![5年前にベントレーミュージアムに行った時の話 5年前にベントレーミュージアムに行った時の話](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/045/947/079/45947079/p1m.jpg?ct=bc3fa86bee7d)
埼玉県加須市という所にベントレーミュージアムがあります
そこにはかつて白洲次郎が英国留学時代に乗っていたというベントレーが置いてあります
白洲次郎の実家は貿易商で裕福な家庭で仕送りの額は現代の価値にすると500万円くらいだったとか
ベントレーもルマンで優勝していた頃の純ベントレー
つまりロールスロイス傘下に入る前のものでした
最良のパーツを使うをモットーに組み上げられた車体にはBOSCHのライトが付いていました
ルーカスやユニパーツではなく
そしてお金持ち集団で構成された当時のベントレーボーイズの1人から直に買ったらしい代物でした
ところが留学中の華やかな生活も実家の経営の傾きで長くは続かずベントレーもすぐに手放してしまったとか
英国にあったその個体を日本人のベントレーマニアが輸入してきたという話です
そして吉田茂のロールスロイス
このロールスロイスにはシルクハットとモーニングコートで乗っていても似合うと思います
そしてどういうわけか森繁久彌のライレーも置いてありました
ライレーエルフに乗っていた僕としては少し親近感を覚えました
ライレーは1930年代がもっとも輝かしい時代でロールスロイスなどを真似て高級路線を狙ったもののリッチマンたちに振り向かれることなく大赤字を抱えてしまったメーカーです
1961-69まで作られたエルフとADO16のケストレルを最後に幕を閉じました
こんなレアな車ばかりを並べている博物館ですが来場者全員にうどんを振る舞ってくれて
いつかはベントレーを買うぞ
という気持ちがあたたまってくるのでした
と言ってもクラシックベントレーはやはりコンビニに行けるようなお手軽さはなく
屋根付きガレージに飾って置くものという感じがします
買うとしたら2013年型のプラインスパーがお手頃かと
先代の2005年モデルはコンチネンタル フライングスパーだったのに対して
2013年からはコンチネンタルがとれて
フライングスパーのみのネーミングになりました
そして3代目はというとミュルザンヌが生産終了となり事実上フラッグシップモデルとしての風格も待たせたのでちょっと敷居が高くなってしまいました
というわけで2013年モデルが僕の心の中のベストベントレーとなっています
Posted at 2022/03/15 20:02:59 | |
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