左ハンドル車を日本の道路で走っているとなんだか車が左に流れる傾向があるように思います。
55AMGも過去に乗っていた左ハンドル車もそうでした。
4ヶ月ほど前に右後ろの足回りをごっそりと交換したときにアライメント調整もやってもらいましたが、一応スラスト角が0になってましたので前よりは良くなったものの、まだ左に流れる感覚があり常にハンドルを少し右向きに力をいれて運転している感じでした。
手を離すとハンドルはやや左に回転します。
先日、車高の微調整をしてからその現象は若干酷くなりました。それと、タイヤ交換をしてからハンドルのセンターがずれたような感覚・・・。
車高調整をしたら確実にアライメントは狂いますので、中部地区では有名な「港北自動車、中部アライメントセンター」にて調整をお願いしました。
仕事の関係で1泊2日預けることになりました。とりあえず私の気になっているところ、ハンドルのセンターがずれていること、車が左に流れること、キャンバー角はなるべく立てて欲しい、とだけ伝えました。

翌日の朝にまず現状の状態を解析して調整の方向性をご連絡させてもらいます、とのことで翌日の午前中に連絡がありました。
「最近アライメント調整をされましたか?」 その通り!
「左にハンドルを切るときは軽く、右に切るときは重くないですか?」その通り!
あと、いろいろと私が言おうと思っていて忘れてたようなことを指摘され、ビックリです。

とにかく、ベンツのABC装着車のアライメント調整が一番大変とのことです。車高が安定するまで待たなければいけない、元々国産のような調整機能がないので、調整用ボルトに交換して調整、数値だけでの調整と実際の乗り味が違う、車高がバラバラ(これ、私が調整したんですけど、基準をフェンダーの淵でやったんですが、アライメント屋さんはシャーシを基準に測ってます)。
結局車高調整からすべてやっていただきました。
そして、私の好みのセッティングに可能な限り近づくように調整していただきました。
何をやったか、車の模型を使って説明していただきましたが、あまりにも内容が詳しすぎて半分くらいしか覚えられませんでした(爆
今回、一つだけどうしても修正できないところがあったらしいです。それは・・・フロントのタイヤが原因でした。フロントはコンチネンタルなんですが、コニシティー現象といってタイヤの骨格がずれているそうです。それが左流れの原因にもなっているようです。試しに左右逆に組んでみたらもっと左に流れたそうです。担当の方によりますと、コニシティー現象が多いのはコンチネンタル、次にミシュランだそうです。(中華タイヤは論外) コニシティー現象は左右のキャンバー角とキャスター角を微調整し、できるだけ真っ直ぐ走るように調整していただいたようです。
ちなみに、以前紹介させていただいた鍛造タイ○のホイールは全く歪みなしです! ←これ重要(笑
調整後、走り出してからすぐに体感できました。「ベンツってこんなに真っ直ぐ走るんだ・・・」というのが第一印象です(爆 それから、やたら地面にへばりつくような感覚、別のの車に乗っているみたいです。
ステアリングを切ったときの左右の重さの違いも全く同じ。
夜19時過ぎに取りにいきましたが、私の55で丸一日かかったらしく、作業待ちの車が3台ほど待ってます。「これからこの車の作業ですよ・・・^^;」と店長は疲れ切ってました。。

かかった金額はこちらです。
調整ボルトが付いていない場合、車高を下げている場合、ABCやエアサスの場合はちょっと割り増しになります。まあ手間が半端なくかかりますからね^^;
今までアライメント調整はいろんなディーラーやショップでお願いしましたが、この中部アライメントセンターはずば抜けてお奨めです。プロの仕事!プロのプライドやこだわり、というものを久々に見せてもらいました。
http://www.e-waza.com/
Posted at 2012/04/20 01:45:20 | |
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