タイヤ交換(ZEETEX → NANKANG)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
'23.04.21
43,815km.
祝! エコーライン開通!!
・・・したと思います(未確認)。
先日、開通を待ちきれずに(毎年の事ですが)走りに行ってきたのですが、トルセンLSDの特性を見極めようと急勾配のヘアピン連続区間を走り回っていたら・・・
2
86購入時に装着してもらったタイヤ(ZEETEX HP2000 vfm)のブロックが全体的にヨレてしまってグリップ低下がハンパ無いことに。タイヤ自体の発熱もかなりのものでしたし、麓に降りてからも以前のようにグリップしなくなりました・・・Ω\ζ°)チーン。
まぁコンフォートタイヤだし仕方ありません。
今年は車検もあるし国産タイヤは高価で手が出ないよナァ・・・
と悩んでいると、近くにオートウェイさんのサテライトショップがある様子。
早速仕事帰りに立ち寄って、新しいタイヤを注文しました。
3
待つこと一週間。
ナンカンタイヤ・NS-2R が届きました。
取り付け作業は東南アジア系(?)のお兄さんが担当され、一抹の不安を感じたものの特に問題もなく(※) 作業完了。
新しいタイヤのサイドウォールにはゴム同士の張り付き防止?の怪しい白い粉が付着していてちょっと見栄えが宜しくありません。
※ タイヤ交換後、オーナー立ち合いのもとホイールナットの増し締め確認を行います。
ご担当のアジアン兄さん、
「ハイ、マシジメシテ シュウリョウ デース。ミテイテ クダサイネ!」
と勢い良くトルクレンチに体重乗せた瞬間、
ズコーッ!!_(┐「ε:)_
と半コケに。
ソケットレンチが 21mm のままだったようです。
「マチガエマシタ、ハハハハ・・・」
と恥ずかしさを隠すように全速力で走り去るアジアン兄さんの後ろ姿に哀愁を感じずにはいられませんでした。
あ、いや、人も車もケガ無くて良かったです。もう少し落ち着いて安全確認を徹底してもらえたら良いのにナァ、と思った次第。
4
タイヤワックスを切らしていたので、剥離剤(シリコンスプレー)で綺麗にしました。
タイヤ自体安いのだから、少々の手間は苦になりません。
後でタイヤワックスで黒々と光らせたいですね。
同時にエアーバルブも交換してもらってます。勝手にアルミ製だと思っていたのですが、スチール製でした。まぁホイールも純正だし見栄え的にはこんなもんでしょう。
5
10年ぶり(?)のナンカンタイヤ。
NS-2とESSN-1を試しましたが、ターボカー(S15)との相性はあまり良くなかった記憶しかありません。
でも今回はハイグリップタイヤ。
NAのパワーなら良い感じにグリップしてくれるのではないかと期待が高まります。
6
トレッドウェア 120...
( ;゚д゚)ェ..........................
120 はレース仕様なんですか?
・・・半年持つかナァ?(;'∀')
※現在、オートウェイさんではトレッドウェア180のモデルは取り扱ってないようです。
7
製造は '22年32週。
まぁこのタイヤの場合、多少古くてもゴムがひび割れる前に寿命が尽きる方が早いでしょうから問題無いでしょう。
但し左の4桁の数字が何を意味するのかは不明。
後で時間ある時に調べてみようかと。
【追記】'23.05.25 ナンカンタイヤさんHPより抜粋
DOTコード : D.O.T U8OK(もしくはU80K?)
製造年週 : 9011 3222
製造国 : 台湾
DOT(Department Of Transportation) は各国の運輸省で定められた安全基準を遵守していることを意味する表記、らしい。
U8OK は生産工場コード。タイヤを生産している工場すべてに割り当てられるコードらしい。が、詳細については調べても見つからず・・・。
製造年週の先頭4桁については、ナンカンタイヤさんのHPからは見つけられず。
ちなみにハンコックタイヤさんのHPでは、サイズコード + パターンコード + ブランドコード の組み合わせで表記されているが、この辺り、製造メーカーにより表記が異なるようなので、これ以上深追いはしないことにしました。
8
【インプレ①】'23.04.21
まだ 4km. しか走っていないので皮むきすら行えていない状態。
タイヤは静かだしステアリングも軽いですがグリップ感はあまり感じられず。
皮むき完了後、どんなタイヤパターンノイズを奏でてくれるのか今から楽しみではあります。
9
【以下、追記】'23.04.22
走行距離35km.
今更ですがタイヤパターンを確認。
なんとも不思議な印象・・・台湾の職人さんによる手彫りでしょうか?
