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クリスチーネ剛田のブログ一覧

2012年12月07日 イイね!

R230 内装をイメチェン

少し古いネタですが、230の内装をイメチェンしましたのでレポートします。

内装は常に視界に入る部分ですのでちょっとしたイメチェンで車を買い替えたような気分になります^^




 
今回はパネル一式、ステアリング、シフトノブを交換しました。



 
ステアリングはCLS55AMGベースの加工品でブラックウッドとパンチングレザーのコンビです。
加工後新品、下取り無し73500円です。もちろん価格交渉してます(笑



 
シフトノブはブラックカーボンとレザーのコンビ、キーレスゴーボタン付き。
私の230はキーレスゴーが付いてますのでちょうどいいものを見つけました。
価格は忘れましたが3万くらいだったような・・・
 
ちなみにキーレスゴー無し車両でも取り付けできますので、飾りにもいいかもしれません(もちろん作動はしませんが)。


 
内装パネルは55AMG純正、新車外し品です。5万円でした。



 
こちらMP製シルバーカーボンを外して取り替えていきます。
脱着の方法は過去の整備手帳のどこかに記載してます。



 
センターパネルの脱着は慣れていれば比較的簡単です。



 
スイッチ類はトルクスで留まっているだけですのでどんどん外していきます。



 
外れました。



 
あとは移植するだけです。



 
こちらドアパネルですが、複数ある爪のうち前方3箇所はプラスチックの爪になっており、強力なクリップで固定されてますので外すときにかなりの確率で爪が折れます。
今回購入したものも最前方部の爪の先端が折れてました。


 
これらのインスツルメントを使用して爪を復活させます。



 
1.3mmのドリルで下穴を開けたあと、M1.7のハンドタップでタップ切りします。


 
そしてビスをねじ込んで・・・



 
セロハンテープで筒状の枠を作ります。



 
常温重合レジンを流します。



 
硬化 したら他の爪の長さに合わせて削っていきます。


 
他の爪と同じように角を落とします。
でないとクリップが入りません。



 
タミヤのフラットブラックで塗装して完成です。
これで完全復活です^^



 
これはドアトリムの上側の部分なんですが、230はとにかくココが汚れやすくクリーナーや溶剤で清掃しまくっていたら若干色落ちしてしまいました^^;

ってことで、マスキングして・・・



 
塗装します。
結構とんでもないことを平気でやっちゃいます(爆

使用したのは東急ハンズで購入したちょっと高級なフラットブラックの塗料です。
塗りたては艶が出てますが、乾燥するとつや消しになります。


 
助手席側も同様に。




 
乾燥していくと・・・



 
徐々に艶が消えていきます。
厚塗りしますと艶消しにならない部分が出てムラになりますので、若干離しぎみで薄くしっとり程度に塗るのがコツです。

色がどうなるのか気になるところですよね^^


 
こちら完全乾燥後です。
塗装した部分とマスキングで隠していた未塗装の部分、全く同じ色です^^



 
反対側。
艶消しのレベルもほぼ同じです。
自分で見ても塗ったかどうかわからないくらいです^^

パネルを外したタイミングでしかできませんのでチャンスでした。


 
せっかくですのでクリップやネジ類も全部新品に取り替えます。
こちらはドアトリムのクリップです。



 
こちらはセンターパネルを固定するビス。



 
これは今回使ってません、次回のネタです^^



 
これはドアのパネルを固定するクリップです。
爪を折らずにクリップを外すには半破壊状態で外しますので新品クリップは必須です。
品番、形状ともに新しくなってます。


 
こちらのクリップですね。
前側。


 
後側 。


 
パネルを装着しました。



  
 中々いい感じです。


 
運転席側です。



 
これは先ほどのドアトリム固定用クリップです。
ヤナセに預けるとこれがかなりの確率で壊れて戻ってきます。
外すときは大丈夫なんですが、嵌めるときに位置がずれてると潰れちゃうんですよね・・・。
さすが高級車だけあってクリップに制震用スポンジが付いてます。


 
クリップ類をすべて交換したところです。
片側でこれだけあります。


 
ドアトリム用のクリップ、拡大。



 
そして装着しました。
イメージも変わりかなりリフレッシュしました。
このドアトリム、外すのは簡単ですが装着するのに結構コツがいります。


 
センターパネルも装着しました。



 
次にステアリングの加工です。
もちろんAMG63用パドルシフトを装着します。

購入したステアリングにディップタイプのスイッチAsseyが付いていなかったので今回は配線Asseyと基板を自作してとスイッチをパーツ屋で購入して加工、オリジナル作製を考えていたのですが・・・
わけあって断念しました。(後述します)


 
ディップスイッチ+配線AsseyのためだけにSL55AMG中古ステアリング(左)を購入しました。
なんと、このディップスイッチ、単品供給不可なんです。ステアリングとセットでしか購入できません。


 
こちらがステアリングシフト用のコネクターです。



 
裏側。
これ、パーツ屋で探しましたが同じものは見つからず・・・。


 
63パドルのコネクターを改造すればなんとか行けそうなのですが、、、



 
問題はこのプラ製の枠です。
これ、AMGパドルの台座と元々のステアリング側の隙間を塞ぐのに必須です。

これが単品購入できないため、スイッチAssey付き中古ステアリングを購入するしか方法がありません。
作れなくもないのですが、作製コストを考えると安い中古ステアリングからもぎ取ったほうが良いです^^;



 
パドルシフト用の加工は2回目ですので慣れたもんです^^
配線の加工、スイッチの移植やら面倒なことは盛り沢山ですが^^;



 
骨組みが出てきたところで・・・



 
63パドルを当ててみると・・・



 
ちょっとした発見がありました。
230の55ステアリングでは骨格に干渉してメタルを結構削りましたが、219の55ステアリングは骨格の形状が若干異なってまして メタルを削らなくても装着できます。
ということは・・・ パドルシフト取り付けには219の55をベースにされると加工も少しは楽になるということですね^^

