以前のブログでG15のステアリングスイッチをシルバー化しましたが、今回はパワーウィンドウスイッチのシルバー化です。
こちらのウィンドウスイッチですね。
あと助手席のウィンドウスイッチも。
前にも書きましたが決して黒スイッチが嫌いなわけではないんです。
ステアリングスイッチとパワーウィンドウスイッチはよく触るので艶ありブラックなら全然良いんですけど、艶消しブラックって触りまくると部分的にテカッてきますよね。それが嫌なんですわ。
ヤフオク製の貼り付けタイプという手もありますが、イルミネーションが暗くなりそうで・・・。
こちらG11のウィンドウスイッチですが、テカリを全く気にせずに触れるんです。さらに高級感もあり。
パッと見でひらめいたのが「このスイッチ、G15にも使えるのでは??」
G15は後期からシルバーになってたような気がしまして一応お値段を調べたところ・・・
運転席側ウィンドウスイッチ約48000円
助手席側ウィンドウスイッチ約12000円
左右計60000円
クソ高いですわ。
ちなみに黒もシルバーもお値段変わらず。なら最初からシルバーにしてくれ!って感じなんですが、ネタ的には助かります(笑
※G15用のシルバースイッチはアリエクでも売ってません。売ってたら買ってます(爆
これも納車前にすでに購入済みでして(笑
G11用運転席側パワーウィンドウスイッチ、アリエク製3000円♪
適合するかしないかなんかどうでもいいんです。
加工して適合させればいいだけですから(爆
助手席側はなんと1個500円でした。
安かったので破壊、分解用で3つ買っておきました。(セットで買ったらクーポンが使えただけです)
ではアリエク製のスイッチ、細かく見ていきます。
電動格納ミラーのスイッチはやや中華感あるんですが、それ以外のスイッチはどう見ても純正品のクオリティ!
最近の中華はどれもクオリティ高いですがそれにしても・・ 純正品と全く変わらないんです。
QC PASSシールを剥がしてみると~
ALPSのロゴ! そしてBMWのロゴを消してます。
これ純正品ですわ。
ドイツのOEMメーカーがよくやる手です、ブランドのロゴを消してOEMアフターマーケット供給。
ドイツのOEMは純正の3割引くらいですが、こちらは桁が違います。
基板にはBMWの文字。基板も純正品です。
基板とシリコンゴムスイッチはスワップ予定のでこの2つは使わないです。
それにしても48000円の部品を3000円で買えたのは半端なく嬉しいです♪
しかも新品。
ところでシルバーのスイッチだけ外して黒のスイッチと入れ替えるのもありかと思いますよね?
この爪を内側に倒しながら押し込むと外れるんですが、まあ・・・スイッチ操作中に取れたら困る部品だけあって簡単には外れません。
どれだけ丁寧にやってもボロボロですわ。
もちろんこの脱着テストは使わないリア用のスイッチを外してます。
軸の上部が斜めに加工されてるのが分かりますでしょうか。
入れるときは簡単、押し込むだけでパチンと嵌り外すときのことは一切考えてありません。
ミラー調整のスイッチも外したら壊れそうな構造になってます。
この時点で、ガワはG11用を使用、基板とシリコンゴムスイッチはG15用を使用することに決定。
では不要なスイッチをどんどん外していきます。
今度はは助手席側ウィンドウスイッチを見てみましょう。一番左のスイッチが小さく写ってますが、カプラー挿入口の出っ張りの長さが違うためで実際のスイッチの形状は全く同じです。撮影距離の関係です。
あとウィンドウのマークが若干違います。
裏側。
F02 F10と書いてありますのでF系5、7シリーズも共通になっているようです。
横から。
一番左のスイッチだけスイッチの淵に小さな切りかきがあります。
あとクリック感と塗装の質感が微妙に違います。
左のスイッチは「カクッ」というクリック感、右2つは極端に言えば「パチン」系。
左のスイッチは5分艶、右2つは7分艶って感じです。
左のスイッチが純正品と見ました!
当たりです!