溝も深さはあるものの、溝の端は徐々に浅くなっているのでトレッド面が摩耗したら溝面積が減ってグリップ力がアップ、というよりは排水性が著しく落ちそうな印象。
10
35km走行時点では、トレッド面のツノ(凸)はほぼ無くなりつつありますが、横方向に展開してあるバリはまだ残ってます。コレが綺麗に無くなったら慣らし完了かな?
11
それにしてもサイドウォールから生えているツノ(凸)、長過ぎじゃね?
基本的に路面とは接触しない部分なので、放置してても無くならないので後ほど切ってしまいましょう。
あ、ナンカンタイヤは相変わらず重いですが、リムガードがしっかりしているので純正ホイールの「少し飛び出してます感」が気にならなくなりました!
個人的にちょっと嬉しいポイントだったりします。
12
【インプレ②】'23.04.22
交換後、35km.走行。
30km走行したあたりから少しずつグリップが向上してきたようです。ガッチリ路面を掴むレベルには程遠いですが、ヌメッとした感触がステアリングを通して伝わってきます。
パターンノイズに関してはまだ気付かないレベル。私が鈍いだけかもしれませんが。。。
さて、今まで新品タイヤの慣らしって、巡行ペースでできるだけ一定の負荷を保って仕上げたつもりでいましたが、いろいろと調べていくうちに「熱を入れたり逃がしたり」、タイヤのいろいろな部分を「少しずつ馴染ませていく」ことがタイヤのパフォーマンスに大きく影響する、らしいということに気付きました。
※このあたり、大手タイヤメーカーはしっかりと記載されてます。私が気付かなかっただけですが。
そこで今回は、いろいろと調べながらじっくり慣らしを行うことにしました。
書き出すとキリが無いので端折りますが、今までは「タイヤ表面の凸凹を慣らして余計な油分を揮発させる」ぐらいに考えていたのですが、他にも・・・
・タイヤとホイール組付け直後は両者が馴染むまで乱暴な運転を避ける。
タイヤ組付け時にリムまわりに塗った石鹸水が完全に揮発せず残ったままの状態で全開くれて飛ばすと組付け位置がズレる→せっかく組付け時に取ったバランスがズレる→走行時のタイヤの振動、ステアリングのブレ、などの原因になる、らしい(タイヤ以外の原因もありますが)
またタイヤとホイールの接触面が均一でないと何度も空気を補充しても抜けやすい、などのトラブルにも繋がるようです。
・タイヤ表面のゴムと内部のゴム(カーカス?内部構造はよくわかってない)との馴染ませ的な要素もある、らしい。この馴染ませ方が不十分だとブロック飛びなどの原因となることがある、らしい。
※「らしい」多発でスミマセン・・・。
・そして「寸法成長」。タイヤが成長?
どうやら新品タイヤをホイールに組み付けて空気を充填した時点からタイヤ全体を構成している(表面だけでなく内部も含む)ゴムがそれぞれ僅かに伸びることで寸法が膨張する、らしい。
この成長期は一か月ほど続くらしく、空気圧が減少しやすい時期でもあり、且つ、ゴム自体が発熱しやすい時期でもあるので乱暴な運転は避けるべき、とのこと。
個人的な解釈としては「ゴムの弾性力」を上げる、または鍛えることにより、タイヤが異物を踏みつけた時に「パンクする/しない」の境目となる、如いてはタイヤの寿命に影響するのではないかと思った次第。
国産タイヤならこんな心配しなくて済むのでしょうが、情報の少ないアジアンタイヤなのでいろいろ試して成長させてみることにします。
13
【追記】'23.04.23
洗車時に少しだけタイヤが潰れているように見えたので空気圧を測定。
4本全て 2.4kgf/cm2 揃っていました。
でもこのタイヤは XL規格。
G.S.に立ち寄り、給油がてら空気も補充しときました。
2.4 → 2.7kgf/cm2(4本とも)
空気圧を調整し直したら、今日も慣らしを続けます。
14
装着後、60km走行。
今までだったら一般道と高速を使って 50km程走って慣らしを終えていました。
今回はまだ一般道だけ走って 60kmに達したわけですが、まだタイヤ表面のツノ(凸)が結構残っています。しかも同じトレッド面なのにツノ(凸)が短い所と長い所が不均等に法則性もなく残ってます。
横方向に展開しているバリも小さくなってますが、まだしっかり残っているのがパッと見でもわかります。
この後高速に乗り 20km程巡行走行しましたが、特にバリに変化はありませんでした。
15
