[EJ20ターボ] ラジエターかしめ割れ（経年劣化による破損）をリビルト品で修理

ディーラーでエクシーガ（EJ20型ターボエンジン）の10万km点検整備（※）が完了してから1ヶ月も経たないうちに、ラジエターから経年劣化による「かしめ割れ」でクーラントが噴出。

※（参考）： 整備手帳
10万km点検整備（タイミングベルト交換など）をディーラーに依頼
→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/1195387/6868465/note.aspx

クーラントが噴出したときの様子。独特の甘い匂い（主成分：エチレングリコール）に気がつき、すぐに運転を停止。

出先でしたが自宅近所であったこと、垂れる程度で大量流出はしていなかったことから、状態をしっかり把握したうえでEG回転速度（→ ウォーターポンプインペラの回転速度）を上げずに無事に帰宅。

ラジホースの周辺はこんな感じ。
（スバル車のクーラントは緑色です。）

ラジエター交換ならDIYでも十分に可能ですが、直前に10万km点検整備を受けていた流れから、今回もそのままディーラーに修理を依頼しました。

修理完了して車両を引き取ったときの様子。

ディーラーではまず、降ろした（古い）ラジエターを圧検→漏れ発生（症状の再現性あり）を確認。次にラジファンに問題ないことを確認。

修理予算を抑えるため、純正部番ではなく互換性のあるリビルト品で修理する方針でディーラーさんと合意しました（一応、社外品も取り寄せは可能とのことでしたが）。

リビルト品のラジエター。スバルの部番が付かないため、純正扱いにはならないが「単体のリビルト品として」1年保証が付くとのこと。

社外品（例：アルミ3層とか）にしなかった理由は、ラジ本体ではなくホースなど周辺部品に取り回し上のストレスを与えたくなかったため（∵本体の厚みが増すため、曲がりなどが窮屈になる恐れを懸念）。

リビルト品とはいえ、新しいラジエターや締結ボルトは気持ちが良い。

…が、良く見るとアッパーホース端部とクランプとの距離が、ホース1周360°の間で不均等になっていました。修正しなければ。

ラジホース（アッパ＆ロア）とホースクランプは、ともに10万km点検整備の際に新品化済みでしたので、今回はそのまま再利用しています。

（前回交換から1ヶ月も経過しておらず、また「かしめ割れ」の際に、ホース起因のクーラント漏れは生じていなかったことから。）

ラジファンは作動に異常がないことをディーラーさんに確認いただいているので、リビルトラジエターに移植（使い回し）してAssy化しています。

このへんも、修理代が抑えられた要因です（金額だけなら社外品でもっと安上がりのラジエターがあるようですが）。

Assyとして車載後に作動点検を実施いただいています＠ディーラーさん。
漏れ無きことの確認のほか、完暖後のラジファンの作動状況にも問題なし → 納車へ。

さて。
もしも最初にクーラント漏れ（滲み）に気づかずに、そのまま走り続けて路面に大量にぶちまけてしまっていたなら…環境汚染事故につながるところでした（と思うくらいの認識は必要）。

（参考）今回の修理明細書。
リビルトラジエターはスバル純正部番が付かないため、部品代の欄ではなく技術料の欄で計上されています。金額は、あくまで当方の販社さんでの参考値です。

ちなみに純正ラジエターの価格は、20年04月時点で70400円（＞手持ちのパーツリストより）。現在では価格改定によりさらにアップしているかもしれません。

なお下記の「関連情報」に、本件の詳細ブログ記事のURLを載せていますので、ご参考まで。