Ⅰ. リアボードスピーカーの取り外し
リアボードの運転席側スピーカーです。この場所にヘラを入れて上に引き上げます。
ヘラを入れる場所はココ↑です。
スピーカーカバーの爪は元々ゆるゆるですので養生不要、全く力を入れなくても外せます。
以前ステアリングカバーの記事を書きましたが、そのセットに付いていたヘラ、これがめっちゃ使えます。
角が少し浮いたらあとは手で持ち上げるだけです。
トルクス5箇所で固定されてるので外します。
写真ですとネジが丸見えですが、実際は天井が低すぎて頭を入れるスペースがなく見えるのは一番奥のネジくらいです。
手前のネジは手探りで外します。
先にミッドレンジを外します。(ツイーターのカプラーを外すため)
奥が車体側のカプラー、手前がツイーターのカプラーです。
ミッドレンジが外れました。
配線が落下する心配はありませんのでどこかに固定しておく必要はありません。
内部のウレタンにネットワークコンデンサーが挟まってますので、↑の部分を引っ張り上げてツイーターの配線を抜きます。
外れました。
外したスピーカーです。
ハーマンとは思えない昭和な紙スピーカーです。
でもこれがリアルハーマンなんですよね。
Ⅱ. 後席サイドスピーカーの取り外し
こちらもグリルを外せばスピーカー交換できるのでは? と思われるかもしれませんが、そんなに甘くはないです(爆
残念ながら裏からネジ止めされてます。
まず後席シートの座面を外します。
ここに手を突っ込んで、
上に引き上げます。
左側(運転席側)も同様に。
引き上げるだけですので簡単です。
サイドシルカバーを外します。
これを外さないとリアサイドのトリムは外せません。
小さな爪で引っ掛けてありますので、内装剥がしで室内側に少し引っ張りながら上に引き上げます。
少し隙間ができたら指を突っ込んで持ち上げます。
金属製のクリップ1個(指の近く)、プラ製のクリップ7個で止まってます。
クリップの嵌合が外れたらこちらの部分を下に下げながらサイドシルの前方を持ち上げて(ひねる感じ?)外します。
これを見ていただければ分かるかと思いますが、サンドイッチ式に挟まってます。
外れました。
こんなにクリップいらんやろって感じですが、簡単に外れますので大丈夫です。
後部座席背もたれのロックを解除します。
解除するだけでまだ倒さなくてOKです。
こちらに指を突っ込んで内側(室内側)に引っ張ります。
手前はこのクリップ3つで止まってます。
あと窓の部分はこちらのクリップ(トリム側はメスになってます)4ヶ所で止まってます。
手前のクリップが外れたら、
背もたれを前に倒します。
後方のクリップを外します。
ここは一気に外さずにそっと外します。なぜなら・・・
こちらにスピーカーのケーブルが刺さってるからです。
隙間からカプラーを抜きます。
トリムにVINのステッカー貼るのやめて欲しいです。モザイク入れるのが大変ですわ。
外れました。
反対側(助手席側)も同様に。
外したトリム。
裏側。
ミッドレンジはトルクス3本、ツイーターは爪4ヶ所固定です。
Ⅲ. ドアトリムの取り外し
事前に用意しておいたほうが良いもの
・ビニールのプチプチ(多めに)
・トリムを支える小椅子(私は散水リールホースを使いました。高さがちょうど良い)
・加工したクリップ外し(後述します)
・予備のクリップ↓
左のクリップは絶対あったほうが良いです。
・部品番号 07147145753 シールリング付きクリップ
ドアトリムとリアサイド共通です。
今まで3回トリムをバラして合計3つ破損しました。1個100円ちょっとくらいですので10個買っておきました。
・部品番号 52201964201 クリップ
これはドアの取っ手の下のクリップですが、外す時に傘の部分が多少傷みますのであればいいかなという感じです。
まずこちらを外すのですが、
このクリップを外す必要があります。
これが先ほど書きました部品番号52201964201のクリップなんですが、どえらい頑丈でしかも奥に引っ込んでます。
こんなとこクリップいらんやろって感じですわ。
クリップリムーバーを入れる方向の逆側から養生テープを貼ります(捲れ上がらないようにするため)。
クリップリムーバーはエーモンのNo.1423です、これでも全然外せるんですが無理に入れるとレザーに圧痕がつきそうな予感。
レザーの圧痕とか気にされない方はそのままイッちゃってください。
こちら、どちらもエーモンのNo.1423なんですが先端を少し削ってあるんです。
昔ベンツのトリムを外す時に削ったものなんですが、こちらを使うと・・・
無傷、無圧痕で外せました。
私みたいな神経質なクソ野郎は大変なんですわ。
これはラジエターホースのリムーバーですが、
先ほど外したクリップの穴に先端を入れて
引っ掛けながら手前に引きます。
クリップ穴近くのメタルクリップは1箇所でも外れたらあとは手で外せます。
但し一気に外したらダメです。
そーっとクリップの嵌合が外れたら前方へスライドさせます。
スライドさせる理由はこちら。
この爪もいらんやろって感じですが、爪が折れるとテンション下がりますので絶対に破損させないように作業します。
ドアノブ奥のカバーを外します。
取れました。簡単。
こちらのトルクス3ヶ所外します。
あとはクリップの嵌合を外すだけです。
そのまま内装剥がしを突っ込むと傷が付きますのでクロスで包みます。
クリップとクリップの間に内装剥がしを突っ込みます。
クリップとクリップの間ってどこやねん?って感じですが、クリップがあるところは内装剥がしが入りませんので、入るところに突っ込みます。
少し隙間ができたらプライヤーの柄を突っ込み、隙間をキープしておきます。
キープしておいた隙間に指を突っ込んで手前に引きます。
1個でもクリップが外れたらあとは簡単に外れます。
最初の1個がめちゃめちゃ硬いです。
予め用意しておいたビニールのプチプチとリールホースで外したトリムを支えます。
車の近くに用意しておかないと、
外れたトリムを持ちながら
「おーい! 誰か~!」ってなり、当然誰もきてくれません。
G15はクリップがすべて横向きの一方向なんですよ。
しかもかなり精度良くできてますので、戻す時は一発で入ります。
今までの車両は上部のクリップを引っ掛けてから側面のクリップを合わせて、あっちを合わせたらこっちがズレるみたいな感じでしたがめっちゃ進化してます。
ミッドレンジはドア側、ツイーターはトリム側に付いてます。
次に
Ⅳ. センタースピーカーの取り外し
Ⅴ. シート下ウーファーの取り外し
ですが文字制限越えてしまいましたので次回に。