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2013年11月24日

N-WGN見学

N-WGN見学 今日は、10月21日情報解禁・今月20日実車発表・22日販売開始された、本田技研工業 N-WGN(ワゴン)の見学に行ってきました。

Nシリーズ、中々充実してきました。
トールワゴンのN-BOX、道具感に特化したN-BOX+、懐古調デザインながら質感高いN-ONE…。
そしてこのN-WGNは、Nシリーズにおけるベーシックモデルと銘打たれています。
当初はライフ後継と目されていましたが、実際にはライフとゼストの統合みたいです。





今日お邪魔した、Honda Cars 新潟 南店です。



こちらが展示車。
グレードはG・Aパッケージ、駆動方式は4WD、外装色はカトラリーシルバー・メタリック、乾燥重量は870kg、燃料タンク容量は30L、JC08モード燃費は26km/L、一律インパネシフトCVT、型式はDBA-JH2、標準小売価格は\1,190,477(消費税5%込み\1,250,000)。

奇をてらわない、個性や特徴を削ぎ落とした、プレーンなデザインが魅力です。ベーシックモデルだというのを、見た目からして主張しています。
Nシリーズの伝統である、直線と平面で構成された角ばったデザインは、安定感があります。
フロントグリルがなく、グリルがあるべき場所をピアノブラック調の板が塞いでいます。現行のホンダ共通フロントデザイン「Exciting H Design!!!」に与していることを思わせます。
側面を、ヘッドランプからテールランプまでプレスラインが一直線に繋がり、その溝の中にアウタードアハンドルが配置されています。N-ONEやFIT3にも相通ずるアクセントです。
N-ONEとは異なり、Aピラーの中央ほどの辺りから、ピラーバーが垂直に生えており、三角窓を形作っています。

展示車が入ったばかりであり、第43回東京モーターショー2013と同時発表というイベント性もあり、お店にはこれを見学に来る人でごった返していました。
試乗車はないのかと訊く人も絶えません。



車内は、Nシリーズ共通のテイストです。
大きく開くドア、目に優しい色使い、ホールド性こそないものの弾力も座り心地も上々なシート、操作性の良さそうなインストゥルメントパネル、各部に設けられた実用性の高そうな収納ギミック…。
N-ONEの場合はコストカットなのか蓋がない部分が多かったのですがw、こちらにはちゃんとあり、美観も防犯もばっちりです。

デザインに関しては、ライフ(DBA-JC1後期型、CBA-JC2後期型)と共通となっています。正にライフ後継です。
当初噂されていたのは、「N-WGNはライフとゼストの統合であって、ライフは現行型を以って終了」というものでした。
公式サイトを見れば今でも生産中ではありますが、いずれ本当にライフの名が途絶えたときは、N-WGNがライフの跡を継ぐ存在になるんでしょうかね。
…微妙にスペーシアっぽいような気もしますがw



エコノミーカーということで回転計はありませんが、「カスタム」グレードにはちゃんと付くようです。


全ハッチ展開。
グローブボックスは言わすもがな、足元のセンターコンソールボックスにも蓋があります。
蓋はないもののステアリングコラムの真下にも、小物入れとなる窪みがあります。インパネボタンの真上にも、携帯電話やスマートフォンやデジカメを軽く置ける窪みが。
面白いのは、スライドセンタートレイ。ここに小物を置いておけば、運転席から即座に取り出せます。弁当やハンバーガーといった軽食も置けますね。
何となく、日常生活が楽しくなりそうなイメージが湧いてきます。

この車両には付いていませんでしたが、メーカーオプションでは、センターアームレストがそのまま蓋付き収納箱になるものもあります。



後席。
リアドアはかなり大きく開き、子供やお年寄りでも、また体を痛めて不自由になっても、難無く乗り降りできそうです。

そして座った感じは、かなり広いです!
N-BOXのように頭上が高いというよりは、前後の空間が広々としています。数値上はN-ONEと大差ないのかも知れませんが、このサイズでこの開放感が味わえるとは思いませんでした。
目一杯前へスライドさせても、まだ余裕です。

シートスライドは、N-BOXやスペーシアのように、左右別々ではないのですね。ムーヴ系のように、左右一体スライドです。
足元には、左右一体の、大型トレイがあります。靴は勿論、傘などの長尺物を寝かせて置きっぱなしにできます(←「88th仙台・泉ヶ岳ミーティング」で懲りたので、そういうところに目が行くw)。

