タイロッドステアリングラック点検

右側タイロッド・エンド。

異常無し

左側タイロッド・エンド

異常あり！

今回何故点検することにしたのかについて、経緯を書いときます。
最近、気付いたことですが、信号待ち等で停止して、発進するときに、タイヤの最初の一転がりのタイミングで、足元から、かすかな異音が感じられるようになったので、原因をチェックしてみようかと。

異音は極わずかなんですが、コトっとか、パキっとした系統です。イメージ的には雨の中車放置してローターが錆びた状態になるかと思います。その状態から車を動かす最初の時に、ローターに張り付いたパッドが車輪の回転で剥がれる時の感触に似てます。

元々持病？で左側のラックにガタがあったので、このガタがどんどんでかくなってきて、発進するときにタイロッドとラックがガタ分ぶつかって、発生してるのかなと。

で見た目ですが、いきなりタイロッドエンドのブーツの下からグリスが飛び出てました。
ちなみにブーツは破れてなかったです。

左側のタイロッドを掴んで：
伸縮方向（ラック方向）にガタあるか？　→　無し
上下にガタあるか？　→　目でわかるようなガタは無いですが、音がラックに伝わるような感触。0.1mm以下のガタがあるのかな。　予想ではもっとガタあると思ったのですが、気にしないと気づかないレベル。
タイロッドエンドのジョイントの動きは？　→　掴んで回転方向に力を入れると、簡単にタイロッドエンドが動きます。
グリス飛び出てるだけでなく、ボールジョイントの部分が痩せ始めてる気配。　発進時の異音（違和感）はこれかな！

ちなみに、右側ですが、ラック側のガタは全く感じられず、タイロッドエンドもかなり力を入れないと動かない状態。

左側のタイロッドエンドのジョイントはくいっくいっと動きます。

ラックブーツは破れてないですね。

右側のブーツ

左側のタイロッドエンド下側から。

右側のタイロッドエンド下側。

今回の点検で、ステアリングラックAssyも交換した方がいいですが、それより先に、左側のタイロッドエンドを交換が必要とわかりました。　
ブーツグリス交換ではジョイントの摩耗は復活させられないので。

ちなみに、この点検をして、その後タイヤ交換に出で、走らせたのですが、発進時の異音はでなくなっちゃいました。
ボールジョインとをグリグリしたので、ひっかかってた箇所がスムーズになったからかも。
まあでも、しばらくしたら再発するでしょう。