありますので隙間に細いマイナスドライバーを差し込むとダメージ無く外せます。
センターボルトを外すとこちらにネジロックのカスが溜まりますので掃除機で吸い取ります。
スパイラルケーブルの覗き穴(田代)がありますのでテープで固定する必要はありませんが、念のため固定しておくと安心です。この車種はストッパーが付いてたような・・・?!
もし回してしまったときの対処法⇒
①左か右どちらかに回らなくなるところまで回す(絶対に力を入れずに)
②回らなくなったところから反対に回して止まるところまでの数を数える(仮に8回転とします)
③4回転戻す(半分戻す)
④覗き穴でスパイラルケーブルの位置を確認
これでOKです。
ステアリングの直径、太さはG11、G12 LCIのものと全く同じです。
外した手順の逆に取り付け、エアバッグはゲンコツ2発で一気に戻します。ゆっくり戻すとクラクションが鳴ってご近所さんから苦情がきます。
ISTA+でエラーチェックしてディフェクトメモリーを消去して完了です。

ステアリングスイッチのすべての機能が正常に作動し、イルミネーションもOKです。G11、G12 LCIのステアリングと完全互換です。G30もOKだと思います。
もちろんレーンキープアシストやらステアリングタッチセンサーの有無は現車と同じものを選ぶ必要があります。
これでスイッチのテカリを気にせずに押し捲れます♪
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BMW G15 M850i | クルマ
Posted at
2025/02/26 22:38:16