すべてのステアリングを調べたわけではありませんので確実にそうとは限りませんが・・・。このステアリングも部品番号はA230~でしたので、共用してるかもしれません。



 
63パドルを装着、完成しました。
MPのステアリングより大きく見えるのは下に箱を置いてるからです^^;



 
簡単に装着したように見えますが、まあそれなりに大変な作業です。



 
こちらからパドルを移植しなかったのは・・・ 売却するためです^^
センターパネル・ドアパネルとともに、新しいオーナーさんの元へ旅立ちました。



 
パドルの機能はテスターにて検証済みですのでちゃんと機能するはずです。



 
前回と同じく、タップを切ってミリネジ固定してます。
ネジは原寸に合わせてカットして使用してます。



 
反対側。
絶対にネジが緩まないようになってます。



 
裏側です。



 
フィッティングのほうもバッチリです^^



 
反対側。



 
後付けであることは分からないと思います。
まあこの作業も2回目ですから^^;



 
すでに車に装着しておりますが、写真を撮ってませんのでとりあえずこれで。


次は204に中華センサー取り付け、そして本日到着したシートカバーを装着する予定です。
Posted at 2012/12/07 01:46:51 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2012年12月01日 イイね!

DAS/Xentry ついにバージョンアップ!

W204を納車して間もなく、とある不満が頭の中をよぎりました。

「エアコンを内気循環にしていても数十分経つと自動的に外気導入に切り替わる」

またか・・・ といった感じです。

皆さんはあまり気にされてないようですが、これには特別な理由があるのです。

まだ10代の若かったころですが駅近くの路肩でハザードを出して停車していると、ルンペンが私の車の前を横切りました。
当時はフレッシュなエアーを、という考えで常時外気導入にしてたのですが・・・
ルンペンが横切った数秒後、エアコンの吹き出し口から強烈なおしっこの臭いが車内に入ってきたんです!

それから現在に至るまで、内気循環固定は車のスペックよりも重要なものになってしまいました。


219、230はDASにて内気循環固定に設定変更しましたが、私のDASは03/2010メディアですので204の設定どころか診断すらできません。

そしてついに・・・

DAS/Xentryをバジョーンアップしました!

ただのバージョンアップではありません。

DAS/Xentryセットアップの達人、cayenneturbo2011師匠にOSのインストールからDAS/Xentryのセットアップをやっていただきました!!





こちら、師匠から届いたインストール済みPCです。




このPCには某業者さんでセットアップしてもらったDAS 03/2010メディアが入ってましたが、すべて消去し11/2011メディアを入れていただきました。
師匠曰く、現段階で使用するには安定動作するおすすめバージョンだそうです。

DASでR230の設定変更をしようとするとあちこちでパスワードやコードナンバーの入力が必要となり先へ進めませんが、こちらは師匠の手によりパスワードフリーとなってます。



そして、新しいもの好きな私のために最新の09/2012メディアを別のPCにセットアップしていただきました。
画像が小さくて見えにくいですが、WIS、EPCはパスワード入力無しで一発起動するようになってます。
しかも、EPCにはJPYプライスが表示されるという夜も眠れなくなるような仕様です(爆




 
PCにかなり疎い私には完全に宝の持ち腐れですが(汗、DASはなんとなく使えるようになったもののXentryは全く初めてで見たことも触ったこともありません。



 
PC到着後、師匠と電話&遠隔操作でやり取りし起動の仕方から終了の仕方、シュミレーションモードを使って細かい操作方法のレクチャーを受けました^^
絶対に触ってはいけないところ・・・などもあります。
その後、実車接続環境でもレクチャーしていただきました。
 


 
そして、一番凄いところ。。。
なんと、ダイムラーとオンライン接続できるという仕様です。
このメディアでダイムラーとのオンライン接続を成功されたのは世界中で師匠だた一人だそうです。

こうして撮影している間も無線LAN経由でダイムラーから最新のアドオンデータが流れてきてます(笑


 
早速インストールしておきました。



 
では早速W204後期にてエアコンの内気循環設定を変更してみます。



 
イグニッションONでは外気導入、これはどうにもならないそうです。



 
内気循環にするにはこちらのボタンを押すのですが、



 
デフォの状態では数分後に外気導入に切り替わります。



 
マルチプレクサーを介してOBDポートに接続。



 
Xentryを起動します。



 
三菱フソーも弄れるんでしょうか(爆



 
チャカチャカやってるように見えますが、事前に師匠の遠隔操作を録画して予習、実車接続の前に私の操作をチームビュワーにてチェックしていただいてます^^;



 
今回の操作では使ってませんが、もちろんデベロッパーモードも使えます^^



 
DASとは全く画面が異なります。



 
ナビにもこんな表示がでます。



 
どんどん進んで、KLA エアコンの設定画面まで行きました。
ここでパスワードの入力が必要となってきます。
このパスワードはmikota35さんからご提供いただいたそうです。
mikota35さんありがとうございました!



 
そして、「手動による内気循環モードへの切り替え」を「時間的な制限なし」に変更して車両へコーディング!

見事、成功しました^^

これで内気循環ボタンを押しておけば何時間経っても勝手に外気導入に切り替わることはありません。

師匠的には何で内気循環にここまでこだわっているのか「???」状態でしたが(爆、まあこんな私みたいなやつもいるということで(笑


今回、セットアップ並びにレクチャーまで大変ご丁寧に面倒を見ていただいたcayenneturbo2011師匠、そしてパスワードを提供してくださったmikota35さんへ心より感謝の意を表します。ありがとうございました!
Posted at 2012/12/01 01:23:45 | コメント(9) | トラックバック(0) | DAS/Xentry | 日記
2012年11月28日 イイね!

