朝一番

朝一便の荷物を下してどんがらになった一号機は、朝の少しひんやりする春の気配を感じる空気が美味しいのか久しぶりに非常に気持ちよく加速します。最近少しお疲れ気味で元気が無くなってきていましたが、長距離ツアラー兼寝台車が其の装備備品をおろし身軽になったのもあるでしょうが、依然の鋭さを取戻した感じです。

1番・2番は肩慣らし程度に転がし3番からお楽しみが始まります。この辺り待ちが必要なのがガソリンとの違いですが、ここからの重量級が表情をガラッと変えてトルクで200回転程の上昇でもぐいぐい持って行く様はこれまた気持ちの良いものです。

これは4番に繋いだところですが1400回転も回るとアクセルを軽く押し込むと2300ｋｇの巨体が鋭く加速し出します。今日は空気も美味しいのかエンジン音でもわかります。窓を開けて外のひんやりする空気を車内に取り込み1400-1600回転までの200回転のトルクゴリ押しタイムを愉しみましょうか。

アクセルを開けトルクを愉しんだらクラッチを切りゆっくりシフトアップ、ゆっくりとクラッチを繋ぎ駆動系が一直線に繋がったのを感じたら軽くアクセルを開けます。5番にあげてもその勢いはほとんど変わらす繋いだその時から巨体が飛び出します。

大排気量ターボヂーゼルはせせこましい操作でなくゆっくりと慣性の大きな駆動系と話をしながら操作するのが流儀です。多少回転が落ちようがそんなの関係なく跳ね返すのがこのクラスならではの余裕ですね。

運転して感じるのが寝台仕様の時は1600回転程から今の感じが出ていたのでやはり重量の影響は大きいと思った次第。軽量な個体やＳＷＢだとこのシンプルなシステムでも相当にご機嫌な感じになりそうですね。

ただ先日御大と話していましたが、この積載スタイルも我らがアイデンティティーでありまして、この状況化で軽快に走るのを作り出すのもぐらい堂の仕事であります。ですからＬＷＢの積載号には更なるバージョンアップが必要と思った次第であります。

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