からけんのブログ一覧

ゼニは使うと減るが頭は使うとよくなる。

分かっちゃいるが世の中は、あの手この手でゼニを使えと追い立てる。

そんな資本主義の魔の手にひっかかってなるものか。

ぼくは孤軍奮闘。



キャンプギア。この頃恐ろしいほど値上がりしている。しかも陳腐だ。

その一例。

焚き火用耐熱グローブ、グラブ。なんのこたあない。手袋。溶接用の手袋。それを便利グッズだなんだと思い付きの小細工をして、2000円で売っている。

特殊詐欺だ。溶接手袋、200円。

○○な人は無駄遣いに無神経だ。



シェラカップ用リッド。なんのこたあない。ふた。ただの蓋。キャンパーはご存じだが野外調理で一番困難なのは、水平。屋外ではこの水平がなかなか取れない。ロゴマークなんか打っちゃってカッコいいが、滑って使えない。それでも初心者をだますには十分だ。スルスル落ちるものが百均にあった。少し自重をつけたのは１０００円。

本格詐欺だ。自作、0円。ステンの端材（はざい）なんてどこにも落ちてる。厚みも磁性も選び放題。（磁性の便利さについてはいずれまた）



で、今回は、火にかけるステンのカップの蓋を自作。

ステンのカップは百均にある。取っ手はスポット溶接されているがそのスポットの位置が乱雑なのでよく見て買う。

ステンの灰皿があったので、加工。


カップの取っ手と蓋になるステンの百均灰皿が少しぶつかる。切る削る磨く。

そのための工具は妥協してはならない。fujiyaなど定評のあるところのものを使う。NO NO、中華。テンレスは柔らかい。これを金切りばさみが本物なら1ｍｍ厚が切れる。

ところが不思議なことに貧乏人はここで工具にゼニをケチる。○○がすることはいつも不思議だ。

tailor1964さんはいつも秀逸なブログを書かれる。真似させてもらった。ステンなどの角を丸く落とすとき座金（ざがね）などを利用して落とす部分に丸く印をつける。これ必要。何ぞこれしきと思って横着すると曲率が異なってしまって見苦しい。



ゴリゴリ丸ヤスリ。



すりすりジスク。



これで蓋が取っ手に干渉することはない。



出来上がり。傷が残るがステンは柔いのでコンパンド一発。



なかなかよろしい。二重保温カップは嫌いだ。持っていくとバカが必ず火にかける。おッとバカではなくて○○。あぶないあぶない。消されるところだった。

金属の熱伝導率と電気抵抗と比熱は大体比例する。ステンは二重になってなくとも保温性は高い。ただ蓋は保温に有効なので今回、からけんリッド製作。