そもそも1ナンバー化するのが良いのか悪いのか、どんなメリットがあるのかデメリットがあるのか、それさえも知らないので、まずは調べてみた。
1ナンバー要件
1)1999年5月までのディーラー車
2)車両スペースに対し、荷室が1/2以上ある(*1)
3)リアゲートの開口部の縦横サイズが80cmx80cm以上ある
4)荷室の床面積が1㎡ある
5)定員最大のときに後部座席の乗員の合計重量(例:後部座席に3名乗車の場合:55kgx3名=165kg)よりも積載重量の方が大きいこと
6)車両総重量3.5t以下で、かつ最大積載量が500kg以下の場合は、アルミホイールはJWLでよい(純正ホイールならそれでOK)
(*1)運転席の背もたれ後端(床面投影の後端)(A)から後部座席背もたれ後端(同じく床面投影の後端)(B)までの寸法よりも、後部座席背もたれ後端(B)から荷室末端までの寸法の方が大きいこと。
このとき運転席は一番前までスライドさせる。
正式には陸運に相談に行って聞いてみるけれど、ネットで調べたかぎりは、こんな感じ。
では我がレンジローバーP38はこの要件をクリアしているのか?
1)クリア:1986年製
2)不明:実測の必要あり
3)クリア:余裕
4)クリア:余裕
5)(*2)
6)クリア:純正ホイール
あと、レンジローバーP38は後部座席にリクライニング機構がないので、少しだけ貨物っぽさがあるので、もしかしたら検査に通りやすいかも。
(*2)
5)について、参考になるレンジローバークラッシック乗りの方がみんカラ界にいて、その記事がこちら。
CRR1987さん
「レンジ 貨物登録へ用途変更(乗車定員5名) その1(準備編)」
CRR1987さんのレンジは、すでに8ナンバー取得してあって、それを1ナンバー化するという流れだったので、3ナンバーから変更というのとはちょっと違うけれど、でも多分ほぼ一緒だと思う。
それによると、総重量がどうも肝になってくるようで、その辺りの計算をしてみた。
CRRさんのレンジローバークラッシックが積載300㎏ になった理由が分からないのだけど、同じと仮定して計算。
レンジローバーP38
車検証(構造変更前のディーラー出荷状態のもの)
車輛重量 2150㎏
車輛総重量 2425kg
この差275㎏=55㎏x5名乗車
後部座席3名乗車なので、55㎏x3名=165㎏
この165㎏を超える積載量がなくてはならないけれど、ここで300㎏とすると、
車輛総重量 2425+300=2725㎏
となる。
ではこの2725㎏をどうクリアするのか?
これがとても重要だということがCRRさんの記事から読み取れる。
その鍵がランドローバー社が発行しているマニュアルとなる。
これによると、なんと車両総重量は2780㎏となっている。
つまり、同型式の4.6L V8のレンジローバーP38は、ランドローバー社が公式に整備マニュアルに緒元として書いている以上、この重量は正しい。
これはCRRさんのストーリーと全く同じ流れなので、おそらくはこの5)の要件もクリアできるはず。
車検証上は、なので、構造変更となって、
車両重量 2150㎏
最大積載量 300㎏
車輛総重量 2725㎏(5名乗車275㎏+最大積載量300㎏)
という風になるのではないか?と思う。
なので、あとは2)の要件がクリアしているか、時間のあるときに実測してみようと思う。
というわけで、我がレンジローバーP38は案外簡単に1ナンバー化できそうだ。
次の記事では、1ナンバー化することでどんな恩恵があるのか、具体的な計算を示そうと思う。
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2024/05/07 23:05:14