ドアミラーカバー塗装と補修とミラーウインカーユニットのコネクタ化
1
この個体を購入した時からAVESTのミラーウインカーが付いているのですが、その時から塗装が剥げている状態でした。
しばらくはそのままで乗っていたのですがやはり気になる。
ということで1年ほど前に車上で塗装したのですが、また剥げてしまいました。
徹底的にやるしか無いかということで、カバーを外して塗装することにしました。
このときは単に自分の塗装の腕が悪かったと思っていたのですが、後で判明するのですが原因は他にあったようです。
ついでに内蔵されているウインカーユニットの配線にコネクタをかませ、いざという時にはずせるように加工します。
※一部作業が前後していたり左右が入れ替わっている場合があります。
ご了承下さい
2
カバーを外します。
ミラーを外し嵌合を6箇所を外します。
ミラーカバーとウインカーユニットに各3つづつ嵌合がありますが、ウインカーユニットの嵌合はミラー稼働ユニットを外さねば見えません。
ミラー稼働ユニットを外すということはドアミラー自体を車体から外さねばなりません。
そこまでやるのは非常に大変なので上部爪を外し隙間が出来たらうまい具合にピックツール等で隙間を拡大しつつ無理やり引っ張るのが良いかと思われます。
ただしウインカーユニットに付いている爪は折らないよう気をつけてください。
AVESTは補修部品の供給をしてくれないので壊してしまったら固定できなくなりもうお終いです。
ウインカーユニットはネジ3本で、ウエルカムライトは両面テープで固定されています。
外れたユニットはとりあえず養生テープで固定しときます。
補修には時間がかかるので、雨に塗れないようビニール袋を被せておきます。
3
外したミラーカバーはこんな状態。
右側の塗装ハゲが特に酷い。
#240のスポンジヤスリで古い塗装を剥がしていくのですが、あまり芳しくない。
この段階で見えているのですが、塗装上にポツポツが発生しています。
これが塗装ハゲの原因です。
このときは気がついていませんでした。
4
そこで塗料剥がしを購入してきて塗布。
もっそりと取れました。
しかしこれ以上は反応してくれない。
まだ色が乗っているからはがせるはずなんだけど、水性だから弱いのかな?
と思い、ここからは#90の布ヤスリでガシガシと削りました。
5
削りかすに色が付いて来たので塗料剥がしを塗ったら反応しました。
クリア層が残っていたぽい?
クリア層はウレタンだったのかな?
水性の塗料剥がしではウレタンに歯が立たないのかな?
ともかく地道に削っては塗ってを繰り返していたら、最下層が出てきたようです。
ここからは#400の空研ぎヤスリで形状を整えていきます。
6
もう片方も同じように施工したのですが、こちらは非常に厳しかった。
同じようにある程度までは塗装剥がして剥がすことができたのですが、それ以上はうんともすんともいかず。
#90の布ヤスリでガシガシ削ってみたもののすぐ目が詰まってしまい、いくらあっても足りない。(;´∀`)
最終手段で表層をカッターで削ぎ落とすという荒業を。(^_^;)
削ぎ落としてから塗料剥がしを塗ったら無事剥がれ始めました。
塗装が剥がして判ったのですが、左右ともメーカ出荷時の塗装の上にもう1回塗装されており、さらに私が塗装していたので、計9層の塗料が乗っておりました。(^_^;)
4層目のサフ(?)とその下にブルーの塗装が見えますが、そのブルーの塗装に気泡(ブリスター)が発生しており、それはその上にあるサフにも出てきていました。
それが下から塗装を持ち上げて上の塗装を割ってしまうことにより塗装ハゲが発生させているようです。
特に運転席側のブリスターが酷く、全体に発生していました。
一番下の塗装がダメになっているので、その上に重ねて塗っても意味がありませんので、完全に剥離させて正解でした。
7
ホルツの厚付けパテを盛り付けていき、穴を埋めていきます。
ホルツのこのパテは硬化時間が15分と短いのですぐに切削作業が出来るのが良いですね。
ただ主剤と硬化剤の混合配分が比率ではなく、主剤をひねり出した長さ(量)の半分の長さ(量)という非常に曖昧な指示でした。(^_^;)
お陰で間違えて硬化剤を出しすぎて1分で完全硬化させてしまうという失態を犯してしまいました。
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左右ともパテ修正完了。
サフを吹きます。
今回はホワイトサフを使用。
いくつか凸凹がありましたので、再びパテを盛りヤスリで修正したら2回めのサフを吹きます。
1回目で凹みはほぼ解消されたので、サフは2回で大丈夫でした。
半日ほど扇風機で乾燥させたら#1000で水研ぎします。
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本塗装を行います。
