暑い…
エアコンの無いクルマにとっては、地獄のような季節になってしまいました。
とは言え、窓を全開にして走れば、吹き込む風は心地よk…熱風じゃん!
エアコンを外して、フロントが軽くなったぶんだけ、アクセルを踏み込んだり、ステアリングを切ったときの爽快感だけは増しています。
涼は得られませんが、爽快なんです。気持ちの問題で、今年も乗り切っていきましょう!
そうこう言ってる間に、すっかり夏休みも最終日になってしまいました。
3月末からいろいろと調子の悪かった愛車ですが、燃料ポンプのコネクタにアルミホイルを詰め、オルタネータのB端子をカシメ直してからは、順調に走れるようになりました。
ほとんど応急処置みたいな修理ですが、『走れる!』というだけで、どれほど嬉しいことか。
なので、半分諦めていた夏休みのドライブに、今年も行ってきました。
と言っても、やはり不安が付きまとうので、夏休み前の週末に予行演習を。
山形県の酒田港でヘリ搭載護衛艦『ひゅうが』の一般公開に行ってきました。
同じ週末は米軍横須賀基地の解放で空母ロナルド・レーガン公開、晴海埠頭では英国海軍の揚陸艦アルビオンの公開もあり、清水港でもヘリ搭載護衛艦『いずも』公開もあったのですが、人混みが嫌いなのと、ドライブも兼ねて、ということで酒田まで。
土曜日の日付が変わる頃に自宅を出て、R122→R121→R13→R112と走って酒田到着が午前6時半。
艦艇公開は9時からなんですが、混雑を警戒して早く現地に行ってみると、駐車場オープン前で、車列が5台ほど。
8時過ぎに駐車場が解放され、案内された先が…!
護衛艦の真正面に駐車。これは嬉しい。
この時点で、来た甲斐あった!
艦艇公開で『ひゅうが』の甲板に上がると、港の対岸で釣りをする人のクルマが停まっています。
これはもしかして…と思い、見学を終えたあと、クルマを走らせて…
首都圏の艦艇公開では、愛車と護衛艦のツーショットはマズ撮れないですから、満足度が高いです。
あとは、鳥海山大物忌神社に行ってから南下。
日本海沿いにクルマを進めますが、気温30度と“涼しい”。
群馬生活で完全に感覚が麻痺してしまったようで、すごく涼しく感じました。
この日は新潟で一泊。
そして翌日、寺泊港で開催の掃海艇『のとじま』一般公開にも参加しました。
こちらはもっとローカルなイベントで、持ち物検査もないし、ブリッジまで上がれるしで、ゆるーい艦艇公開でした。
群馬に帰ってほぼ1,000kmのドライブ。
トラブルもなく帰って来られて、ほっとしました。
さぁ、ということは夏本番、ドライブに行けるぞ!
例年通り、製造業特有の長い夏休み9日間、これに1日有給を追加して8月10日から19日まで休み。
9日の日付が変わる頃に自宅を出発。
最初の目的地は東京、有明。平成最後の夏コミへ。
準備会の方が着ていた『真剣にやれよ!仕事じゃないんだぞ!』と書かれたTシャツがすごく印象に残った…。
そうなんだよなぁ…仕事はさておき、趣味でやってることは、好きでやってるんだし、誰にやらされているワケでもないし、真剣に取り組むべきことなんだよな…と。
夕方。
ここからがドライブの本番。
今年の夏の目標は『青森県完全制覇・1湖2山3半島』です。
十和田湖、八甲田山、恐山、下北半島、夏泊半島、津軽半島を巡ります。
が、その前に三陸海岸で寄り道。
学生時代を過ごした宮城県の沿岸でお魚を食べて、震災からの復興の様子を記録しました。
気仙沼の大島が本当に本土と繋がれている…
供用開始はもう少し先のようですが、クルマで行き来が出来るようになるんですね。
フェリーを使って、島内のバス路線に乗りに行ったことを思い出しました。
さて、青森県最初の目的地はむつ市大湊。2年前、北海道へ渡る前にも訪れましたが、海上自衛隊大湊基地で艦艇公開に参加します。
この日の公開艦は『すずなみ』、二年前は同型艦の『まきなみ』でした。
カレーを食べたり、水源池水道施設を見学したりして大湊を後にし、恐山へ。
宇曽利湖
恐山は一度来てみたいところだったのですが、荒涼とした火山性の地質地形と、霊場としての雰囲気が独特の景色を成していてました。
実際に来て、自分の目で見ないと分からないことも多くあるものです。
恐山から釜臥山へ行き、北上半島を大展望できました。
釜臥山を下って、北上半島を時計回りに海沿いを走ります。
国道338号はヒドイ道だと聞いていましたが、ぜんぜんそんなことありませんでした。
まぁ、民家はないし、いったいどこを走っているんだろうという気持ちにはなりましたが、ほぼずっと二車線あるし、路面も綺麗です。
大間到着は20時頃。
大間崎まで行ってみましたが、うーん…なぜか心が惹かれない…
先に北海道へ行ってしまっていたのが原因でしょうか。
そのまま折り返し、野辺地まで戻ってしまいました。
青森二日目、野辺地で目覚め、まずは夏泊半島へ。
夏泊ホタテライン
夏泊半島を一周して浅虫に来ると、道の駅で朝から浅虫温泉に浸かれる!
