ブレーキパッド交換 その１

フロントのブレーキパッドとローターを交換します（ローター交換は別の整備手帳で）。
フロント側をジャッキアップしてリジットラックをかけておきます。

交換前のフロントブレーキ。
ローターがさびさびですね…

キャリパーとブラケットを固定しているスライドピン（ボルト）の下側を外します。
スライドピンにはグリスが付いていますので、外した時に触ってしまわないように注意しましょう。

キャリパーを持ち上げて針金で固定しておきます。

古いブレーキパッドを外します。
内側のブレーキパットは簡単に外れますが、外側のブレーキパッドは少々面倒です。
パッドのバックプレートに突起があり、それがキャリパーのツメにはめ込まれていますが、バックプレートに取り付けられたスプリングでツメに密着しています。
バックプレートをツメから離すように押して突起を穴から抜き、パッドをスライドさせるようにして外します。

取り外したブレーキパッド。
見ての通り内側と外側で形状が異なります。
左側が内側（ピストン側）となります。
摩耗状態は新品の半分くらいってところですかね。

新しいパッドを取り付ける前にキャリパーをブレーキクリーナーで洗浄して、古いパッドグリスなどを落としておきます。
ピストンとキャリパーのツメ、ブラケットにはパッドガイドが付いているのでそれもきれいにしておきました。

新しいパッドを付けるにはピストンを押し戻す必要があります。
ピストンを押し戻すとその分ブレーキフルードがリザーバータンクへ戻ってきます。
リザーバータンクにフルードがいっぱい入っていると、フルードが溢れる可能性があります。
ブレーキフルードは塗装に付着すると塗装が痛む原因となります。
事前にスポイトなどでフルードを抜き取っておきましょう。

その２に続きます。