内装高級化、続きです!
詳細を含めて完成してからまとめてUPしようかと思ってましたが、予想外のトラブル?不具合が出てきて、パーツをドイツにバックオーダーするなど・・・結構苦戦してます^^;
さらに別件でまたトラブルがあり滅入ってます(汗
これではいつまで経ってもネタが書けませんのでいくつかピックアップしてみました。
外装を後期フェイスにした時と同様、「完全に元に戻せる状態」で内装を弄る。。
ということは内装一式をほぼ解体屋調達品で揃えてますのでそこそこの不具合はあると思っておいたほうが良いですね^^;
しかも、そのパーツが結構高額だったりします(撃沈
現在7~8割方作業のほうは終わってますが、
ベリーレッド化を考えておられる方にアドバイスがあります。
高級化や素材にこだわらなければ・・・
「ベリーレッドの車両に買い替えましょう」(爆

前回掲載し忘れてましたが、コンソールボックスの上面の蓋と両サイドのパネル(グレー色)を外すにはここまで分解しなければいけません。
ちなみにこちらも解体屋調達品ですので配線は一部カットされてます。
センターコンソール左右のパネルはクリップのみで固定されてますので3秒もあれば外せますが、コンソールボックス左右のパネルはクリップ+片側2箇所ずつネジ止めされてます。
しかもそのうちの1箇所が非常にアクセス困難なところにネジが隠れてます。

こちらはリア小物入れの蓋です。
これ、外すのは簡単ですが組み込むのが大変です。
手が4本ないと出来ません^^;
スプリングを引っ掛けるのが大変なんです。こっちを合わせればこっちが外れる、その間、内部のいろんなパーツが外れる(撃沈
特殊SSTを自作して1人で組み込んだら片側2時間かかりました。
たまたま娘が通りがかりましたので手伝ってもらったら10分で終わりました(苦笑
さて、
気になる内装の「グレー色」ですが、脱グレー色を目指すとまーじーでー半端なく苦労します。
あらゆるところにグレーが使われているからです。
ネックは「シートベルト」と「フロアカーペット」です。
この2点が作業内容的にも費用的にも大きな壁となります。
例としてis.meさんで内装を張り替えた230を見てみましょう。

前期のブラック内装の車両の施工例ですが、シートベルトとフロアがグレーのままになっているのが分かりますでしょうか。
シートベルト上部のカバーもグレーのままですよね。
これをベリーレッドやブラックに入れ替えるのがかなり大変なんです。
昔は車をバラすときに多少は躊躇することがありましたが、今は全くありません(爆
何でもありです。

シートベルトAsseyを取り外すにはここまでシートをバラす必要があります(爆
座面のクッションは小物入れとその周囲のグレー色パーツを取り外すために撤去しなければなりません。

ここまでバラしてやっとシートベルトの巻き取り装置を取り外すことができます。
裏からは外せません。

摘出しました。

また厄介なことにグレーのカバーの隙間を通してあるんです^^;
シートベルトはベルトだけのパーツ供給がなく、Asseyでの交換となります。
上記のプラパーツ以外で左右約10万します(撃沈
今回はAssey交換ではなく、費用を抑えるためにベルトのみを張り替えました。ベルト張替え後はまた後日UPします。

見えないところの洗車クラブに所属しておりますので、骨格部分までブレーキクリーナーで清掃、ギア部はグリスアップしておきました。
部長と名乗って宜しいでしょうか(爆
解体屋調達品ですのでいい感じに汚れてました。
次にフロアを含む内装ですが・・・
こちらはまた完成後に詳細をレポートしますのでどんな状況か、だけ写真を載せておきます。

ダッシュボード以外はほぼすべて外しました(核爆
写真ではまだ付いてますが、メーター下カバーを外すために、メーターも撤去してます。メーター下カバー(ヘッドライトのスイッチが付いている部分)の固定ネジがメーターの下に隠れてます(笑

ちなみにこの状態でもエンジンはかかります。
適当な小椅子を置けば多少の移動は可能です。
フロアカーペットを剥がす際にアクセルペダルを外してますのでペダルだけ戻さなければいけませんが^^;
そのまま座ると超ローポジションで前が見えません。
またまた見えないところの洗車クラブの部長として、フロアカーペット下の鉄板を綺麗に清掃しておきました♪
では本題です。
Aピラー、サンバイザー、フロントウィンドウ上部カバー、天井、リア、まあ簡単に言いますと上半分をアルカンターラ化してみます。