W204後期ヘッドライト追加作業とその他もろもろ

今日はちょっと早いクリスマスプレゼント、第二弾が到着しかなりテンションが上がってます^^
師匠、ありがとうございました♪
近日中にUPさせていただきます^^


ではW204ヘッドライト続きです。


前回D1C中華バラストが飛んでしまいましたので、こちらのD2C中華バラストセットを再購入しました。
バラスト本体の色とソケット形状が異なりますが、中身は以前307SWに装着したものと全く同じです。

ぽけっとマンさんのパーツレビューでD1Sバルブが49350円!!というのを拝見させていただいて目ん玉飛び出たんですが(笑、

こちら、55Wバラスト、イグナイター、D2C(D2S)バーナー、バーナー用ソケット込み、左右セットで4100円です(爆。
12個買えちゃいますね。。
怪しい中華、大好きです^^

色温度は3000k~30000kまで選択できますが、無難な白さで6000kにしました。



車両側D1C用ソケットにD2Cバーナーは形状的には突起の位置含めてジャストフィットなんですが、バーナー自体の固定が出来ません。

そこでちょっと特殊な方法で固定してます。
これ、私でないと電球交換できません^^; 次のオーナーさんはどうされるのでしょうか。。。



バラスト、イグナイターはヘッドライトの外側に設置しますので一度ロービーム用の配線をヘッドライト外に出し、バラスト、イグナイターを経由してまたヘッドライト内に戻さなければいけません。

そこで、防水のため黒いゴム栓のようなパーツを使うのですが、名前が分からず・・・
電子パーツに詳しい知人に聞いてみたら「グロメット」というそうです。
確かにEPC電子パーツカタログを見ているとグロメットというパーツがよく出てくるんですけど、これのことだったんですね^^



グロメットを通すため、さらにイグナイターまでの配線の長さが足りなかったので一度切断して配線を延長してハンダで再接続しました。
ロービームからの電源も一度外に出す為にグロメットのアキ2つを使用して配線を通しておきます。
 


こちらはハイビーム用の電球交換用サービスホールの蓋です。
ロービーム側は間近にバーナーのソケットがありますので干渉してしまいます。

ハイビーム側はかなり空間的余裕がありますのでこちら側を加工します。



蓋を開けるときに捻る突起?を削ったあとホールソーで21.5mmの穴をあけます。
使用するグロメットによってサイズは異なってきます。



こんな感じですね。




裏側から。



配線、設置を済ませたところです。
ロービームの中はこんな感じになってます。



全体像です。
バラストは本来のバラストと同じ位置に固定。バラストのネジ穴を少し加工してます。
コントローラーの位置に謎のキャンセラーを設置、イグナイターはその間の隙間に設置しました。



配線を綺麗にまとめて完成です。
すべてのパーツをヘッドライトにまとめましたので、完全にカプラーONで車両に接続できます。
車両側ハーネスには一切手をつけてません。



そして、車両に装着、点灯テストです。
見ての通りですが、ヘッドライトを弄るだけでアンダーカバーを外してインナーフェンダーを外してバンパーを外して・・・ 大変です。
 


さすが55Wキセノンだけあってビックリするくらい明るいです。
35Wキセノンの219や230が暗く感じるくらいです。



こちら、インナーフェンダー右側部から見たところです。
ギリギリ干渉せずに装着できました。



こちらはインナーフェンダー左側部から見たところです。
一見こちらのほうがきついように見えますが、右側よりもスペース的に余裕があります。



ぱっと見では後付けであることがわからないくらいに装着できたかと思います。
 


反対側。

あとはバンパーを戻して光軸を調整して完成です。

ヘッドライトに関しましてはこれにて完了です。


では次へ・・・



今度はプロスタッフさんのG-promoデイライトコントローラーの装着です。

デイライトのほうはすでに装着済みですが、コントローラーを付けていなかったので勤労感謝の日に付けてみました。

通常はフォグ点灯でデイライトがつくようになってますが、デイライトコントローラーをつけることによって、
・エンジン始動で100%点灯
・スモール点灯で50%点灯
・ヘッドライト点灯で100%点灯
というヨーロッパ仕様の点灯パターンを作ることができます。
そのままでは車検に通りませんので、コントローラーのディップスイッチにて日本仕様に切り替えることもできます。

矢印のヒューズボックスの改造がメインの作業になります。



矢印のトルクスネジを4箇所外すのですが・・・
奥のネジ2本を外すのにとんでもなく時間がかかります^^;



そしてヒューズボックスAsseyを浮かせて作業するのですが、干渉しまくり・・・
知恵の輪状態でここまで引き出すのが大変です。



作業自体は説明書通りに進めるだけなんですが、コネクターを外すのも大変です(見えない&硬い&指入らない)。
コネクターのピンを差し替えたり他の線と結線したり・・・という作業です。
ナビの取り付けスキルがあればDIYでも十分可能です。




こんなところの配線を改造するわけですが・・・
まあこれを解析してデイライトコントローラーを作ったプロスタッフさんは凄いですね^^



だた配線するだけならあっという間ですが、取り回しを考えながら配線を綺麗にまとめると結構時間がかかります。
上矢印はキャンセラーへ接続するカプラー、
下矢印はコントローラー本体へ接続します。バラバラにならないようにスパイラルチューブでまとめてます。