【インプレ③】'23.04.23
タイヤのパターンノイズに変化がありました。
45km程走行すると、時速50km/h巡行時に、ドゥドゥドゥッ・・・という大きな音がかすかな振動とともに確認できました。
なにこれ、新手のボクサーサウンド? 皆さんのクチコミでも見られた「タイヤノイズが煩い」ってのはコレなのでしょう。
60km程走行すると、振動はほとんど感じられなくなり、音もドゥワーッと連続したものに変化。国産ハイグリップタイヤと比較しても音量は大きめですが、苦にはならないレベルかと。
※ 感じ方には個人差があると思います。
ある程度走ったら停車してタイヤの温度を下げ、また走り出す・・・を何度も繰り返しタイヤに熱入れを行いました。
タイヤ空気圧も適正となったようで、フワついてた乗り心地がシャキッとしたようでタイヤのレスポンスが向上したように思います。
タイヤグリップも更に向上。昨日まではアクセル操作に対して一瞬「グッ」という溜めがありましたが、今日はその溜めが限りなく小さくなっています。ブレーキ操作も同様で同じ操作をしてもブレーキを踏んでからの効き始めまでの時間が短縮され、結果的に制動距離も短くなったようです。
※ 感じ方には個人差があると思います。
あとはある程度タイヤの成長期間が終わるまで、何か特別な事をするわけでもなく、丁寧な操作を心掛けるように気をつけることにしました。
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【インプレ④】 '23.04.29
なんだかんだで気がつけば装着してから 250km. 走ってました。
タイヤ表面の横方向に展開されていたバリが綺麗に無くなりました。トレッド面中央のツノ(凸)も無し。但しサイドウォール付近にはまだツノ(凸)が残っているのでお山に行った時に削ることにします。
走行時の振動はほとんど気にならないレベル。乗り心地も良好で段差越えの突き上げや轍によるハンドリングへの悪影響も特に無し。
たまにですが、時速50-60km.あたりの巡航時に「ドゥドゥドゥ・・・」という音が聞こえることがあります。いつも決まった場所で鳴るので路面からの影響を受けているのだと思います。
タイヤ装着直後と比較するとグリップ力はかなり向上しました。ディレッツァZⅢのサラッとしたグリップと比べると、やや粘着質な印象のグリップかと思います。画像のタイヤ表面には白線を踏んだ跡がしっかり残ってます! あ、ZⅢの時は白線踏むとしっかり音がしましたが、NS-2Rは特に気になりませんでした。粘着質だからでしょうか?
あと荒れた路面の交差点など、一時停止線から主線への合流(主に右左折)でも、今までならお尻を振りながら出てましたが、このタイヤがグリップしてからは、斜め前へグイグイと進むようになりました。まるでトルセンL.S.D の特性まで変わったような印象で吃驚です。
燃費はかなり落ちた、かと思ったのですが、平均燃費はずっと 8.8km/L のまま変化無し。まぁ暖かくなってヒーター類を使用しなくなった、というのも要因の一つかもしれません。夏場にエアコン使用する時期にどのくらい悪化するかが気になるところ。
まだタイヤ溝の深さがじゅうぶん残ってますが、これが半分まで摩耗した時にどのぐらいグリップしてくれるのか気になります。
アジアンタイヤは新品時の性能は良いですが、摩耗したときの性能低下が激しい、というのが今まで試してきた印象。
特にウェット性能は気になる部分。
今はまったく問題ありませんが、ただでさえ溝面積の少ないところに、溝が浅くなったら当然性能は落ちるでしょうから・・・。
新しくなったエアバルブ(スチール製)もしっかり機能してくれてます。
お山をひとっ走りしてエア圧を計測したところ、4本全て 2.7 → 2.9kgf/cm2 まで綺麗に揃って上昇してました。
エア漏れも無く順調に成長してくれたようでおぢさんは嬉しい。
気になった点が2つ。
1つめは、タイヤコーティング剤を使用したのに、予想していた艶々した黒にはならなかった事。
2つめは、高速走行後にゴムかす(粉末状)がボディに付着して目立つ事。ドアノブのような突起物にびっしり堆積してます。このタイヤに交換してからの現象で、ブレーキダストとは明らかに異なります。
いずれも今だけの症状かもしれないので、しばらく使い続けてからの見極めが必要かと思います。
とりあえず私的には大満足のタイヤです!
