
少し前にマツダの電子部品検索システムの「EPC2」を比較的最近のものに更新しました。というワケで引き続き現行型NC全車の検索と、以前話題にした20周年記念車についても生産台数を調べ始めたので、その途中経過の報告でも。
その前に20周年記念車に関する話がひとつふたつ。ご存知の通り今現在も追加生産分として受注が続いている状態ですが「好評につき」は、どうやら本当の話であったようです。とはいっても、20周年だからと大量に売れてしまった!? というワケではありません。この不況やエコカー減税対象外に加えて高価…うんぬん!? 消極的な材料が多かったコトもあり、当初の設定生産台数そのものが極端に絞りすぎたゆえに招いた珍事!? とでも言いましょうか(^^;
比較的最近になってその生産台数に関する話というか答え!?
を期せずして耳する機会があって、それを聞いたら追加が出るのも納得。
当初の台数はM2 1002に限りなく近く、
追加生産でロードスタークーペに近い台数になった!? とでもいいましょうか(^^;
20周年記念車の生産が始まったのは今年の8月初旬のこと。
更新したEPC2が10月版、つまり9月初旬までの生産データーしか収められていないので、
1ヶ月間に生産された台数しか調べられなかったけれど、
今のところ全部で32台まで確認できました。
その内訳はRHT(VSベースの6AT)が24台、
ソフトトップ(RSベースの6MT)が8台となっています。
冒頭にも書いたように今なお追加分の受注生産が続いている状態ですから、
あくまでも途中経過ですが、これまでのブログでも触れていたように
ココ数年作られてきた限定車/特別仕様車に近い
200台前後の台数に落ち着きそうな気配を感じています。
最終的な生産台数のまとめは来年の春頃までお待ちください。
ちなみに今すぐ欲しいという人は
画像のモノもあります(笑)。
残念ながら10月版のEPC2では詳細は調べられなかったものの、
車台番号から判別すると11月中に生産されたばかりの未使用車のようです。
なお、現行型NCになってこの1年で生産された日本仕様は約2000台弱あまり。
このごろのご時世を考慮して20周年記念車の設定台数は消極的すぎた台数だったけれど
逆にいえば価格が高かったり、不況や減税適用外であっても左右されず、
ある一定の需要が変わらずあるのがロードスターとも言えそうです。
さて、余談その2。すでにご存知の方がいるかと思いますが、
今年の8月からNCのボディカラーで1色変更されています。
これまではアイボリーに近い白の「マーブルホワイト」から
スッキリとした色味の「クリスタルパールホワイトマイカ」に変わりました。
そうなんです。この色は20周年記念車と同じです。
専用カラーだったワケでなく、通常の生産モデルでも選択できるってコトです。
(特別塗装色なので価格がちょいと高いけど…)
つまりは、20周年記念車としての特別装備は赤い表皮のレカロシートと、
フロントフェンダーに貼られるオーナメントのみ違うというコトになります。
もともと歴代ロードスターは白色の需要が安定して良かったのだけれど、
実際、現行型NC全車の検索をしていて、今年8月以後の通常の生産車では
サンフラワーイエローと並ぶくらい新色のクリスタルパールホワイトは
人気色というコトも分かりました。
ここで白の色味を変えたのも、おそらくMPVやアテンザにも採用している同じ色なので、
メーカーとしても生産効率を考えて揃えたかったという事情もあったのでしょう。
いずれにしても、同じクリスタルパールホワイトマイカのNCが欲しいという人は
黒色もしくは20周年記念仕様車のみの赤色のレカロがイイのか、
はたまた黒色 or ハバナブラウンの革シートがイイのか、
いやいやファブリックがイイのか? と楽しく悩める!?ところが羨ましいかもです(笑)。
かつてよりカラー選択のバリエーションが広がっているところは
とても良いコトではないでしょうか。