こちらは警告灯のキャンセラーです。
黒い配線は車両アースへ、茶色の配線はヒューズボックスのコネクターへ持って行きます。



キャンセラーからの配線はこちらのグロメットを通してヒューズボックス内へ引き込みます。



上矢印はコントローラーのマイナスです。後から付けたことがわからないように純正の配線の下に隠してあります。

下矢印は先ほどのキャンセラーからの茶線をコルゲート内を通してヒューズボックスまで持ってきてます。

矢印を入れ忘れましたが、ヒューズボックス内右下の緑の〇がついている小さな物体がデイライトコントローラーです。



全体像です。
とにかく後付けチックにならないように、純正のように配線を取り回すのがこだわりです^^



上矢印はアースに接続してます。見えませんが^^;
下矢印はヒューズボックスへ。



ヒューズボックスを戻して完成です。
見た感じではキャンセラーが付いていることくらいしか分からないかと思います。




これで配線の処理は完了です。

※もし、この作業をしてエンジンがかからなくなった場合はメッセージください。
対処方法をお教えします。



イグニッションONで100%点灯の写真を撮りたかったのですが・・・
周囲が暗くなってしまい、撮れませんでした。
一応、スモールで50%点灯なんですが、デジカメの補正機能のためうまく撮れません。

なんとCクラスという車は夜間ライトOFFができないんですよ(驚



ヘッドライト点灯で100%点灯なんですが、こちらもキセノンの明るさで補正されてしまい、先ほどとの違いがわかりませんね^^;

実物は正面から見ると目が痛くなるくらい明るいです。
LEDのパワー恐るべし!


では次・・・
すみません、まだあります。


こちらは定番のクロムメッキドアロックピンです。
純正は笑っちゃうほどチープなものが付いてます。これも純正ですが^^;
これ、MAC10さんで1本357円ですのでお勧めです。



大体の目安で開錠時の長さを測っておきます。



そしてラジオペンチで反時計回りに回します。
3~4回転回すと緩くなってきますのであとは手で捻って外します。



ピンが外れました。
この状態で施錠するとシャフトが落っこちてえらいことになりますので気をつけてください。



そして、クロムメッキドアロックピンを時計回りに締めて装着!

締めるときは指で締めます。(傷防止の為)
少々硬いですが、気合で閉めてください^^

作業時間数分、DIYが苦手な人でも誰にでもできます^^

W204後期の場合、後部座席は装着不可となってます。
試しにリアのドアロックピンを緩めようとすると・・・ シャフトごと回りました(笑
内張りを外して加工しなければいけないっぽいです。
また後日やってみます。


では次・・・


オートプラネットというホワイトハウスグループがやっているディーラーにこんなものが売ってました。



アンテナカバーです。
元々は黒のアンテナをボディー同色にするためのカバーです。
人気色は塗装済みのものが出てますが、ファイアオパールはもちろんありません^^;
ですので未塗装のものを購入しました。金額を忘れてしまいましたが2000円か3000円くらいでした。



そして、塗装ついでに購入しておいた中華バックセンサーです。
これもシルバー、黒、白の3種しかなかったためシルバーを選択し赤に塗装します。

なんだか中華三昧でどんだけ貧乏くさいねん!って感じですが怪しい中華製品が大好きなんですわ。



内装パーツでしたらラッカー塗装でOKなんですが、さすがに外装パーツですので2液性のウレタン塗料を使いました。



裏庭の塗装ブースです。




数回重ね塗りしました。



塗り終わり、乾燥中です。

我ながらかなり綺麗に塗装できました^^
2液性ウレタン塗料は初めて使いましたが、ラッカー塗料がサラサラしてるのに対し、ウレタンはトロッとしてます。
粘度があって垂れにくいためか、厚塗りしても塗料が垂れず塗っただけで鏡面研磨したような艶がでます。



こちらセンサーです。
これもいい感じで塗れましたが・・・

気になる点が1つ。
純正のファイアオパールと微妙に色が違います^^;
このウレタン塗料はフェラーリの赤、って感じです。

まだ装着してませんが、装着しましたらまたUPしますので笑ってやってください。


Posted at 2012/11/28 02:17:10 | コメント(9) | トラックバック(0) | W204後期 | 日記
2012年11月21日 イイね!

W204後期 ヘッドライトを弄る

このところ本業のほうが忙しく中々作業や更新ができませんでした。
 
整備手帳を良く見ていただいているようで大変嬉しい限りですが、整備手帳って下書きができないんですよね^^;
ということは、仕事の合間に作成できませんので今後は日記の方に書くことにしました。

今回のネタもちょっと鮮度に欠けますが・・・^^;


こちら、C200ブルーエフィシエンシーワゴン後期です。
買い替えの経緯は長くなりますので省略致します。

パッと見はAVGですが実は違います^^



こちらが元の姿です。

今までCクラスを買おうと思ったことがなかったので何も知りませんでしたが、ヤナセ、MBで見積もりを取っていると様々なことがわかりました。

もちろん欲しいと思ったのはC350AVGですが・・・
C350でも軽く700万オーバーです。
メインで乗るのは嫁と子供ですので、とにかく安いものを^^; どうせ子供にボロボロにされますから(泣
てことで、C200にしました。

見ての通りですが、ヘッドライトはハロゲン、オモチャのようなフォグが付いてます。
今時ハロゲンは微妙・・・ ということでオプションでバイキセノンを付けようとしたのですが、なんとこのグレードでバイキセノンのオプションは受注生産!
ドイツにオーダーして納期は数ヶ月(泣
今回はかなり急いでいたため、納期最優先! ファイアオパールのこちらのC200だったら即納可ということでこれにしました。
オプションは販売店装着オプションのVICS 3メディア、あとETCは純正ナビ連動型(サービス)のみです。あとはDIYの楽しみを残しておきました(笑



バイキセに変更するにあたり、確認しておかなければいけないことがあります。
外に置いてあった試乗車をちょっと拝借して見せてもらいました。
車両側のハーネス形状、互換性はあるのか、W203のようにDASでの設定変更だけでいけるのか・・・。



見ての通り、カプラー形状は同じですがアース以外の配線が全く異なります。

プロスタッフさんに接続キットがあるのか問い合わせてみましたが、「接続キットなし、さらに”今後発売する予定もなし”」とのことでした。
MBのサービスの方にも聞いてみましたが、「絶対に無理です」とのこと。