内装のレザーもそうですが、このあたりの生地はネットで見る写真の色と実物ではえらい違いがあります。
「間違って頼んだか??」というくらい違います。
ですので、サンプル帳は必須です。
それほど高価ではありませんので(500円~1000円程度)間違って変な色の生地が到着してアタフタする前に購入したほうが良いです。

中はこんな感じです。
アルカンターラもエクセーヌも基本的に同じなんですが、隣に置いて比べると何となく生地の毛並みが違うような気もします。
生地厚が数種類ありますので恐らくそのせいかと思われます。

当初、上半分はブラックのアルカンターラ(エクセーヌ)ということで先に施工されたA3-PROJECTさんからカラーに関する情報をいただき生地も購入してスタンバッておりましたが、とあるドイツの内装屋が仕立てた赤スエードの230↑を見て、ちょっと時めいてしまいました♪
赤内装もやりすぎると一気に品がなくなってしまいますが、ルーフ回りは意外と目立ちません。
ルーフ周りも解体屋調達品を使う予定でしたが、調達資金が底を付いてきましたのでオリジナルのパーツにて施工しました。
これで車が売れなくなる・・・(爆

右のハギレが偶然見つけたベリーレッドに似ているスウェードです。
700Wシリーズの中には同じ色がありません。
W60とW61の間くらいですが、それでも色合いが違うんです。
またこのベリーレッドという色は不思議な色で、光源の種類、たとえば直射日光下と日陰では全く色が違いますし、蛍光灯下でもまた全然違う色になります。
どの条件化でも同じ色に見えればOKとしましょう♪
ベリーレッドの230をお持ちの使徒さんにも確認をお願いしておきました(謎爆

まずはこちら、純正ベリーレッドのカーペットの上にエクセーヌを置いたものです。
ストロボ発光下にて撮りました。
かなり似ていると思います(個人的には・笑)

ストロボ発光なしにするとこんな感じです。
似てますよね!

こちらは太陽光下です。
個人的にはこの色なら「ベリーレッド」を名乗れるんじゃないかと思ってます。
では生地が決定したところで今度は例によって最大の難関、「ステッチ」です^^;
こちら↓A3-PROJECTさんから「ステッチを入れるならこれを参考に!」と教えていただいた写真です。

フロントウィンドウ上部パネル。
写真を縮小してますのでちょっと分かり辛いですが、曲線・直線・曲線のダブルステッチが入ってます。

しかも両サイド。難易度高すぎです・・・。

長さがありますのでさらに難易度UPです^^;
前回作ったセンターコンソールとはレベルが違いすぎます・・・

Aピラーの上部にもダブルステッチが入ってます。
縫製は2回目の挑戦ですが、前回作製したコンソールの蓋の縫製で私なりに色々と学習しました。
ミシンの押さえでステッチを入れる場所が直視出来ないんです。
端から5mmなどの決まったステッチを入れる場合は専用の押さえがあるようですが、純正のダミーステッチを入れるには使えず。。

で、ミシンを購入したときにおまけで付いていた「テフロン押さえ」をちょっと改造してみました。

3.5mm~4mm幅のステッチを直視しながら縫えるように削ります。

セットするとこんな感じです。
純正の照明では針が下がったときに影になりますので、さらにLEDライトを1個斜めから貼り付けてます。

マスキングテープで型を取り、

エクセーヌに貼り付け。

そしてカットして縫製。
糸を針の規格内の太さまで細くしましたので、前回のように縫製中に糸が絡まることが全くなくなりました。
それだけで全然やりやすくなりました。
ミシンの説明書を見ながらやってる時点で素人丸出しですが・・・ はい、ド素人です(爆

そして縫製完了。

貼り付け時は写真を撮っている余裕がないのでいきなり完成してますが、2回目だけあってちょっぴりクオリティUPしました♪

一応、純正アルカンターラと同じ位置なるようにステッチを入れてみました。

グレーに近いシルバーのステッチ(ビニモMBT)を使いました。
同じ色ですとせっかくのステッチが見えませんし、色が違い過ぎると高級感がなくなりますので、これくらいがさりげなくちょうどいいかなと思ってます^^

次にAピラーです。
ステッチを入れる場所とつなぎ目の部分にマーキングしておいて、

同様にマスキングテープで型取りして縫製。

曲線を縫うのも慣れてきました。

貼り付けて完成。

純正と比べればほど遠いレベルですが、今の私のスキルではこれが限界です。

左右作って完成。
簡単に書いてますが、結構大変でした^^;
あとは天井とリアウィンドウ周りのアルカンターラ貼りですが時間のあるときにボチボチやっていこうかと思ってます。