[EJ20ターボ] 10万km点検整備（タイミングベルト交換など）をディーラーに依頼

EJ20型ターボEGの動弁駆動方式はタイミングチェーンではなくタイミングベルト式ですので、走行10万kmを越えたタイミングで交換します。

実は2021年12月29日に走行10万kmを迎えていたのですが、年末・年始・年度末はディーラーさんの整備工場が立て込んでいる状況を考慮し、このタイミング（2022年4月21日）での入庫としました。
（※車完は4月30日で引き取りも同日。）

昔々、EJ20型EGのタイミングベルトは自前で交換した経験があるのですが、今回はその後の保証などを鑑みて、素直にディーラーさんに作業を依頼しました。

タイミングベルト交換に伴い、クランクプーリ（ダンパープーリ）や補機ベルト一式も交換となりました。ベルト鳴きは交換前もありませんでしたが、これで向こう数年間・数万kmはベルト鳴きのリスクは低減されますね（※初期なじみ後の張力確認は必要ですが）。

10万km点検整備のメニューとして、点火プラグの交換がありました。Ptプラグはメンテフリーが謳われていますが、消耗品であることには変わりないので、このタイミングで交換となります。

合わせて、IGコイルも新品に交換です。

交換した古い点火プラグは「引き取ります」宣言をしていなかったので廃棄されました…電極の偏摩耗有無を確認したかったけど、まぁ仕方ないですね。

タイミングベルト交換とセットで推奨されている作業は、ウォータポンプの交換。

かつてほどメカニカルシールの不調は発現していないようですが、こちらもこの機会に新品交換しておきます。

ウォータポンプの交換とともに、サーモスタットも交換します。

エクシーガではありませんが、同じEJ20型ターボEGを積むBPレガシィで、出先でサーモが閉固着するというトラブルに見舞われたことがあるので（→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/blog/43460133/ ）、こちらも予防交換しておきます。

ラジエターホースとクランプ類も新品に交換します。画像はロアホース。

個人的には、車両が返却されたあとに「クランプの位置は適正か？」を確認します。具体的には、つまみの向きは適切か、本体が斜めっていないか、クランプ位置からホース端までの距離は1周で適正か、クランプはバルジに乗り上げていないか、などです。

こちらはラジエター・アッパーホース。ばねクランプも新品化されているので、（ねじクランプとは異なり）今後のホースの劣化に追従する形で緊迫力（≒シール性）を確保してくれるでしょう。

なお、スバルのラジホースの材質はEPDMです（画像にも材質表示プリントあり）。

今回、点検時にその他の摘出項目として、オイルフィラーダクトからの滲みがありました。

こちらはフランジ内部のO-リングを交換するだけですので、点火プラグ＆IGコイル交換の際に抱き合わせで（追加工賃無しで）交換いただきました。

今回の10万km点検整備のメニュー一覧（1/2ページ目）。
部品代として、クランクプーリ（ダンパープーリ）で1万円強するのか…と見ていたら、タイミングベルト＆アジャスタの方がより高価で驚きました…。

IGコイルはさらに高価ですが、まぁこちらはこんなものでしょう（そういえばBPレガシィでも経年劣化でIGコイルを交換したっけ → https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/blog/45274818/ ）。

2/2ページ目。その他の主要作業として、燃料ポンプも交換していただきました（ディーラーさんの判断で）。まぁ燃ポン交換も「転ばぬ先の杖」ですから、妥当な判断でしょう。

今回の10万km点検整備に要した費用は、納品請求書の最後に記載の「タッチアップペン（これは別件）」を除くと、
・部品代（小計、税込み）で19万9744円
・作業工賃（小計、税込み）で6万6880円
・総額 Σ＝26万6624円
となりました。ぐはっ！
（※費用は現時点での当方販社さんの参考値。）

でも、今後も「家族を安全に乗せ続ける」ための必要経費であると前向きにとらえています。他に重大事象が発見されなくて良かった。