三沢空港(青森県三沢市)
民間空港であるとともに航空自衛隊とアメリカ空軍が基地として利用している
軍民共用の飛行場です
アメリカ空軍が管制などの運用をしています
ターミナルビルの屋上は展望デッキになっています
有料/1回100円
定期便は東京/羽田 大阪/伊丹 札幌/丘珠 の便があり
往復5便 計10便でそれほど多くはありません
展望デッキの正面 滑走路端の直近には
航空自衛隊の緊急発進用戦闘機格納庫(アラートハンガー)があります
領空侵犯の恐れがある航空機に対し緊急発進(スクランブル)が出来るように
24時間365日 交代で待機してます
早朝 アラート待機のパイロット交代と機体のチェックで
格納庫前を1周するF-2が2機
愛称はベースとなったF-16の公式愛称は「ファイティングファルコン」ですが
非公式愛称の「バイパー」で通ってるため
'00年に正式採用されたのと
日本の三菱が零式艦上戦闘機「ゼロ戦」を製造してたため
関係者やファンの内でF-2のことを「バイパー・ゼロ」と呼んでいるそうです
三沢基地所属 第3飛行隊のF-2A(単座型)
前後に2人が乗る複座型がF-2B
垂直尾翼には兜武者のマーク
海上の戦闘艦攻撃の任務もあるので青系の洋上迷彩
武装は両翼端のランチャーに短射程空対空ミサイルと
両翼下のランチャーに中射程空対空ミサイル
模擬弾だと青色ですが実弾は白やグレー
増加燃料タンクも両翼下に装備してます
スクランブルは2機1組で発令から離陸まで5分以内とされています
祝日で訓練飛行は無い日でしたが
三沢基地所属 第302飛行隊のF-35Aが
青森県の太平洋沖で墜落した事故による捜索のため
アラートハンガーから別の2機が離陸していきました
1時間ほどして帰ってきました
コッチのF-2は短射程空対空ミサイルと増槽だけでした
アラート任務は5分で発進できる組と
30分で発進できる組が待機しているそうです
飛行後の給油のため20000L燃料給油車が格納庫へ向かいます
高床4軸のタンクローリーは
ふそうスーパーグレートの輸出用シャーシに架装してる模様
航空自衛隊の装備品は桜に翼のマーク
ジェット燃料のJET A-1の成分は灯油とほぼ同じ
民間航空会社の定期便は日本航空が乗り入れています
ボーイング737-800
翼端が持ち上がった形状は離陸性能と燃費の向上が図れるウィングレット
地上高が低い737に大きな直径のエンジンを取り付けたためおむすび型の形状
出発する便に手を振って見送る地上スタッフ
民間の駐機場と滑走路は電動ゲートで仕切られていて
到着と出発の時にしか開きません
この日はアメリカ空軍機が山口県の岩国基地で行われる
フレンドシップデーの展示飛行のため訓練がありました
8機ほどのF-16が離陸していきました
画像はアメリカ空軍第35戦闘航空団 第14戦闘飛行隊「パンサーズ」所属機
F-16DJ(複座型)「ファイティング・ファルコン(非公式愛称:バイパー)」
三沢にはもう1個飛行隊の第13戦闘飛行隊「サムライズ」が所属していて
垂直尾翼先端が黄色なのが第13飛行隊サムライズ
赤が第14飛行隊パンサーズです
三沢基地の所属するF-16飛行隊は敵の対空ミサイル制圧任務のため
あえてレーダーに探知されて場所を特定する危険な任務に就いているため
「ワイルドウィーゼル」(狂暴なイタチ)と呼ばれていて
垂直尾翼にワイルドウィーゼルの略でWWが描かれています
第13戦闘飛行隊「サムライズ」のF-16CJ
アクロバット用に各種装備類が外されていますね
14時と16時の2回あったそうですが
次の予定があったので残念ですが1回目だけ見て展望デッキを後にしました
基地の正面ゲートにはアメリカ空軍と航空自衛隊の
同じ大きさの看板が並んでいます
アメリカ軍関係者の所有する車両には
ひらがな部分にアルファベットが記されていて
Yナンバーは日本で調達した個人所有車の意味です
この日はF-2やF-16戦闘機が多数飛んでて貴重な日に見れてよかったです
Posted at 2019/05/20 00:29:14 | |
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