※ 使い続けるうちに不満が出てきた時は、随時こちらに追記していきます。
17
【インプレ⑤】 '23.05.11
このところずっと街乗りオンリーでしたが、ようやく本日、エコーラインとハイライン、あと高速道を走る機会が出来たのでイッキ乗りしてきました。
タイヤ装着後の走行距離は 500km強に達しています。
タイヤ溝をデプスゲージで計測すると深さは 5~5.5mm でした。新品の時でも浅溝だったのでおそらく 6mm ぐらいだったのではないでしょうか。
スリップサインの深さは 2.5mmぐらいだったような(うろ覚え)。
【訂正】 '23.09.10
スリップサイン深さは 1.6mm[サマータイヤ]
山の上でタイヤ空気圧を計測すると 2.7→2.9kgf/cm2 まで上昇してました。
タイヤ表面に触れると、リアは温いのに対し、フロントはやや熱め、といった印象。車の重量バランスがややフロント寄りというのもあるかと思います。特にハンドルこじるような操作はしてないと思うのですが・・・。
タイヤトレッド面を確認しても、ブロック飛びや変形、ヨレ、剥がれなどは見られませんでした。
タイヤのパターンノイズに関しては、やはり 60km/h 前後での巡行時に「ゴゥゴゥゴゥ・・・」という音が耳障りですが、それ以外の領域ではあまり気になりません。慣れただけかもしれませんが。。。
ドライグリップに関しては、街乗り~ワインディングまでなら文句は出ないレベルだと思います。サーキットのような高ミューの路面だと物足りなく感じるかも知れませんが練習用タイヤとしてなら十分アリだと思います(安いし)。
画像は白線踏んだ直後のタイヤパターンの様子。白いペイントがベッタリ付いてますネ。
ハイグリップタイヤですが、特にステアリングが重くなった印象はありません。もとよりアプライドモデルA型は(B型以降のモデルに対し)ステアリングが重いので変化に気付いていないだけかも知れませんが。
ウェット路面のグリップはまだ溝が深いのもありますが今のところ良好。
深い水溜まりなど通過する時はやや心許ない印象ですが、アクアプレーンが発生した事は(まだ)ありません。
燃費は若干悪化しています。
8.8km/L(装着時) → 8.6km/L(現在)
このところヒーターやエアコンは使用していないので、暑くなるこれからの季節、エアコン使用でさらに燃費が悪化するのは避けられないでしょう。
あとタイヤの皮むきの時に気になった「ゴムが焦げる強烈な臭い」と「細かいゴムカス(?)が飛散してボディに付着して汚れる」といった困った症状はすっかり収まりました。
現在は概ね良好に使用できてます。
個人的に不満があるとすれば、タイヤノイズがやや大きいので、
タイヤノイズ ≒ エンジン音 > 吸気音 > 排気音
といった感じで、排気音が全然聞こえないので物足りなく感じてしまうことです。
※ タイヤは悪くありません。
18
最後に、ハイグリップタイヤを履いた弊害について。
理解はしていたつもりですが、飛び石ダメージは確実に増します。
塗装面が凹んでいるのを発見すると心も凹みますねぇ。。。
タイヤハウス内にはチッピングコートを施工しているので石が当たる音や傷はあまり気にならないレベルですが、サイドスカート&リアスパッツの塗装面へのダメージは見た目も相まって結構悲惨です。。。
私の場合、高速走行が多いので仕方ありませんが、街乗りメインの乗り方であればこんなに酷いダメージにはならないと思います。
19
【追記】'23.09.10 48,647km.
画像は現在のタイヤ表面の様子。
装着から 4か月と20日経過。
走行距離 4,832km.
[トレッドウェア 120] の表記からそろそろ寿命かと思い、残り溝を確認。
視認レベルですが、スリップサインまであと 2mm ぐらいといったところ。
※ちなみにスリップサインは 1.6mm
先月の車検も問題無くクリア出来たのでまだまだイケそうです。
このペースでいけば、1年毎に1セットの交換、というスタイルに落ち着きそうかな、と。
ディレッツァZⅢ と比較するとだいぶ寿命は短いようです。(車種が異なるので一概には言えませんが)
でも値段は半分以下なのでお得感バッチリ。
ウェット性能についても先日の大雨でも何の不安も無く走破できました。残り溝が少なくなった時のグリップ低下を心配していましたが、この段階では問題無いと思います。
20
【コギスケ用メモ】
※画像の判断方法は間違いです!!
残り溝に100円硬貨を使用して「1」が見えたら交換時期、というのをうろ覚えしていたのですが、、、
スタッドレスタイヤの判断条件でした。
ちなみに新品時は「1」は隠れて見えない、とのこと。
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