BMW G15のステアリングキャップを交換し、ステアリングヒータースイッチを取り付てみました。
左のものが右になっただけなんですが(苦笑、交換した一つ目の理由はヒーター付きのステアリングキャップはデザインがシャープでカッコいいんです。
殆どの方はこちらのスリット入りキャップが好みだと思いますが、私はスリット無しが好きなんです。後ほど必要以上に画像を掲載します。
Z4用新車外し品が格安で出品されてたので購入しました。2800円でした。
但し、これは1~4シリーズには適合しますが5~8シリーズには適合しません。
その理由はこちら
5~8シリーズは上下一体型になってまして、キャップも接着式になってます。
一方、1~4シリーズ用は上下分離式になってましてさらにステアリングキャップも接着ではなく爪固定になってます。
どう見ても合うわけがありません。
でも合う合わないはどうでもいいんです。
削れば何でも合う!(爆
ところで・・・
私がオーダーした中華コンビステアリングにはヒーターが付いてません。
どちらかといえばステアリングヒーターよりもステアリングクーラーが欲しいくらいで。
東海地方なのでハンドル冷てぇってことはまずないですし、ヒーター付きのコンビステアリングは中華でもまあまあ高いんですわ(これが理由)。
でも、スイッチが欲しい!!
そしてスイッチを光らせたい!
てことで、
ステアリングヒーター無しの車両にステアリングヒータースイッチを付けてさらに光らせる方法を誰にでも出来るように細かく解説します。
必要なものは先ほどのスイッチ穴があるステアリングトリムと、
ステアリングヒーター用スイッチ。綺麗で安いやつ、で適合するやつ。
テスターは必須です。特に右のアナログテスター。
もちろん導通を測る際にも使いますが、アナログテスターって1~100Ω測定モードにすると約2.1Vの電圧が掛かるんですわ。これがLEDの回路解析にめっちゃ便利なんです。
デジタルテスターも抵抗測定時には多少電圧掛けてますが超微弱なためLED解析には向かないです。
これは後ほど詳しく解説します。
久々にテスターを使いましたので空っぽになってた電池を交換しました。
ステアリングの外し方は
過去のブログで紹介してますので割愛します。
左スイッチを分解します。右でもいいんですが、左にメインの電源カプラーが刺さってますので左のほうが探しやすいです。
この基板よりヒータースイッチのLED電源をどこから拝借するか探します。
LEDが表面実装されている基板には必ずLED照射テスト用の丸パターンがあります。矢印の部分です。
ピンヘッダの一番下が+です。ベンツは + - 逆だったような・・・
ここで2.1Vの電圧を出力してくれるアナログテスターが大活躍ですわ。
導通を測りながら照射テストもできます。
1.5Vの乾電池でも出来なくはないんですが、単体のLEDはギリギリ測れますが大元の電源供給を探るには電圧が低すぎて発光しません。
かといって乾電池2個直列3VでアンバーのLEDを単体発光させるとLEDが切れてしまいます。
安定化電源装置も最低3.2V出力ものもが多いのでこれも使えず(高級なものは大丈夫です)。
BMWのようにアンバー色のLEDは順方向電圧が1.9~2.1Vなんですわ。
LEDは色によって順方向電圧が決まってまして、赤、橙、黄色、緑は約2.1V、白、青がが約3.5Vです。
E系BMWのアンバーを白に打ち変えるのって昔流行りましたね。
LEDを打ち変えて白や青にしたい場合は抵抗も変える必要があります。
私アンバー好きなので細かく解析してませんが、電圧調整の抵抗は多分コレ。興味ある方はやってみてください。
大元はこれじゃないかと思って当ててみると・・・
当たりです♪
もう終わったようなもんです^^; ネタにならん・・・。
あとは導通を測りどのハーネスから電源が来ているのか調べます。マジックで印を付けたところがLED電源のGNDと+です。
※スイッチの種類によって異なりますので必ずテスターで測ってください!
純正熱収縮チューブの被覆をむしり、フックで引っ掛けてあるところを避けて(加工後に嵌らなくなるため)、スイッチ用の電源を拝借します。
※間違えて他の配線をカットしないよう、赤・黒マジックで色を塗ってます。
配線をカットして被覆をむしります。
手っ取り早く分岐させるならカットせずにハーネスの被覆を少し剥いてビニールテープで絶縁すればOKですが、綺麗に配線加工したいので配線をカットして熱収縮チューブを先に通しておきます。
私が愛用しているのは住友電工のイラックスワイヤー。ハンダ付けしても被覆が硬化せず、電線も金属疲労に強いです。
配線の長さが純正より短くならないよう(ココ重要)ハンダで3本結線して、
ヒートガンで熱収縮チューブを収縮させます。
70℃という低温で収縮してくれるOHMの熱収縮チューブが使いやすいです。
全く同じ要領でGNDと+を2本分岐させ熱収縮チューブで固定します。ヒーターのスイッチは下側になりますので下方向に分岐させます。
ヒータースイッチのカプラーとは、カプラー接続しますのでスピーカー用のカプラーを代用します。
分岐させた配線2本も熱収縮チューブで結束させて見た目を純正のようにします。スピーカー用のカプラーは出っ張り1箇所をニッパーで落としたらピッタリ嵌ります。
どんだけ神経質やねんって感じですが(爆
拝借した部分が目立たないようにアセテートテープを巻いて元の位置に戻します。この取り回しは純正と同じにしておかないとトリムを戻すときに干渉します。
ヒータースイッチのほうですがテスターで解析しますと、
1番⇒ヒータースイッチの信号線2番⇒LED+
3番⇒GND
となってました。
よって、2番3番に接続します。
電圧は大丈夫かいな? ってところですが、長くなりますので割愛します。
この方法で大丈夫です。
こないだ加工したばかりのステアリングキャップを外します。
すぐに取れるようにしておきましたので瞬殺です。
これが合わない理由が分かりました。中華カーボントリムのサイズがそもそも純正と違う・・・。
1~4シリーズ用のステアリングキャップを寸法の違う中華トリムに合わせますので、上下左右と裏側、削りまくりです(爆
それでも合わず、中華トリム側も削りました。
ピッタリ嵌りました♪
ステアリングキャップの左上が少し斜めになってるのは中華トリムに合わせて削ったからです(エアバッグで隠れます)。
カプラーはこちらに収めました。多分純正も同じです。
完成しました♪
どうでしょう?
スリット入りのM8キャップもカッコいいんですけど、スリット無しのこのデザインも中々ではないでしょうか♪
中華トリムのせいで少し斜めにカットした左上の部分もエアバッグを被せると隠れます。
さて、このボタンは無事に光るのでしょうか・・・?!
はい、バッチリ光ってます。
照度も他のスイッチと全く同じです。
なんちゃってステアリングヒーターボタンですが、中々満足度高かったです。
スイッチ多い車が好きなオッサン世代ですので(爆
掛かった費用、スイッチ穴ありステアリングトリム2800円、スイッチ5000円。
明るいところですとこんな感じです。
絶対誰も気付かない・・・。