前席のバックレストにはネットが張り付けられており、雑誌やスマートフォンなどを入れられるポケットとなっています。



荷室。
後席の広さを確保するために、流石に狭いです。でも数値上では、ベビーカーを立てて載せられるとか。
つまりこれは、子育てが始まったばかりの世代を中心に据えた車なのですね。

ダンバーは1本なのですね。大丈夫なのだろうか。
コストダウンを感じます。


狭い代わりに、トノカバーをめくると、更に収納スペースが。
そしてこれがまた深い!
今の車はスペアタイアがなく、パンク修理キットを積んでいるから、軽量化とスペース拡大に成功しているんですね。


後席のバックレストの両端には、吊革状の紐が生えています。それを引っ張りながら操作することで、バックレストを倒せます。
後席中央ブロックにも同じような吊革が生えており、こちらも同様に引っ張ることで、シート全体を前へスライドできます。
それら全ての操作は荷室から行えるのが、便利ですね。

ですが段差があり、完全に平滑にはならない模様。
N-ONEのような、バックレストを立たせたまま座面のみを跳ね上げるという使い方も、出来ません。
つまり、それほどまでの過剰な使い勝手やシートアレンジを求めていない層へ向けた車なのでしょうね。


その代わりと言ってはなんですが、前席を目一杯前へスライドさせ、ヘッドレストを外してバックレストを目一杯寝かせると、ベッドのように使えます。
布団を持ち込めば車中泊だw



マフラーは、例によって、わざわざ真下を向いています。
これなら荷物の出し入れの際に、汚くて臭い排気ガスが足に当たることもないでしょう。

助手席の辺りに見える黒っぽい箱が、燃料タンクでしょうか。
このセンタータンクレイアウトのお蔭で、N-ONEの走りは見た目によらない重厚なものでした。このN-WGNにも期待が膨らみます。



N-ONEと共通の、S07A 直列3気筒DOHC“EARTH DREAMS TECHNOLOGY”エンジン。
軽でありながらF1の技術者が造った、鳴り物入りです。
エンジンだけでなく、この車そのものの開発・生産・販売が、全て鈴鹿製作所で一括して担っているとのこと。ホンダの本気度が表れています。

ホンダ、鈴鹿で軽自動車を生産---次世代技術を構築へ
 (Response.、2010年7月20日)
【ホンダ N-WGN 発表】すべてを鈴鹿で行う“SKI体制”第一弾
 (同、2013年11月27日)
【ホンダ N-WGN 発表】開発責任者「SKI体制でかなりコストダウンできた」
 (Response.+、2013年12月3日)




でも、タイアハウスの中は、冬に乗れば一発で錆び付きそうです。
金属が剥き出しで、プラスチックでのカバーが最小限しか付いておらず、あちこちコーキングだらけ。
多分防錆コーティングは施されるとは思いますが、それでもホンダ軽の足回りは大抵すぐ錆びるというからなあ…。
この辺は、もう少しコストを掛けて改善して欲しいところ。



細部のコストカットが気になるとはいえ、N-ONEより安いのは魅力ですね。
ベーシックだのスタンダードだのを謳っても、高価だったら本末転倒ですからね。



全てのグレードにVSA(ABS、TCS、横滑り抑制装置)が標準装備。
下位のGグレードにはオプションで、他のグレードには標準装備の、あんしんパッケージ(シティブレーキアクティブシステム、前席用エアバッグ、前後席用サイドカーテンエアバッグ)。
今の軽は、「安かろう悪かろう」「貧乏人の車」などでは、決してありません。コンパクトカーと遜色ない品質やデザインや塗装があり、成熟した現代世界に相応しい、軽のデメリットを打ち消す安全装置。




個人的な本命はN-ONE・ツアラーですが、内装のデザインはこちらのほうが好みですね。
それに、奇をてらわないプレーンでシンプルなデザインは、それだけ飽きが来ないので、長く付き合えるということでもあります。

当初は、「車格といいデザインといい使い勝手といいイメージといい、N-ONEのフロントマスクを替えただけであって、これでは共食いになるじゃないか」と言われました。
しかしこうして実車を見れば、N-ONEとは上手く棲み分けが出来ていると感じました。
あちらは、軽の姿をしたコンパクトカー。対してこちらは、軽としての正統派。

試乗車の登場が待たれます。
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Posted at 2013/11/24 23:25:23

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