その理由は、今回行った作業を見ていただければ分かるかと思います^^;
恐らく同じことをされる方はいないと思いますので写真はあまり撮ってません。
さらっと流します。



納車までの間に、この2種で何が違うのか検証しておかなければなりません。
オクにてジャンク品を2種類購入しました。

左がバイキセノンのユニットですが、バラストとヘッドライトコントローラーが付いてません。何らかの事情でヘッドライトを交換する際にはバラストとコントローラーは移植するからでしょう。

バラストとコントローラーを新品購入しますと〇〇万円かかりますので、そんなことをするくらいなら納期を待ってオプションのバイキセを付けたほうがマシです。+20万ですから^^;

但し、バラストは何とかなるとして、コントローラーが付いていないことでとんでもなく苦労しました。



幸運なことにメルセデスのヘッドライトはブチル接着ですので、カラ割りができます。
メルセデスを選択する一番の理由としまして「ヘッドライトがブチル接着である」ということです。2番目はDASがあれば自分でメンテや修理がある程度できてしまうところでしょうか。



十分温まりましたらカラ割りします。
内装剥がしを突っ込むところが限られてますので、ちょっと苦労しました。
滑ります^^;



カバーを外したところです。


 



















ウインカーのレンズはカバー側にくっついてきます。



本体側はこんな感じになります。



実はこのウインカー、219に移植できないかと模索してたのですが、高強度パワーLEDのヒートシンク仕様でしたのでスペース的に不可能でした。残念^^;

見ての通りですが、チップLEDが反射板に映し出されて光るようになってます。



トルクスネジを外してウインカーAsseyを取り外します。



ポジションライトも取り外します。こちらもトルクスネジで止まってます。


 
最近はD1Cというイグナイター内蔵のキセノンバルブが増えてきましたね。
構造の単純化、小型化、というメリットがあるようですが6000k~のバルブに交換する際にはかなり割高になります^^;
さらに後述しますが、このD1Cのためにかなり余計な出費がかさんでしまいました。



 
イグナイターからの配線はロービーム下のこちらのソケットまで取り回されており、この直下に純正バラストが装着されている・・・と思われます(バラストが付いてなかったのでわかりません^^)



 
さらにヘッドライト内部のハイビーム側にはアダプティブヘッドライト?インテリジェントヘッドライト?かなんだか知りませんが賢いやつのコントローラーユニットとバイキセノンコントローラーユニットが付いてます。
細かくは見てませんが、コントローラー②のカプラーはLEDウインカーとポジション球のコンバーターに繋がっていると思われます。



 
コントローラー②のほうはこのように外部ユニットに接続する形です。
このユニットも付属していれば作業方法が全くことなってきたかと思いますが、入手しませんでした(というより入手できませんでした^^;)。



 
では次にハロゲンユニットのほうをバラします。
 簡単に外してるように見えますが、手は仕事に支障がでる寸前まで火傷してます。




 
構造は至って単純です。
55Wのハロゲンロービーム、ハイビーム、ポジション球、ウインカー。
敢えて言うならば光軸調整ユニットが付いているくらいです。(車内で光軸をコントロールできます)
一度調整すれば殆ど使うことはないでしょう。


そして約5分、熟慮に熟慮を重ねた結果・・・
ハロゲンユニットの配線Asseyを摘出しバイキセユニットに移植することにしました。
そんなことがド素人に出来るのでしょうか(爆



 
こちら、ハロゲンユニットから取り外したの配線Asseyです。




 
こちらはバイキセユニットから取り外した配線Asseyです。

まあ簡単に言えばニコイチですわ^^;



 
これはポジション灯です。
CCFL風になってますが、高強度白色チップパワーLEDを反射板に当てて光を拡散させる構造になってます。



 
基板側を見ますと4ピンコネクターと電圧調整用抵抗4つ、整流用ダイオードと思われるチップが数個。
 4ピンというのが嫌な感じですが・・・



 
そのうちの2本に電圧をかけると、




 
光りました!
但し、12V稼動ではありません。3.6V~4V近くで通常の明るさに点灯します。



 
コントロールユニットがありませんので、実際は何Vの電圧で稼動させているかわかりません。
とりあえずこの4つの抵抗を交換して12V稼動にしてみます。
 


 
電子パーツに詳しい知人に教えてもらったマルツというパーツ屋さんで検証用の抵抗を買ってきました。
秋月では100個単位でしか購入できませんが、マルツは1個単位で購入できるところがありがたいです。


 
入力電圧とLEDのスペックがわかれば計算上で必要な抵抗のΩがわかるのですが、LEDのデータシートがありませんので、一般的なLEDという仮定の上使う抵抗を選別していきます。
仕事が終わってから3日連続、閉店ギリギリ滑り込みでマルツに通いました。

試行錯誤の連続です。


 
使用する抵抗値が大体決まれば基板に実装していきます。

円筒状のチップ抵抗を外します。今まではハンダ2本で外してましたが、平型のコテ先に糸ハンダを流しながらチップ抵抗を外すテクを身に付けました^^
基板を痛めずに一瞬で外せます。

チップ抵抗は4つともすべて外します。


 
LEDにかかる電圧を微調整するために試しに4つ中1つを可変抵抗にしたのですが・・・

やっちゃいました^^;
魔が差したのか何を考えてたのか一瞬の出来事だったのですが、右いっぱいに可変抵抗を回してしまい・・・
一瞬でLEDが切れてしまいました(泣




でも心配ありません。探せばあるものです。
秋月電子で見つけました。

高輝度白色チップパワーLED[OSRAM製]LUWW5AM-KXKZ-4C8E-Z

こちらがほぼ同等品ですが、色温度が純正より若干高いと思われます。
純正のケルビン数はわかりませんが、こちらは6500Kです。




 
この白色パワーLEDは350mA流す場合はヒートシンクが必要です。
なんと純正のLEDは裏のヒートシンクに溶接されてます。
LEDを外し、ヒートシンクとの接着面を平らに削りなおし放熱用シリコンを塗布した後ハンダ付けしました。


