BMW G15のステアリングをオーダーメイドのカーボンコンビステアリングに交換しました。
BMW G30、G31、G11(LCI)、G12(LCI)、G14、G16も同じ形状です。
スイッチやらパドルやらタッチセンサー等、さらには前期後期含めると恐ろしいほど種類がありますが、G系の場合基本的な形状は1~4シリーズが共通、5~8シリーズが共通になってます。
前回のブログ記事でeBayから購入して届かなかったステアリングがこちら。もう永遠に届くことはありませんので、せっかくなのでオーダーすることにしました。

eBayステアリングは万人好みになってますが、個人的に気に入らなかった部分がこちら。・センターマークはいらない
・レザーの部分が長すぎる
・レザー上部のカットラインが斜め過ぎる
・コブが無い
これを日本のステアリング加工業者でオーダーすると・・・
ステアリングの下取り+基本料金+追加料金⇒カーボン加工追加+パンチングレザー追加+Mステッチ追加+コブ加工追加等々。
今の物価高の時代ですのでざっと計算しても余裕で20万は超えるでしょう。
そんな時の強い味方、アリエクです♪
3社で見積もりを取ってみました。
好みに近いステアリングを出品していた業者3社です。
グロい形状のステアリングはあまり好みではないので(中華は殆どがグロい形状です)、できるだけ純正に近い形状でDシェイプ、カーボンコンビになっているものを探しました。
A社⇒出品中のステアリングは在庫がない、これならあるがどうだ? (別の在庫処分)
B社⇒出品中のステアリングは在庫がない、これならあるがどうだ? (別の在庫処分)
C社⇒あなたの好みは分かった。純正形状にパンチングレザーでMステッチ、Dシェイプ。車はG15で5AUのスイッチ、ヒーター無し、タッチセンサーありだろ? 私を信じて任せてくれ!
英語でのやり取りですので、あまりややこしい注文を入れて変に解釈されるのも困りますので、任せてくれ!と言ってくれたC社に決定♪
ここはC社を信じましょう。
10日ほどでC社から写真が送られてきました。
「あなたのステアリングが完成したぞ! どや! 気に入ってくれたら発送するで。」
おお! 素晴らしい!
C社のサンプル写真も変更したい部分はいくつかあったのですが、何も言わなくてもすべて私好みになってました♪
1週間ほどで到着。

これです。もう何の文句もないです♪
純正形状でDシェイプ、ステアリング変えました感がなくオプションっぽいところが最高です。

Mステッチも綺麗!一度DIYで縫製してますので分かります、プロはやはり上手いですわ。
これ、おまけで付いてました。カーボンのトリムです。

1~4シリーズのトリムは上下分離型ですが、5~8シリーズはフレーム一体型で

このように分離する形になってます。ここを敢えて接着せずに送ってくれたのも嬉しいです。

おまけにしては豪華すぎる造りです。リアル織り込みカーボンですよ。

もちろん中華定番のサプライズ付き(爆

後半でスイッチ類を組み込んだ写真を載せますが、このカーボントリムめちゃくちゃ高級感あります。日本でこの加工をしたら5万はかかりますよね。

こちらのキャップの部分も接着せずに送ってくれました。スイッチ部分のトリムとこちらのキャップは純正のシルバーを使う予定でしたので接着無しは助かります。

さらに! これもおまけで送ってくれました。ステアリングタッチセンサーをハンズフリーにするモジュールです。
おまけにしてはすべてが豪華すぎる・・・。

まさかハンズフリーモジュールをサービスで送ってくれるとは思わず、別途購入してました^^;はよ言うてや!って感じですが(爆、気持ちはありがたいです。

付けたばかりのG11 LCIステアリングを外します。

ステアリングがどんどん増えていきます。
ハンドルとスピードメーターとスピーカーが大好きなんですわ。
後日スピーカーのマニアックな記事を書きますので、ドン引きしながら読んでください(笑

ではG11 LCIのステアリングからパーツを外していきます。
まずはパドルシフトのタッピングビスを外し、

パドルシフトを浮かせた状態でこちらのビスを3ヶ所外します。

こちらの爪を起こして

手前に引っ張るとトリムが外れます。

こんな感じで外れますので

このカプラーを抜きます。

スイッチを外します。左右それぞれ3ヶ所で固定されてます。

ステアリングトリムが外れました。

まさかのリアルレザーが貼り付けてありました。これ塗装かと思ってました。

左⇒純正トリム右⇒中華トリム
中華カーボントリムは純正加工品ではなく、オリジナルです。
爪の位置は全く同じです。
純正のシルバーベゼルはピッタリ嵌るのでしょうか。
一旦ステアリングに戻りまして

ハーネスとエアバッグのステーを移植します。

もう、まんま移植するだけですので何も難しいことはなくありません。配線の取り回しだけは沢山写真を撮っておいて全く同じように配置します。

エアバッグのステーは別のステアリングから拝借しました。特に意味はありません。こちらの3ヶ所のネジを外します。

外れました。

一度仮装着してみましたら少しすべりが悪かったのでグリスアップしました。いつものプラスチック製品を侵さないマルイの高粘度特殊グリスです。TamTamに売ってます。
動きがサックサクになりました。

ステアリング裏のダンパーを外します。乳首みたいなものが4つありますのでラバープロテクタントを吹き付けてすべりを良くしてからポンチで押し出します。
貼り付いてますのでそのまま引っ張ると多分千切れます。

ダンパーが外れました。トリムに本革のレザーを貼り付けたりダンパーを装着したりと、細かいところにお金が掛かっているステアリングです。
このダンパーの有る無しで1~4シリーズのステアリングか5~8シリーズのステアリングかを見分けることができます。
たまにダンパーを外してオークション等に出品されている場合がありますが、ダンパーが収まる円形のスペースがあるかどうかで分かります。

コンビステアリングにダンパーを移植します。ラバープロテクタントを軽く吹いてポンチで押すと簡単に入ります。
あと、表側のエアバッグのステーを装着します。

次に配線の移植です。矢印の部品はステアリングタッチセンサーとモジュールで、これらは使用しません。
※中華タッチフリーモジュールをこのあとに接続するのか外して入れ替えるのか悩みましたが、外して入れ替えが正解です。
移植するハーネスと部品はこちらです。バイブレーションのモーターとスイッチ、パドルのモジュールです。
車両のオプションや仕様によって異なりますので、ご自身のお車に合ったものを移植してください。
これが中華ハンズフリーモジュールです。
トリムを組んだあとにこのモジュールを収めますので、といあえずこのままでOKです。
今度は純正トリムをバラしていきます。
ブラックアウトが好きな方は何の加工も必要ありませんが、私は純正風が好きなのでパーツを組み替えます。
5~8シリーズはこのように溶着されてます。なのでトリムがAsseyでしか供給されてません。
1~4シリーズはビス&クリップ止めですのでパーツごとに部品が出てます。
分離は特に難しいことはなく、溶着が弱いところをますクリップ剥がし等で外し、ガッツリ着いているところはカッターで切れ込みを入れれば簡単に外れます。
おっと! 今回は写真と文章少な目の予定でしたが、3000文字を超えて文字数制限掛かりました(爆