ということで、ゆっくり浸かってドライブの疲れを癒します。
続いての目的地は八甲田山。
子供の頃、映画『八甲田山 死の彷徨』を見てから、行ってみたいと思っていましたが、なかなか行けず終い。
カチカチに凍ったおにぎりが妙に印象的でした。
立ったまま、仮死状態で発見された後藤伍長の銅像と八甲田山。
資料館とか、いろいろとあったのですが、まずはこの銅像を見に来れて良かった。
映画は子供の頃に見て以来、内容とかあまりしっかりと覚えていないところも多いので、もう一度見てから、まだ訪れたいです。
八甲田山まで来たので、もう少しクルマを進めます。
奥入瀬渓流沿いに走り、十和田湖まで。
十和田湖は特にコレ見たい!というものが無かったのですが、たしか青森と秋田の県境が湖上だけ未確定では無かったかなぁ…と思っていましたが、2008年に確定していたようです。
毎年、5月~6月は新緑を求めて谷川岳麓を走り回っていたのですが、今年は愛車不調により出来ず…久しぶりにきれいな緑の元、ドライブで来たように思います。
十和田湖畔を反時計回りに一周。
十和田湖から東へ向かい、新郷村(戸来村)へ。
ちょっと前にもテレビで取り上げられていた『キリストの墓』を見学。
真偽のほどは分かりませんが、ヘブライ人が住んでいたとか、言語や風習に痕跡が見られる、という話は面白いですね。
八戸まで進んで、The 市場 八食センターでお昼ご飯兼夕飯。
七厘村というところで七厘等道具一式を借り、市場で食べたい魚介類などを買ってきて、自分で焼いて食べられます。
どうしても八戸のサバが食べたかったのですが、一匹丸々の生干ししかなく、こうなったら!という勢いで一匹食べました。大きかった…
周りはカップルや家族連れで、のんびりと貝やイカを焼いて食べている中、一人で黙々と大炎上するサバを焼いて、一匹食べてしまう光景、どう考えても夏休みのホラーです。
明けて青森3日目。
この日の最初の目的地は三沢航空科学館。
数年前に十和田湖で見つかり、引き上げられた、一式双発高等練習機が最大の目的。
その他、戦後まもなくに開発されたヘリS-51や、試作長距離機のモックアップ、他いくつかの航空用発動機もあり楽しめました。
当然ながら、盆休みは日本の風習、隣接する三沢空港の米軍は平常営業で、次々とF16が上がっていき、久々に戦闘機の轟音に包まれました。
この日は早々に愛車を駐車場に入れ、本八戸駅前でお酒。
そして、この旅唯一のホテル泊をして、ゆっくり寝ました。
翌日からは二日間かけて津軽半島を…と思っていましたが、テレビで天候悪化を知り…。
うーん、困った。
でもまぁ、とりあえず行くだけ行ってみよう、の精神でクルマを走らせます。
青森市を過ぎたあたりまでは天気が良かったのですが、津軽半島に入って今別あたりで土砂降り。
ここまで来たので、竜飛崎は見ておきたい。
青函トンネル記念館も見たかったのですが、クルマの写真だけ撮って撤退。
豪雨で帰れなくなることが一番怖い。
そのあとは、道の駅をハシゴしつつ、日本海側を南下。
岩木山も雲がかかり、成層火山の綺麗な形は拝めませんでした。
また来よう。
男鹿半島を一周し、秋田市からR13→R47→R4で仙台入り。
大学のサークルに顔を出しました。
サークルの部室、いつ来ても落ち着きます。
でも、そろそろ知ってるメンバーがいなくなってしまう…つらい。
金曜日は丸々移動で仙台から群馬へ。
途中、地図を見て抜けられそうだなって思った林道が、まさかのダート、そして通行止めで、少々えらい目に逢いました。
それにしても、夏休み前の予行演習と青森旅行。
ほぼ全行程下道で約4,000km、ノートラブルで走りきりました。
5~6月頃の、あの苦労はなんだったのか…まぁ、何はともあれ、またこうして、愛車と共に遠くへ出掛けられるようになって、本当に良かったです。
『真剣にやれよ!仕事じゃないんだぞ!』が頭の中をグルグルしています。
7月にも、別のイベントで『本気でやりたいことをやる』というのを見せつけられた感じもあって、未だにもやもやふわふわ…
LEGACYで走り続けるこの生活、もっともっと、前に進まなければいけない気がしています…。