 
使用した抵抗は270Ω×4、並列です。車両からの電圧を13.7Vと仮定してLEDに3.2Vの電圧がかかるようにしました。
交換した白色パワーLEDも無事に光ってます。



 
さて、次はウインカーです。
これまたコネクターのピン数は4本。
すべての配線に12Vをかけてみましたが全く点灯せず・・・。
基板のパターンをじっくり見てみると、すべてのLEDが直列に配列されてます。



 
黄色パワーLEDの順方向電圧が2.0V~3.0Vあたりですので、試しに6個目のLEDに12Vの電圧をかけてみると・・・ 光りました。
1個あたり2Vの電圧をかけて若干暗め位です。
実際は14V近くの電圧がかかりますので、ちょうどいいくらいになるかと思います。



 
7個目のLEDに12Vをかけてみると、かろうじて点灯している感じで、



 
8個目だと消灯しました。
これで大体の黄色パワーLEDの特性がわかりました。

簡単に稼動させるには12V-24VのDC-DCコンバーターが必要です。
しかし、マルツでも入手できませんでした。

しかもコンバーターなど付けて費用がかさんだら全く意味がありません。


そこで考えた結果・・・・



 
12個中右側6個のLEDを直列に、左側6個のLEDを直列に左右分けて6個同士を並列に、組み合わせて直並列にすることにしました。

そこで基板のパターンを改造します。



 
加工箇所は矢印の3箇所になります。
上矢印:上から2番目、3番目を導通させますので被服を剥がします。
中矢印:パターンをカットしプラス側の被服を剥がします。
下矢印:一番下の被服を剥がし、先ほどのプラス側と導通させます。



 
配線加工するとこんな感じになります。



 
そして12Vの電圧をかけてみると・・・
見事成功!
結線は4本中3本使用しました。
計算上は1個のパワーLEDに対して2Vの電圧がかかってます。



 
あとはハイフラ対策です。メタルクラッドの抵抗を並列にかませます。



 
ベンツのウインカーのハイフラ対策では定番のARCOLです。これ、オクでは数千円しますが、パーツ屋で買えば1個500円前後です。
ウインカーにはARCOL HS25 SR2 Jが最適です。検索すればデータシートが出てきますので類似品でも大丈夫です。

メタルクラッドはLED用のヒートシンクに放熱シリコンを塗布して純正のネジで固定しました。 



 
実際の電圧を想定して13.7Vで点灯・点滅テストをしましたがバッチリ作動しました。
1個のパワーLEDに対して2Vちょいの電圧ですので耐久性も問題ないかと思います。
急いで作業しましたので画像がありませんが、メタルクラッド抵抗への配線は基板のパターンから引いてきてます。



 
次にハイビームをキセノン化します。
元々キセノンですが、バラストがないのと色温度を6000KにしたかったためD1Cの中華キセノンバラスト付きセットを購入しました。



 
D1Cの中華キセノンセットは基本的にこの1種類しかありません。
同じようなものがたくさんありますが、どこかの工場が作っているOEMですので中身は全く同じです。
 右に写っている物体はキャンセラー(別売り)です。



 
安定化電源に繋いで点灯試験、素焼きします。
素焼きでかなりバルブから煙が出てましたので必須です。ヘッドライト内部の曇りの原因になりますから^^;

※先に結論を書いておきますが、この中華D1CキセノンセットはNGです。
安定化電源でのテストでは問題なかったのですが実車にて点灯させたら左右とも15秒でバラストが煙を出してぶっ壊れました。
さらにイグナイターとの接続部カプラーが外側に曲がってますので電球交換用サービスホールの蓋と干渉して蓋が閉まりません。加工して取り付けましたが・・・。



 
ハロゲン用配線Asseyはこのように改造されました。
途中の写真を撮ってませんが、ポジション球にキャンセラーをかませてあります。




 
実車にて点灯試験をします。

現時点ではジャンク品の予備ヘッドライトを使用して作製しましたのでヘッドライト含め車両側には全く手を付けてません。右側ヘッドライトのコネクターを抜いて差し替えただけです。

ハイビーム、ポジション球、ロービームキセノン、すべて点灯し警告灯対策もしてありますので警告灯も点灯しません。OKです。

但し、このときは10秒ほどしか点灯させなかったためバラストが後に壊れることには気づかず・・・^^;



 
こちらはウィンカーです。ハイフラ現象もなくLEDの照度もバッチリです。


それでは実車をバラして組み込んでいきます。



 
ヘッドライトを外すにはアンダーカバーとグリル上部のカバー、そしてバンパーを外さなければなりません。



 
今まで所有した車はすべて自分でバンパーを外してますが、W204は一番簡単に外せました。
余計なものは一切付いてません。これ、いいですね^^



 
フォグはプロスタッフのG-Promoデイライトキットに交換するつもりで購入しておきましたので、バンパー外しついでに交換しておきました。

※デイライトキットの取り付けだけでもバンパーを外す必要があります。



 
ヘッドライトはビス3本緩めるだけで外れます。


あとは、バイキセ左側を入手し、右側と同じものを作ります。
といっても、普段は普通に仕事をしてますので夜中の作業です。
嫁から与えられた納期は2日。かなりきついです。



 
写真を撮る時間がなかったので流しますが・・・
こちら、ウィンカーのヒートシンクにメタルクラッドを取り付けたところです。



 
拡大。
テールランプなど常時点灯する場合は車体に取り付けたほうが良いですが、点滅程度でしたら発熱量が微量ですので問題ありません。



 
左右両側ともに配線の改造が終わりました。
簡単に書いてますが、カラ割りから基板の改造、カーボン抵抗の入れ替え・・・などかなりの手間がかかってます。
しかも、基板が完全に左右対称ではないので、回路の解析もやり直してます。


