動かなくなったリモコンキーをバラす

'22.01.01
238,000km.

*****/ 前回からの続きです /*****

今回の作業は私個人が「壊れてもいいや」という「ダメモト」で行った延命作業です。
絶対に「マネしない」でください。
調子が悪くなったら新しいパーツへ交換することを強くお勧めします。

いよいよもって怪しくなってきた我が「リモコンキー」。
コイツは二代目。
初代はボタン部分のゴムパーツと内部の接点が摩耗して寿命でした。
二代目にはもう少し長生きしてもらいたかったので、バラして点検することにします。

精密ドライバー(+)でコネジ１本を外せば、リモコンキーはバラバラです。

ボタン型電池(CR1616×１ケ。大陸製でなく日本製)は新品に交換済みなので点検対象外とします。

まずは外装表側。

ボタンのゴムパーツは摩耗も見られずまだまだ現役で使えそうです。

シリコーンスプレーを塗布して保護。

外装の裏側。
ゴムパーツが痩せて接点との接触が弱まっているのでは? と考え、間にクッションを噛ませることにしました。

手頃なパーツが見当たらなかったので、セロファンテープを折り返したものを間に挟み込むことで緩衝材的な役割をさせます。
セロファンテープなら劣化して色褪せても問題にならないし、水や湿気にも影響は出ない、はず。

コチラはリモコンキー本体側。
電池が収まる側です。

影響は無いと思いますが、電池と接する端子部を少し起こしてしっかり接触するようにしました。

リモコンキー本体の基盤側。

ネット上で同様にリモコンキーの不調に悩む日産車オーナーのサイトで、感度調整用のネジの存在が紹介されていたので参考にさせていただきました。

赤丸で囲んでいるネジを反時計回り(左回り)に回すと感度が上がるそうです。

*****/ 動作テスト /*****

まず、感度調整用ネジは弄らずに組付け直して動作を確認。

リモコンキーのボタンを押す。
内部に挟み込んだセロファンテープの手応えがやや鈍くもカッチリした手応えとして帰ってくる。
が、ドアロックは反応せず。

次いで、感度調整ネジを「初期状態から左回りへ１回転」させて動作を確認。
「ピピッ!」という手応え。
おおっ、反応した!!
ドアロックが解除された。

もう一度押すと
「ピーッ!」と、今度はドアロックされる。

今まで当たり前で気にもしていなかったのに、動かなかったものが動くと素直に嬉しい。

が、１０回テストすると反応があったのは７回。これでは到底満足出来ない。

そこで感度調整ネジをさらに左回りで一回転(初期状態から２回転)。
これで確実に反応するようになった。また、より遠くの距離からでも反応。以前はドアから30cmまで近付かないと反応しなかったものが、今では5mぐらいの距離でも確実に反応するまでに回復。これは嬉しい。

では、どこまで感度は上げられるのか? という興味が沸いたが、感度調整ネジを左回りで「初期状態から３回転」したところでネジを回すドライバーから「カタッ」という微かな反応を感じたので停止。おそらくネジが外れた感触の様子。調整幅はあまり広くないと思われる。

結局「初期状態から左回りに２回転」というところで現在は落ち着いている。

なお、何故急にリモコンキーの調子が悪くなったのか? という理由については不明。内部でダイアルが勝手に廻った、とは考え辛いし・・・・うーむ。