全力で駆け抜けた、そんな夏休みでした。
これほどまでに充実した一週間があっただろうか。
そんな一週間の始まりは、東京ビッグサイトからでした。
同人即売会、初めてのサークル参加。夏コミC96
全てが初めて。
正直なところ、あまり記憶がなく、あっという間に数時間が過ぎていきました。
初めて作った同人誌、それを手にしてくれた人。
もっと良い本を作りたかったし、もっと多くの人に手に取って貰いたかった。
その夜、心から大泣きしました。
冬、一回りも二回りも大きくなって、必ずこの地に戻って来る、そう誓いました。
趣味でアウトプットを生むことが、これほど辛く、かけがえのない事だということに、今更ながら気づきました。
最初から最後まで関わり、一つのモノを作るという活動。
それがこれほどまでに苦しくて楽しいことだと。
毎晩のように、悪夢を見ていました。
新刊がブースに届いていない夢、一冊も売れない夢、サークル参加できない夢…
寝不足と疲れと嬉しさと悔しさと、ぐちゃぐちゃな感情で、一ヵ月ぶりに心行くまで寝ました。
翌10日11日は、艦これのイベント『深海大サーカス「不思議の国の1YB3H」』を見るために舞浜へ。
『過去・現在・未来、それは一本の鎖のように繋がっている。』
ずっとその言葉を頭の中でこねながら、運営鎮守府の中の艦これ像と、自分の中の艦これ像を照らし合わせたり、比べたり、足したり引いたり…
これは、どこへ向かう物語なのか。
11日夜、久々の自宅に戻り、布団へ。
翌朝、愛車のエアフロセンサ交換から始まる。
3度修理したエアフロセンサでは、もう走ることはできなかったけれど、頂きものの中古のエアフロセンサを繋いだら、力強い鼓動が響き渡った。
これで行ける。
アクセルを踏み続け、真っ青な空のもと、日本海沿いを西に進む。
夏の日本海は良い。
ちゃんと日本の夏をしている。
陽が落ち、日付が変わる頃、舞鶴へ。
そこから高速に乗り、アクセルを踏み続けて、翌朝8時、佐世保到着。
この夏の旅は、エンジンが止まった時点で引き返すと決めていたけれど、トラブルは解消されたようだった。
夏の佐世保。
2年ぶりの佐世保。
2年前は月に一度の休日に当たってしまったセイルタワーも、今回は無事見学。
弓張岳へ。
眼下に広がる佐世保の街。
青い空、白い雲、九十九島。
軍港と、彼方に針尾送信所を望む景色。
本当に来て良かった。来れて良かった。
そのあとは佐世保バーガーを食べ、レモンステーキを食べ、海軍カレーを食べ。
そして、佐世保海軍墓地に。
14日の昼に佐世保を離れ、再びアクセルを踏むだけの機械と化す。
15日の昼に帰宅。
細々と続けているこのブログだけが、私の趣味のアウトプットだったけれど、新たなアウトプットを生む翼を得ました。
趣味だからこそ、全力でやりたい。
妥協もしたくないし、もっと良い本を作りたい。
新しいことを始めるのに、遅いということは無いんだと、常に前に進むんだと、夏の本はそんな思いを詰め込みました。
次は、自分がそう生きて行く番。
Posted at 2019/08/23 22:35:41 | |
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