2019年07月04日
Vape用製品、その多くは中国企業製ないし生産によるものだが、パクリは常にある。
企業規模のスケールに関係なく、知名度があったりブランドを持つところでも、平気で他社の人気製品をパクる。言い方を変えると being inspired、影響されたと言うこともできるが、まあはっきりいってパクリである。
なぜなのか。中国企業だからパクリは当たり前、なのか?
実はもう何十年も以前から、国際知的財産保護機構というものがある。これは昔は特許や意匠登録(デザインなどね)は、それぞれの国ごとに登録しないといけなかったものを、一度の申請登録で機構/条約加盟国リスト内の国々ではシェアできる、というもの。
意外なことにこれには中国も加盟している。
ちなみに最近自分ではハマっているAsmodus製のModやアトマのパッケージを見てみても、patent(特許)やらの表示も表記も一切ない。
ではなぜ(再度言うが主に中華Vape製品メーカたちは)こうしたことを利用して、自らのアイデア、設計、デザインを保護しようとしないのか。
思うに中華企業(おそらくVape関連に限らず)たちは、とてもアグレッシブなポリシーでビジネスをしているんだと思う。そのためには迅速な意思決定ももちろん欠かせず、その点では日本企業は見習うべきこともあるだろう。
他社より顧客に訴求したり、訴求だけでなく実際に「いいもの」を考え製造して販売する。その後パクリが出てくるのは分かっていて、ひとつの製品が長続き、長期間売れなくてもよく、次から次へと新商品を出していくことでビジネスを成長させ続けていく、という方法なのだ。
だから新しいModやアトマはどんどん彼らから出される。
さて、「パクリ」ではなくて「クローン」はどうか。これについても中華企業は自社製品のクローンが出るだろうことや存在することもはもちろん知っているに違いない。でも気にしない。クローンにかまっているよりも、「次の製品」開発と販売=新たな売上と利益のほうが大事だから。
そして彼らはクローンやその製造企業を止められないことも知っているのだ。
彼ら自身、中国人、中国企業だから。
Posted at 2019/07/04 21:37:35 | |
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Vape | 趣味
2019年07月02日
自分自身がエンタメとか芸能界に身を置いたことはないが、芸能事務所マネージャ、海外からアーチスト招聘する興行会社、放送局などなど、いわゆる「業界人」の知り合いは何人かいた。
芸能人がどれだけのギャラ、収入を得ているのかは一般人には知りにくいが、そうした知り合いから聞いた話で「あー、やっぱり収入の面でいっても一般人とは違う世界の人たちなんだなあ」とは思った。
かなり以前に某邦画の海外ロケ隊に通訳兼コーディネータ(その国には何度も渡航歴があって他のロケ隊メンバーよりは事情を知っていた)として参加したとき、現地の映画製作会社群から来ていた連中に、その国の「スター」のギャラを聞いてびっくりした。
自分が知っていたり想像できる日本の「スター/売れっ子芸能人」のギャラとは桁が違ったのだった。
だからこそ、概ね物価は日本よりは安いその国で、スターは「スターらしい生活」ができるのだった。
そのロケで撮っていた映画の役者の中に、日本人だが奥さんは米国人でそのロケの直前まで米国に在住、ハリウッドで一旗上げることを狙っていた某氏がいた。
彼はあるハリウッド映画に出演歴があり、自分もその映画は見たことがあった。あー、あの役あんただったの?と。
その役は映画中舞台として出てくるビルのセキュリティで、セリフは一言だけ。登場シーンも1分以下。しかし彼いわく、その仕事/役で得たギャラは2万だか2万5千ドルだったそうだ。ほえー。日本じゃそんなエキストラと言ってもいいような役じゃとてもじゃないけどありえない。
もちろんハリウッド映画は米国内だけでなく世界中がマーケットであり、ほとんどの邦画とはその意味でも違う。
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最近話題になっている「闇営業」 関西、あるいはよしもとでは知らないが、知る限り関東、また昔は「取っ払い」と業界では呼ばれることが多かった。事務所所属の芸能人が、事務所を通さずにチョクで仕事を受けこなし、事務所の取り分を引かれることなしにギャラを得ること。
別な昔の知り合いに、新宿に事務所があった某大手系傘下某組で若頭をしていたという人物がいた。私がまた別な人の紹介で知り合ったのは彼が組を抜けて堅気になってからだった。
彼が色々話してくれた面白い話の中にも、「取っ払い」だか「闇営業」で会った何人かの芸能人がいた。
それはお笑い芸人だけでなく、某超有名俳優たちや演歌歌手などなど。
中でもへーと思ったのは、どちらかというとコワモテで映画などでやくざ役を演じることが多い役者たち。特に一人は彼がいう「姉さん=組長の奥さん」がファンで一度でいいから会いたい、なんとかしてくれと言うので、ツテを辿って一席用意して来てもらったという話。
世間的にはドスの聞いた風貌、顔つき、そして声というかセリフまわしで、男気を感じずにはいられないようなその人、呼ばれて「姉さん」とそれを囲む「部下の男たち」に囲まれて、小さくなっていたそうで、その知り合い自身「なんだ、威勢がいいのはやっぱり映画の中だけか」と少しがっかりしたんだそうだった。
やくざを含め反社会勢力というのは、悪いことをしているからそう呼ばれるわけで、特に今の時代、嫌われたり疎んじられるのは当たり前ではある。
※ その昔の知り合いの「元コワイ人」は自分に「いくらおごってくれようと優しかろうと、ヤクザとは付き合っちゃだめだよ」と何度も言っていた
そういう連中だとは知らなかった、という言い訳が通じるかどうかは別として、また、ギャラを受け取ったかどうかもさておいて、正直に「怪しい人たちとは知っていた/気づいてはいた」、「ギャラは受け取ってしまったけどそういうことなら返金したい/する」とでも言えば、世間の批判の度合いもかなり違っただろうに、と自分は思う。
日本では海外よりやっぱり嘘は嫌われるし叩かれる。嘘の前に言い訳すら印象は良くない。
所属元芸能事務所たちは、謹慎させて「人の噂も75日」でほとぼりが冷めたころ復帰させる気でいるんだろうが、昔と違って今は世間は簡単には忘れない。
今回の話に登場するうちの何人かは最低テレビ出演への復帰は簡単ではないような気もする。イメージは地に落ちたし。大手事務所にテレビ局その他が忖度しようとしても、スポンサーがどう考えるか次第だし。
Posted at 2019/07/02 21:31:01 | |
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