
今日は何とかクルマに関わりのある話題ですが、AUX入力が使えないほとんどの208ユーザーさんにはあまり役立たない話です(^_^;)
最近、オーディオマニアの間でハイレゾ・サウンドをシステムに取り入れることがブームになっており、音源の方もe-ONKYOやmoraなどでハイレゾ音源の販売が増加し入手し易くなってきました。
それで、私も自宅の据え置き型DACに飽き足らず、ヘッドホンアンプ内蔵のポータブル型DACにiPod touchを接続してハイレゾ・サウンドを連れ出しています。
構成:iPod touch(5G) → Apple純正USBカメラアダプター → LINDY プレミアムゴールドUSB3.0ケーブル(0.5m) → iFI nano iDSD → イヤホン SONY MDR-EX800ST

iアプリは、ONKYO HF Player(無償)にアプリ内課金1000円のハイレゾ対応pluginを追加しています。
このHF Playerは秀逸で、操作性はiPod標準のミュージックに準拠し、更にCDからリッピングした音源やiTunesからダウンロードした音源も192KHzまでアップサンプリングできます。
つまり、上記の組み合わせならハイレゾでは無い普通の音源も、ダイナミックレンジは広がらないものの、きめ細やかで楽器一つ一つを聴き分けられる位に良い音になるのです。

そうなるとカーオーディオに接続して試したくなるものですが、生憎、私の208もナビ付きでAUX入力は使えません。そこで、今回は家族のクルマで試してみました。

この家族のクルマには以前のクルマから引き継いだ3年前の楽ナビ(AVIC-HRZ900)が装着されていますが、iPod入力の音質があまりにも貧弱なため、iPodはオーディオテクニカの車載用DAC(AT-DAC3+AT-DL3i)をオヤイデのRCAケーブル経由で接続し音質を強化してわりと聴ける音になっています。今回は、それを取り外してnano iDSDを仮接続してみました。
結果は、サンプリング周波数48kHzが上限のAT-DAC3よりは音の細やかさや空気感は明らかに向上しているものの、期待したほどには高音の伸びや音のツヤ/深みが出ず、楽ナビとスピーカー(家に余っていたTS-C1600A)の力不足を露呈してしまいました。ハイレゾ・サウンドを再生するならカーオーディオもそれなりに良い物にしなければ・・。
208純正オーディオとアップグレードしたスピーカーで鳴らした音の方が総合的には明らかに上質な音だと思います。こうなると、208にnano iDSDを接続したらどんな音になるのか益々気になってしまいました。
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以下、補足
※iPod touchやiPhoneでハイレゾ・サウンドを再生するにはUSBカメラアダプタを
動作させるためiOS7がインストールされている必要があります。
(但しアップルのサポート外)
※Xperia Z tabletにUSBホストケーブル経由でnano iDSDを接続した際も、
USB Audio Playerで再生できました。但し同アプリはアップサンプリング
には未対応。 Xperia AXで試した際はエラーが出て再生不可でした。
※nano iDSDのUSB入力はなぜかUSB3.0仕様となっており、USB2.0ケーブルを
接続するとちょっと動かしただけでコネクターの差し込みが緩み動作が不安定に
なりがちです。
※nano iDSDはUSBバスパワーで内蔵リチウムイオン電池を充電する仕様なので、
iPod touchのバッテリー消耗は早いです。
※nano iDSDはAT-DAC3のように車載対応ではないため、車内に放置したら
たぶん熱で壊れます。
Posted at 2014/05/20 12:49:53 | |
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