 
そして、各パーツを綺麗に洗浄して組み込んでいきます。
内部の写真を撮ってませんが、バルブなど発熱する部分に干渉しないように、さらに光軸調整に影響を与えないように考えて綺麗に配線を取り回します。



 
正面から。



 
メタルクラッドもスマートに装着できました。



 
そして、装着・バンパーを戻して完成です。
 
今回の作業の特筆すべき点は、車両側ハーネスに全く手を付けず、完全にカプラーONにて装着したことです。
ノーマルヘッドライトがあれば2時間もあれば完全に元に戻せます。



 
点灯させるとこんな感じになります。

バラストが飛んだため、応急的にハロゲン電球を付けてます。(嫁の納期に間に合わなかったため;;)
このあと、プジョーに取り付けたHIDキットを購入し実車にて点灯試験をしましたがバッチリでした。
今週あたりに作業できれば交換したいと思います。
バンパー外しからやり直しですのでかなり面倒ですが・・・。

次回は残りの作業、ハロゲン⇒キセノン化、230イメチェン、そして温めまくっているネタ、”DASをバージョンアップ”しましたので順次レポートしたいと思います。
Posted at 2012/11/21 23:04:40 | コメント(9) | トラックバック(0) | W204後期 | 日記
2012年09月25日 イイね!

R230 トランクのクロージングアシスト故障

以前、電動ガンの記事を書きました。

いろんな趣味に手を出し、いろんなものにハマリ・・・ 車にもドップリ漬かってますが、資金不足のためハマリきれず(苦笑

そんな中、唯一極めたと自負していたのが「電動ガン」。

しかし電動ガンの趣味から手を引いた今、あのノウハウや知識は将来的に何か役に立つ日がくるのだろうかとささやかな疑問を持っておりましたが・・・



「ついにその日が来ました^^」



R230定番のトランクのクロージングアシストの故障。


症状: トランクを閉めるとき、最初の「カチ」までは行くが、そのあと吸い込まない。

応急的な対処法①: 無理やり押し込むと閉まる
応急的な対処法②: バッテリーのマイナス端子を外してすぐ戻す⇒一時的に直るがすぐに再発
応急的な対処法③:DASで「PSEニューマチック制御ユニット」のフォルトをリセットする⇒しばらく直るがそのうち再発

原因はアクチュエーターからのエア漏れが殆どです。
2ヶ月前にヤナセでアクチュエーターを交換し、一旦は直りました。

旧品番 230 750 0085
新品番 230 750 0185

どうやら対策品になっているようです。


そして2週間ほど前に再発(撃沈

症状: 全く同じ。 しかし、対処法が微妙に違ってまして、

応急的な対処法①: 無理やり押し込むと閉まる
応急的な対処法②: バッテリーのマイナス端子を外してすぐ戻す⇒一時的に直るがすぐに再発⇒バッテリーのマイナスを外しても直らなくなる(ここが違う)
応急的な対処法③:DASで「PSEニューマチック制御ユニット」のフォルトをリセットする⇒しばらく直るがそのうち再発


とりあえず、ヤナセで修理してもらったので再入院。

3日後に連絡あり・・・
「アクチュエーターは交換したばかりで全く問題ないです。どうやらポンプが怪しいようです。ちなみにポンプ交換で18万ほどかかりますがどうしましょうか?」

18万??

一応嫁に相談するも、即却下。
とりあえず引き取りに行きますと伝え、先も見えないまま引き取りに行ってきました。

さて、どうしましょう^^;

引き取りに行ったときにポンプの場所を聞きましたが、トランクの真中あたりを指差して、
「この辺?? でしょうか??」 とさえない返事。


はいすみません、自分で探します。



EPCによりますと、トランク内の左側のどこかにあるようです。



10番の「ポンプ」ですね。
通称、「ドアロックポンプ」「バキュームポンプ」と呼ばれています。
部品番号 A 230 800 00 48
EPC(電子パーツカタログ)では、対策品が A 230 800 04 48 となってます。

いろいろと調べてみると、次々に対策品が出ているようで最新版は A 230 800 06 48 だそうです。
ヤフオクで86700円也。

どんだけ壊れとるねん!って感じですが・・・ ヤナセの半額以下で直せることがわかったからといっても86700円は高すぎます。



トランク内の簡単に取れるものを撤去するとこんな感じになってます。
この油圧ポンプの下にバキュームポンプが隠れています。




こちらの油圧ポンプを固定しているナットを4つ外します。



そして油圧ポンプ下のウレタンを取り除きます。



この黒い物体がバキュームポンプです。




ビスやナットで固定されておらず、はめ込んであるだけです。



「ドアロックポンプ」とも呼ばれているだけあって、メインはドアロックの施錠・開錠を行っているポンプです。
画像下のグレーのホースがトランクのアクチュエーターに繋がってます。

そういえば、最近ドアロックの施錠が若干スローだったのでやはりこれが原因っぽいです。



ではバキュームポンプユニットを取り外します。
矢印のコネクターを2箇所外します。



ホースは爪で引っ掛けてありますので、細いマイナスドライバー等で引っかかりを外して引き抜きます。
どのホースがどこに繋がっているかわからなくなりますので、それぞれに番号を書いておきます。



こんな感じで外していきます。



摘出完了。






 
いろんな角度から。




部品番号 230 800 00 48
初期タイプですね。



では分解していきましょう。
ホース接続面にトルクスのタップネジが3ヵ所ありますので外します。



こちらのグレーのホルダーを外します。
マイナスドライバーで爪を起こしながら外します。



ケース自体は2つで構成されてますがネジ止めもされておらず、はめ込んであるだけです。
この出っ張りをテコの原理でこじれば簡単に開封できます。



バキュームポンプの中身が出てきました。



モーター一つとポンプ、そしてエアーの流れを遮断・開放するソレノイドバルブ、制御基板で構成されています。
よくあるウェザーストリップからの雨漏りで基板がやられている場合はちょっと厳しいかもしれませんが、私のは見た目では全く問題なさそうです。