左スイッチのみALPSのロゴあり、BMWロゴが消されてます。
格安で新品純正スイッチが手に入りました♪ 500円ですよ。ラッキ~
かと言って中華スイッチのクオリティが低いとは全く感じません。
目の前で並べてじっくり比較してやっと分かるレベルです。
ではドアスイッチAsseyを外します。
こちらのカバーを外します。
※G15の内装トリムを無傷で外す方法は後日詳細をまとめますのでここはサラッと流します。
スピーカー交換したのですでに全バラし済みです。
養生します。特にスピーカーグリルは養生必須です。上半分もやっておいたほうが良いです。
①の爪が結構硬いのでしっかり爪を起こしてください。でないと一生外れません。
①の爪が外れたらあとは手で前方から上に持ち上げます。
この辺りまで持ち上がったら一旦止めて、
後方に爪がありますので、前方へ少しスライドさせるようにして外します。
後方の爪はこちらです。
これ、戻すときも先にこの爪を斜めから嵌めてあげないと入りません。
カプラーはスピードメーターやらECUのカプラーと同じで、レバー式です。

爪も損傷なく無傷で外せました。
レザーも無傷です。私は細心の注意を払って外しましたが、念のため養生はもっと上部まで、もっと後方までやっておいたほうが良いかもです。
ここからは室内作業です。外が異常に寒いので室内作業は楽しいです♪
横から。
裏から。
爪の位置や形状を参考にしてください。
G11とG15のスイッチ比較です。
スイッチの形状、位置ともに全く同じです。
裏蓋はG15のものを使いたかったんですが、形状が異なり
こちらが浮いてしまうためミラー角度調整のシリコンゴムスイッチが圧着されずプラプラになります。なので加工が必要になりますがG11用の裏蓋を使用します。
スイッチ側(上蓋)ですが、シリコンゴムスイッチを乗せてみると、
ネジ穴の突起2箇所、シリコンゴムスイッチの突起2箇所が干渉します。
シリコンゴムスイッチの突起はG15では使用されていないものですので(多分G14カブリオレの帆のスイッチ)、ニッパーで切断しても問題ないですがオリジナルパーツに手を付けたくないのでカバー側を加工します。
加工箇所はこちら。
5.5mmは絶対という訳ではありませんので6mmとかでも大丈夫です。
綺麗に加工したいので卓上フライス盤を使ってますが、普通にドリルで施工してOKです。どうせ見えない・・・。
スイッチ上部(上蓋)の切断箇所はこちら。
①スイッチのトリムに干渉するので削る
②ドアトリム内部に干渉するので削る(G15スイッチと全く同じ長さにする)
③この爪は前方2/3残しておく(G15スイッチと全く同じ長さに削るとちょうど2/3残ります)
④この穴は1/3残しておく(G15スイッチと全く同じ長さに削るとちょうど1/3残ります)
※③④ここを残す理由は後述します。
マスキングテープで削る位置の目印を付けてトリマーで削ります。
仕上がりを気にしなければニッパー切断でOK。どうせ見えません。
スイッチ上部(上蓋)の加工が終わりましたらG15のシリコンゴムスイッチと基板を組んで干渉してないかチェックします。
G14用のスイッチの突起がちゃんと逃げているかどうか、あとネジ穴の突起の裏側が削れているかどうかです。
この2点が干渉していると基板が密着せずスイッチが機能しません。
最後の加工はスイッチの裏蓋をスイッチ表蓋の長さに合わせて削ります。試しにこの裏蓋を削らずに車両に合わせてみましたが干渉して入りませんでした。
先ほど③で爪を残した理由はこちらに引っ掛けるためです。
④の穴を1/3残した理由は、
G15のスイッチはこちらにビス止め用の穴があるのですが、G11スイッチには基板があるので開いてません。その代わりに爪で固定する訳です。
まあ実際問題、私はビス止めの穴加工もやりましたが爪が複数ありガッチリ固定されてるので(逆に爪を外すほうが大変なくらい)、後方のビス1本は使いませんでした。
前方のビス2本はそのまま加工無しで使えます。
ややこしい説明をしましたが、
G15と同じサイズに削ればすべて上手くいきます。
1箇所でも加工部分を減らそうと色々試行錯誤しましたが、結論はG15スイッチと同じ長さに削るだけです(爆
削りすぎには注意です。間違って削りすぎるくらいなら間違って長いほうがまだマシです。
あとで微調整できますので。
加工が完了したら白い突起部分にグリスを塗布します。手動開閉の1段クリック、自動開閉の2段クリックはここをスライドさせて切り替えてますので必ずグリスアップしてください。
マルイの電動ガン用高粘度特殊グリスはプラスチックに全くダメージを与えず止まりも良いのでこういった部分に愛用してます。
あとはすべてのパーツを組んで~
スイッチ切断面の穴が気になる場合はこのようにアセテートテープで塞いでください。
完成しました♪
どうでしょう、スイッチの位置もバッチリです。
ウィンドウスイッチ下側のクリアランスは0.2mmくらいと恐ろしい程の精度で組まれてます。
助手席側はスイッチを入れ替えるだけで何の加工もありせん。簡単すぎてつまらないレベルです。ネタにならん・・・。もちろん基板スワップも不要、配線加工も不要です。
車両に装着。
これで気兼ね無しにスイッチを触れます♪
しかも高級感エグイです。
もちろんイルミネーションも光ります。
敢えてケチをつけるならば唯一のパチスイッチ、ミラー電動格納スイッチの光り方が少し暗いですが、運転してて全然気にならないレベルです。
助手席側。
こちらもイルミネーションもバッチリです。
今回の作業で特に満足しているのは本来60000円掛かるところが
たったの3500円で出来たことです♪