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社用車のアライメントをしてみました。４ＷＤのアルファードですが、気になる左流れもあったので精密定盤上で測定をしました。
自分流ですが、ＮＣ加工機を扱う者として、アライメントリフトは、どうも信用できず、タイヤの触れる部分の水平レベル、平面精度は自己管理をしたく、0.01以内にミル加工をしたレベル調整機構を備えた専用台を製作し、精密測定時は0.01角度計を用いて、測定、調整しています。
ライブ測定が可能なアライメントテスターで、実際に水平レベルを0.05狂わせると、ホイル角で同等の変化が生じています。
実際の走行には影響のない領域ですが、車両診断時には念には念を入れています。
画像はリアのスラストやセットバック確認用ですが、非調整の量産車両ではこんなレベルということですね。
大きく問題があるわけではないですが、専用シムを使用すればリアスラストやトータルトーの変更は可能です。
ただ、コストや手間のことを考えると、今回はスルーします。
アライメントデータは載せていませんが、フロントキャンバーに左右差があったので、カム式ボルトを採用して、キャンバー、トーはしっかりと調整して、気になる部分をチェックすると、
アライメント以外の部分に異常が見つかりました。
ライブ測定状態でステアリングをフリーにし、エンジンを始動するとトー変化が起こり、あっこれはステアリングラックだな、と。

走行中にもアライメントじゃないような気もしていましたが、消去方法で原因解明です。
原因はステアリングラックの油圧バルブの気密不良でしょうね。電動パワステじゃない時代の車ですし、フルードの汚れによるものか、、対策としてはフルードを全量交換し、汚れを溶かし出して、フラッシング交換して改善しなければ、オーバーホールですね。
４ＷＤだし、ちと面倒な作業です。個人的にフルード交換で改善して欲しいところです。