カラーはWRブルーマイカ(02C)
捨て吹き1回→青×3(約15分間隔)
3回目の塗装したら約2分後にクリア1回目を塗装。
クリアは計4回(こちらも約15分間隔)塗装。
30分ほど自然乾燥のち、扇風機で風を当てておきます(5時間くらい)
塗装の間隔ですが、その時の温度や湿度により変わります。
目安としては乾燥中に塗装の艶がひけてきたら次の塗装を行うという間隔で行いました。
今回は塗装のタレがなかったので非常にスムーズに事が運びました。
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約5時間ほど強制乾燥を行い、塗装も固まったので磨きに入ります。
使用するのはピカールとツヤ之助。
ひたすら磨いていき、途中光をあてて状態を確認。
いい感じになったらガラスコーティングを塗布し、再び扇風機で乾燥させておきます。
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つづいてウインカーユニット・ウエルカムライト(以下内蔵ユニット)の加工を進めていきます。
コネクタ化する理由は今回のようにミラーカバーを外す必要がある場合やウインカー部やが故障した場合に容易にユニットを外せるようにするためです。
ユニットが故障や破損した際にコネクタを外してしまえば、配線処理することなく簡単にノーマルのカバーに付け替えることが出来ます。
まずは配線を切り離します。
異常でもない物を切るには抵抗がありますが・・・(^_^;)
切る位置を間違えると取り返しがつかなくなるので慎重に。
配線に端子を取り付けコネクタに差し込みます。
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ウインカーユニット表面が黄ばんていたのでヘッドライトクリーナーでひと撫でしたところ、真っ黄色。(笑)
意外と汚れていました。
コーティング剤は固形化していたので使い物になりませんでしたので、カバー本体に塗布したガラスコーティングを塗布することにしました。
多分大丈夫でしょう。
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カバーにユニット類を組み込んでいきます。
最初にウエルカムライトを両面テープで固定。
続いてウインカーユニットを組み込み、ビスで固定するのですが、下部のねじのところには水が溜まるようで錆びついて舐めそうな状態になっていました。
そこでここのねじはステンレス製に変えます。
サイズは1mmほど長く、先端が尖っていますので、ねじ込むときは表面に影響が出ないよう注意しました。
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さらに錆と汚れ対策として、この部分に2mm程度の穴を開けて排水出来るようにしておきました。
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ユニット側の配線を延長し端子を取り付けます。
使用した配線とコネクタはエーモンの細線(0.2sq)と110型6極コネクタ。
もうちょっと小さいコネクタで5極が良かったのですが、手軽に入手できるエーモンのコネクタを使用しました。
コネクタは車両側のピンアサインを確認しながら差し込むので、この場では組み立てしません。
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塗装後初めて日光下に出します。
車体に乗っけてみたらそれほど色もズレていることなくなかなかいい感じ。
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車体側のピンアサインを確認しながらオスコネクタを組み立てます。
コネクタをしっかり差し込んだらミラーカバーを取り付けます。
コネクタは問題なく収まっています。
開閉動作させ問題なかったのでミラーを取り付けて作業完了です。
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イルミ・ウインカー・ウエルカムライトすべて問題なく使用できました。(∩´∀`)∩ワーイ
左右とも確認済みです。
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作業日数5日。
一日の作業時間は5~8時間くらい。(^_^;)
今回はアクシデントがなかったのが幸いでした。
塗装も垂れなかったし、乾燥中に埃が付かなかったし落として傷つけることもなかった。
珍しく超順調でした。(∩´∀`)∩
もう塗装剥がれが起きないよう願っています。
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