金剛山の麓に位置する、
西條合資会社は江戸時代中期の享保3(1718)年に創業した10代続く造り酒屋です。
創醸期より明治末期までは「三木正宗」 大正・昭和を通しては「波之鶴」の銘柄で親しんで頂きましたが、 昭和46(1971)年、「天野酒」を復活しました。昔は高級な酒は寺で造られており、河内長野市の金剛寺で造られているお酒は評価が高かったそうです。
西條合資会社は、高野街道沿いにあり、歴史的な建造物です。
京の都と仏教の聖地高野山を結ぶ高野街道は、平安時代の皇族、公家や、中世から盛んになる武士、庶民の高野山参詣に利用されました。
市内で唯一の造り酒屋、ここ西條合資会社には、高野街道を挟んで北側に現在の酒蔵と事務所があり、南側には国の登録文化財となっている旧店舗主屋と土蔵があります。
この建物は「サカミセ」と呼ばれる旧店舗と、それに付属する桟瓦葺きの土蔵からなっています。
「サカミセ」は、2階建桟瓦葺きの建物で、間口が11間と大きな建物で、入口を挟んで東側は荒格子、西側は一部ショーウインドーに改造されています。元は5間分が出格子でした。
入り口を入った土間には、一時銀行として使われて居た時のカウンターが残り、、また土間の南側は吹き抜けとなっていて、炊事場あるいは作業場として使われています。
その他の部分は1・2階とも座敷で、2階には虫籠窓が設けられています。
建物の建築年代は、明治14(1881)年の古図や、虫籠窓の形、2階の天井の高さなどから、幕末から明治初期と考えられており、高野街道と一体となって歴史景観の形成に寄与する重要な建物で、国の登録文化財となっています。
昔はお寺がお酒を造っていた・・・河内長野市の天野山金剛寺という南北朝時代に天皇の御座所になった寺院もその一つです。太閤秀吉にも愛されたびたび使者が訪れ買い求めたと伝えられる銘酒が現代に復刻されています。
西條合資会社さんは、古い建物の酒蔵。建物もいい雰囲気でした。
ラッキーにも僧坊酒も手に入れることができました。中田英寿さんも絶賛したとかで、またゆっくりと味わってみます。
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楠木正成が鎌倉幕府の大軍と戦った赤坂城(下赤阪城)からは、
下赤阪の棚田を見ることができます。下赤坂の棚田は、平成11(1999)年7月26日に農林水産省の「日本の棚田百選」にも選定されています。
毎年秋には、大阪ミュージアム構想の特別展として、棚田ライトアップが開催されます。
「金剛山の里 棚田夢灯り&収穫祭2016」というライトアップイベントが開催されていたので参加してきました。ろうそくのライトアップも棚田の違った表情を見させて頂きましたし、中津神社による獅子舞、体育館のLEDの文字(千早赤阪村60周年記念)も手作り感があっていいイベントでした。
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ドライブ | 日記
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2016/12/09 23:07:45