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そういや、足回りを1Gかけて締めた効果を書いてなかったね。結論から言うと、速くはならないです(笑)でも、戦闘力に帰結しないわけでもない。ってとこ。最も分かりやすいのは、足回りの動きが滑らかになる。ってところかな。工場出荷状態では1Gのテンションは掛けられていないわけで(S660くらいか？)サスペンションストロークの度に(町中で上下動するだけで)バタバタします。これが普通と言われれば普通なのかな？とか思ってしまうのですが、足回りをバラした時にテンションを掛けて取り付けをすると、このバタつきが収まります(上下動の揺れは存在しますよ？)ガツンバタンが、ニュルリ、になる感じでしょうか。で、これはどんな車でも体感できます。ストロークの度に不快にさせられていたムーカスが爽やか通勤カーになるぐらいには。我々のように自分で出来る業界の人間は思わずやっちゃいますね(笑)ちなみにノワールのみやってないので、足回りの動きが雑ですね。

ともあれ、路面を舐めるようにストロークするのを感じられるので、路面追従性も上がってるかもね？



まぁ雑な組み上げをしてた無資格スバルの車を乗るならやっておいても良いだろね(笑)リコール対象は最初の車検を受けてない車全てだけど、それ以前の車も雑な検査をすり抜けているわけで、車検に通るからちゃんとした車ってわけではない。車検って光軸出ててサイドスリップ無しで消耗品が問題無ければ通るのよ。所詮その程度のものでしかない。
工場で働いていた経験から言って、製品の問題とか粗を見つけるのはラストの検査なんですよ。ここから製造工程の上流にキックバックされるわけだが、これされるの嫌なんだよね(笑)お前のミスだと指摘されるみたいなもんだから。でも人間がやる以上、ミスは出る。それを止められるのは最後の検査だけ。上流にいくらチェック機構を入れても、それ以後でミスしたら一緒だからね。で、だ。最後の検査がザルと分かっていたら、真面目に働くか？絶対に油断があると思う。だって出荷さえしてしまえば、後で責任を問われる事はないんだから。例えば、走行二万キロでエンジンブローしたとする。その後、エンジンを組んだ奴がオーナーの所に詫びに来る？来ないよねぇ。つまりそういうこと。詫びずに済むなら、人間は反省しない。前職で事務のミスがあまりにも多く、反省もしないので事務所で「何でお前らのミスで俺が謝りに行かないかんのや！お前ら行ってこいや！」とガチ切れしたことがある。ちなみに同僚はマジで事務に行かせた(笑)まぁそれで社長案件にまでなって色々揉めたのは今となっては笑い話。

話を戻して、車って万の部品を何百人もの人間が組みつける工業製品です。閾値を持ち、ある程度の製造誤差(公差と言うね)を許容してる。そんな雑な製品を自分の為に精度を上げる。そういうのも本当の意味でチューニング(調律)って言ってもいいんじゃないかな～と思う。極論、フルノーマルでも全然いい。バラして組み直すだけでもフィーリングは全然違うだろうしね。そういう一手間をかけた車に愛着が湧きやすいのかも？





動画↓。新型機、VWアルテオン。2リッター直４ターボで280psのトルク35キロ。四駆で7速DSG。Rラインで550万円、アドバンスで600万円。お買い得じゃね？