SENA 20Sの内蔵電池を交換した話。
2年ほど前にバイクツーリング用に購入した無線インカムです。
今年もSSTR行くぜえ~!と準備していたら、充電できなくなっていることが発覚。
購入して1年持たずに充電できなくなり、保証期間内ということで直してもらえたのですが、それから2~3回使ったらまた充電できなくなりました。ソニータイマー機能でも付いてるのか・・・
前回壊れたときはめったに使わないので過放電したんだと考えて、今回は充電しっぱなしにしていたので、今度は過充電してしまったのかもしれません。
充電完了のランプがつくので大丈夫かと思ってたんですが・・・もしかして保護回路が入ってないってこと?
同時に購入した友人は同じような使い方でまだ壊れてないらしいので、ハズレ個体かもしれません。
ネットを調べてみると同じ現象になってる方の電池交換の様子が出ていたので、修理代に何万も出せないと思っていた自分もやってみることにしました。
トルクスネジをいくつか外すと分解できます。高いものではないので、トルクス工具を推奨。
型式シールみたいなのも躊躇なく剥がしていくと、全部のネジを外すことができました。
横から見るとパンパンに膨らんでます。
指で触ってもパツンパツンになってて、いつ破裂しても不思議じゃないくらいの膨らみ方です。
リチウム系の電池は何度か見たことがあるのですが、ここまでパンパンなのは初めて。
万が一にも破裂したら大惨事なので、気をつけて取り扱うことにします。
復元の手順を忘れないように、分解しながら写真を撮ってます。
こうやって見ると結構ギリギリの大きさです。
出てきた電池は2016.7.13 650mAh 2.4whと書かれていました。
基板を外すと裏側にも小さい電池が入っていました。
こちらは2016.8.20 100mAh 0.37whと書かれてます。
あとで組み立てるときに苦労したので、電池のおさまり状態は写真に撮っておいてよかったと思いました。
定格値と大きさを元に交換する電池を探したところ、
大きな電池はアマゾンで2個セットのやつが、小さい方はセカイモンという海外の通販サイトで5個セットで売ってました。
両方とも届くのに2ヶ月くらいかかりました。海路&陸路を経由してきたみたいです。
ようやく電池が届いたので、復元開始です。
届いた電池のコードはそのまま使えないので、元の電池に付いているコネクタを再利用します。
2本同時に切るとショートの元になるので、1本づつ切断しました。
収縮チューブをかぶせておいてハンダ付けします。
いきなりはんだ付けではなくて、それぞれの線に予めハンダを付けておくとやりやすくなります。
ハンダ付けが終わったら収縮チューブをライターで炙って縮めて完了。
テープでも解けなければいいかと思いますが、かなり狭いのでテープはかさばるのと、取れた時に基板に触れたりしたら大惨事なのでチューブの方が確実かと思います。
小さい方のバッテリーは同じサイズだったのでスンナリと収まりました。
問題は大きなバッテリーの方。
こちらは探したけど同じサイズのものが見つからなくて、一回り大きなものになっています。
(その分性能もちょっぴり上がってますが、誤差の範囲かも)
よく見てみると、バッテリー自体に過充電防止回路が付いている様子。
なんとか収めてみたのですが、ボリュームのツマミ部分に電池が重なってしまいました。
この状態だと蓋が閉まらないので、ツマミに触れないようにちょっとづつ変形させていきました。
電池ケースが破れて発火とかすると危ないので、あまり強く変形させないように・・・。
なんとか蓋をすることができました。
無事に充電もできるようになったのでまずは一安心です。
ツーリングで丸1日使ってみましたが問題なく使えました。
今年のSSTRにも役に立てられそうです。
あとは、ヘルメットの横についているときに爆発しないことを祈る(;´Д`)
ちなみに、もともと付いていた電池は近所のホームセンターにリチウム電池回収箱があったので捨ててきました。
塩水に漬けるとかはあまり良くない処理方法(かなり汚くなるので)なので、専用のゴミ箱に捨てるといいと思います。
ゴミ捨て場の電池BOXには捨てられないので注意です。
Posted at 2019/04/16 13:29:44 | |
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