いきいきのブログ一覧

「シングルハートの裏側」より
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エンジンオーバーホールでお預かり中のシルバー32
バルブガイドの内径測定をしました。
インテーク６．０１０～６．０１３ｍｍ
エギゾースト７．０１１～７．０１８ｍｍ
でした。



次にバルブステム径の測定。
インテーク５．９６８～５．９７３ｍｍ
エギゾースト６．９０７～６．９１６ｍｍ
クリアランスは
インテーク０．０３８～０．０４４ｍｍ
クリアランスに問題はありませんので
インテークのバルブガイドはそのまま使います。
エギゾーストのクリアランスは
０．０９７～０．１１１ｍｍ
これは大き過ぎますので
クリアランス中心が０．０７ｍｍになる様
バルブガイドの仕上げ寸法を指定します。

バルブガイドクリアランスをキチンと管理するのは
燃焼室の密閉性を上げる事が目的ですが
詰め過ぎるとスタックの原因にもなります。
毎日乗る車両であればもう少し詰めても良いかも知れません。
また、バルブのシャット音にも大きく影響します。
良い音のエンジンには細かい積み重ねがあります。



東名のRB28キットを使うのですが
まず、クランクの振れを測定しました。
さすがに０とはいかず...０．０１ｍｍ。
がっかりしないでください、
これでも曲がりが０．００５ｍｍですから。
振れが０．０２ｍｍ以上あれば修正したいところですね。
まずはひと安心。
新品部品はそれなりの検査を経て手元に届くはずですが
やはり、実績が無い、という怖さがあります。
新品でも、しっかりと検査をしましょう。



クランク先端部の振れも
テストインジケーターで調べました。
針の動きは確認出来ましたが
ひと目盛りの半分ぐらいしか動いていません。
計測の職人さんなら
これでズバット数字を言えるところでしょうが
私にはそこまでの技量はありませんが
先端部の振れの問題が無い事だけは言えます。

昨日、ステムトップに異常を見つけて
交換する事を決めた吸気バルブです。
クリーニングしておきましたので
ちょっとしたペーパーウェイトにでも使ってください。



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精密OH始まりました。。。