数ヶ月かかってやっと全塗装が完成したHMGさんのE55ですが、塗装完了後にSRSの警告灯が点灯しているとのことで・・・
先日、HMGさん邸の近くに用事がありましたので出張消去(笑 に行ってきました^^
塗装のためにあちこちバラして、バラしたまま車を動かすとエラーだらけになります。
おお!
去年最後に見たときはパールホワイトだったのが・・・
ランボルギーニ特別仕様車のブルー?でしたっけ?
今までに見たことが無い色になってます^^
これはかなり渋いです!!
この色の211は恐らく世界で1台でしょう^^
写真では分かり辛いですが、ピッカピカです。
そして、全塗装以上に驚いたのが・・・
このガレージ、全塗装したE55のためにHMGさんがDIYで組み立てたそうです(驚
まさに究極のDIYですね。
では早速DASを繋ぎます。
こちらの警告灯ですね。
SRS以外にも、塗装時に相当車をバラしているようでかなりフォルトが溜まってました^^ (去年1度全消去してます)
とりあえず全部消去しました。
無事に警告灯が消えました。
リップもコーキングして一体塗装してあるんですね^^
そしてなんと・・・インタークーラーが3つも付いているそうです!
ゼロヨンで負けたことがないというHMG号、強烈です^^
さて、こんな凄いものを見てしまったためか・・・
My AMG SL55 パフォーマンスパッケージはどれくらいのポテンシャルを秘めているのか??
気になりだしたら止まりません。。。
翌日、ちょっと時間ができたため、スーパーオートバックス名古屋BAYに行ってきました。
何をするかといいますと・・・
シャシダイにてパワー計測します(爆
測定担当は1000psのソアラも計測したことがあるというY氏です。
Y氏「パワーアップでもされたんですか?」
私「ノーマルです」
Y氏「どこかをチューニングされてパワーを確認したいとかでもなく?」
私「フルノーマルです」
Y氏「??? わーかりました、とりあえず計測しましょう^^」
ということで、シャシダイピットに入り、パワー計測したのですが・・・
どうも4000rpm以降がうまく測定できません。
3回ほど計測していただきましたが、うまくいかずこの日は帰宅しました。
帰宅後、HMGさんに連絡してみると・・・
「シャシダイモードにしましたか?」
してませーん(爆
ESPは切ったんですけどね^^; あとエアコンも。
シャシダイモード。
どこかで聞いたことがあるなぁ、と思っていたらHMGさんのブログでした(笑
夜に電話でHMGさんからシャシダイモードの設定方法を教えていただいたのですが・・・
どうやらW211とR230では設定方法が違うようで、教えていただいたやり方では設定できませんでした。
取り説には載っていない裏モードを使うんですよね。
それから数時間。
あっちこっちのボタンを押していたら偶然やり方を見つけました^^/
ポイントとなる部分は教えていただいた211と同じなんですが、微妙に違います。
では、R230でのシャシダイモードの設定方法、行ってみましょう!
まずデフォの状態(左メーター:走行距離、右メーター:温度表示)でキーを1つ回します。
いわゆる「アクセサリー」の位置ですね。
最初はSRSが点滅しますが、SRSが点灯するまで待ちます。(すぐに点灯に変わります)
この状態でリセットボタンを3回連続で早押しします。
私の指が幽霊のように写っていますが(爆、このボタンです。
すると、このようにバッテリー電圧表示になります。
この表示がでなければ先へ進めません。
ちなみにキーレスゴーのアクセサリー状態でやってもこの表示がでません。
その理由がわからずとんでもなく苦労しました。
必ず、「キーを差し込んで」アクセサリーにしてください。
ステアリングの↑ボタンを押します。
このような表示になります。
もう一度↑ボタンを押します。
「ESP シャーシダイナモ テスト」と表示されます。
これでシャシダイモードの設定ができます。
デフォでは「-ターミナル15デ オフ」になってます。
ステアリングスイッチの+を押します。
「+ON」に切り替わります。
この状態でキーを回してエンジンをかけます。
左メーター:「ESP」と「ABS」が交互に点灯
右メーター:「シヨウデキマセン ダイアグノシステスタ」
これでシャシダイモードの設定完了です。
エンジンをかけなおしても設定は保存されてます。
シャシダイモードを解除する方法ですが、
もう一度エンジンをかけなおすと、 「ESPシャーシダイナモテスト」の表示が出てきますので、ステアリングスイッチ右側-ボタンを押して「- ターミナル15デ オフ」に戻してエンジンを切ってください。
これで通常モードに復帰します。
そして、日を改めて2回目のシェイクダウンです!
当然、どんな感じで測定しているのか見てみたいですよね^^
もちろん一部始終を動画に収めてます!
実は、前回計測、今回の計測で合計6、7回くらい計測してもらったのですが・・・
シャシダイモードにしても4000rpm以上がデータに載ってきませんでした。
メカの方曰く、
「トルクが太すぎてシャシダイのローラーが滑っているようです・・・」とのこと。
そして、タイヤとローラーに滑り止めの液体を吹き付け、他のメカの方2名加わってトランクに乗ってもらいました。
それでも4000rpmを越えた値は測定できませんでした。
実際、測定中のタコメーターを間近で見せてもらいましたが、4000rpm付近を越えると一気にREVギリギリまで回ってしまってます(汗
心優しいメカの方は何も言いませんでしたが・・・ 恐らく・・・
「タイヤがショボ過ぎる!!」
と言いたかったでしょう(爆
はぁ・・・・ ネオバでも履いておけば良かったかなぁと思いつつ、そんな高級タイヤを買う余裕もなし(涙
で、計測結果がこちらです。
4000rpm以上のデータが取れませんでしたので残念な結果となりました。
こちら、113M55エンジン搭載SL55 AMGのカタログスペックですが、ピークパワーを計測するには6000rpm時のデータが必要です^^;
4000rpmまでの計測結果ですが・・・
赤:計測馬力→タイヤが路面に伝えている馬力 439.8 ps
緑:修正馬力→カタログスペック相当の馬力 474.6 ps
青:修正トルク→カタログスペック相当のトルク 107.3kg-m
カタログスペックでは
4000rpm時に300kW、psに換算すると
408psですので、まあカタログスペック以上の馬力とトルクは出ているということで・・・
良しとしましょう^^
なかなかやります、パフォーマンスパッケージ(爆
※2013年2月4日追記
ともも55さんよりご質問いただいた、
「修正馬力って言うのが、出てればこれくらいって言う予測値なんですか?」
このことですが、ちゃんと書いておかなければいけませんね^^;
ブログには書いてなかったのですが、本測定の前に修正馬力を算出するための予備計測をやってます。
具体的に言いますと、申請REV(私の場合は6500rpm)までローラーを回し、6500rpmでギアをニュートラルに入れて回転がストップするまでの馬力とトルクを計測してます。
これが、ミッション→デフ→ホイール→タイヤ→ローラー までの間に発生するパワーロスになりますので、ソフト上で計測馬力、計測トルクに加算して修正していく感じです。
これで、エンジン単体での馬力・トルクがわかります。いわゆるカタログスペックの馬力・トルクですね。