何が故障してるのでしょう・・・。



ホース接続部。




ソレノイド。



モーター。
このモーターとポンプが怪しいので、この二つから検証していきます。
というより、それ以外が原因ならちょっとお手上げかもしれません・・・。




モーター+ポンプを基板から取り外します。
こちらのレバーを起こして爪の勘合を外し、引き抜きます。



左の部分がポンプ、右がモーターです。



裏側。
配線はカットし、+-を書いておきました。




ポンプの吸気口と排気口。



トルクスビスを緩めてモーターホルダーを外します。



モーターの部品番号を調べましたが、正体は不明でした。



どっちが吸気でどっちが排気か調べようと電源装置に繋いだら、左から何やら飛び出てきました。



こちらです。
これ、円盤状のゴム板なんですけど、役割がよく分かりません。


 
電源装置に繋いで回してみました。
比較対照がありませんので、モーター・ポンプの調子が悪いのか正常なのか現時点ではわかりませんが、ポンプ部の振動と異音が気になります。



 
ポンプを回したらエアーのInとOutが分かりました。
右がIn、左がOutです。

では分解しましょう(笑

トルクスのビスを6ヶ所外します。



 
こちらはポンプの上蓋の裏面です。


 
ポンプ内部です。
見た目での損傷はありません。
スラッジが付着している程度です。


 
ポンプ内部も分解します。


 
これらが構成部品です。


 
ポンプの一番下のパーツは、モーターの軸にピニオンが打ち込んであるため外れませんが、これでほぼ無負荷の状態でモーター を回すことができます。

もし、このモーターの回転に異常があればモーターを分解・オーバーホールするつもしでした。
モーターのコイル巻き替え、ベアリング交換、ブラシ交換、コミュ研磨など、電動ガンのモーターで何十、何百と経験しましたので得意中の得意です。

このモーターも比較対照がありませんが、今まで数多くのモーターをいじってきた経験上、回転時の感覚(音・振動・匂い・コミュとブラシの接点の様子等)では全く異常なしです。
余程の高負荷をかけない限りモーターが焼きつくことは滅多にありません。


 
次に分解したポンプをパーツクリーナー(ブレーキクリーナー)で洗浄します。



 
羽の部分も一枚一枚丁寧に洗浄します。



 
そして、元通りに組み立てます。
当初、この3つのパーツのツラを寸分の狂いもないくらいピッタリと合わせてビスで固定しました。

そしたら、なんと・・・

「ポンプが殆ど回らない!」

そこでビスを緩め、3つのパーツの位置を微妙にずらしていくと・・・

ポンプが回らない位置、かろうじて回る位置、すんなり回る位置、いろいろあるんです!

まさに故障の原因は、このポンプです!

この3つのパーツを0.01mmくらいのレベルで微妙にずらしたり、ひねりを加えて一番スムーズに回る位置を探します。
手に伝わる振動と、回転する音を頼りに調整し、位置が決まればビスを増し締めして固定します。

電動ガンのカスタムやら調整って、こんなことばっかりやってるんですよ(笑




 
モーターの配線は一度切断しましたのでハンダ吸い取り器でハンダを取って、



 
再度ハンダ付けします。
アルミクリップは熱で端子の根元の樹脂が溶けないようにするための放熱のために使っています。



 
そして、本体のユニットに結合するのですが、その前に・・・



 
こちら、高粘度特殊グリスという電動ガンの気密取りに使う特殊なグリスです。



 
これをポンプとの結合部のOリングに塗布します。
粘度が高いためポンプ内の配管にグリスが流れることはありません。(そういう用途で使うグリスです)



 
ポンプユニットと本体を結合し、ホルダーで固定します。




 
そして、ケースにしまいます。



 
こちらは電動ガン用のシリコングリスです。これは配管との結合部に塗布します。
元々の結合部はシリコンオイルが塗布されていましたが、こちらの方が気密を確保できると思います。



 
そして、最後に配管結合部の固定用ホルダーを戻して完了です。




 
車両側の配管と接続し、ハーネスも接続します。
外した時の逆の手順です。




 
そして、DASでショートテストをします。
PSE-ニューマチック制御ユニットにフォルトが出ています。(これは修理前の故障記録です)



 
こちらですね。



 
故障メモリーを消去します。



 
トランクの開閉をしてオートクロージングの作動を確認、OKでしたらもう一度ショートテストを行い、フォルトが出てないか確認します。


結果、

「完治しました!^^」

試しに1時間ほどトランクを開けっ放しにしたり、様々な条件で動作確認しましたが一度も症状は出ておりません。

そして、今まで何か動作が遅いなと思っていたドアロックの施錠・開錠がやたらと早くなりました^^


ドアロックポンプの対策品はどのように改良されているのか知りませんが、
部品番号 A 230 800 00 48 のドアロックポンプが故障した場合は18万円で修理する前に、「ポンプ構成3点パーツの位置調整」をやってみてください。
この故障の原因はポンプ構成3点パーツのネジ穴の精度不良です。逆に「遊び」がありますので調整が可能、というわけです。
恐らく、振動や、元々の組み付け不良でモーターに負荷がかかっていたための熱で組み付け位置がずれたんでしょうね^^;
今後、同じ症状が出てもやり方がわかりましたのですぐに修理できます。

あとは念のために気密取りをしておけばバッチリです^^

修理にかかった費用、「0円」でした(爆
Posted at 2012/09/25 21:59:23 | コメント(26) | トラックバック(0) | 230のトランク | 日記

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