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2016年にVWから公開された電気自動車のI.D. ですが、そのプロトタイプが南アフリカでテストされているようです。
先日のGolf8の目撃情報もそうですが、南アフリカがVWのテストのメッカみたいですね。

このI.D. 2016年に発表された際はこんな感じだったのですが、


その後こんな感じになるとAutoExpressでスクープされています。



日本のどこかのメーカーと違ってコンセプトモデルと、まるでかけ離れたスタイルの市販車になる事はなさそうな予感がします（笑）。

こちらのスクープではリアのスライドドアを一般の前ヒンジドアにしたり、自動運転用にルーフの四隅に備えられていたライダーも影をひそめています。スタイルはやはりゴルフをちょっと未来的にした感じのハッチバックですね。フェンダーバッチ横にはプロトタイプと同様にデジタルアウターミラーのカメラが付いていそうなデザインですが、プロトタイプでは無かった物理的なサイドミラーも付いいますね。

そしてこちらの動画はなんとVW自身が公開したIDプロトタイプの南アフリカでのテスト風景です。フォルムを見ると、スクープCGにそっくりですね。VW自身がイラストをリークしたんじゃないかと思えるくらいです。

VWとしては早くディーゼルゲート事件に終止符を打ってEVにも力を入れてますよーとアピールしたい所でしょうか？

この記事によると、I.D.はWLTPモードで330kmの航続距離を持っており、価格はGolf TDI並みに抑えると発表しているそうです。発売は2020年の予定ですのでGolf8が発表されてから間もなくというタイミングのようです。

これはステマではありませんが、OBDelevenのホームページを見ていたら、12月一杯までOBDeleven Proがクリスマスプロモーションをやっています。

OBDeleven Proのプロモーション価格は200クレジットのおまけが付いて64.98ユーロ（約8,400円）ですので、VWやアウディ車でTVを見るためにショップやKUFATECのキャンセラーを買うよりもかなりお得のようです。
TVキャンセラー以外のコーディングもアプリで簡単に出来ちゃいますし、アプリを使うだけなら簡単に元に戻すこともできるので、安心です。

でもこの値段で売られるとショップさんはちょっと痛手でしょうね。

あと注意点として、現時点でサポートされているのはAndroid端末だけですが、来年にはiOS対応のハードウェアが出るとアナウンスされていますので、そのクリアランスセール？かも知れません。（但し、新しいハードの価格などの情報はまだ不明）　その辺はご自身の判断でお願いします。

今度乗り換えるレクサスディーラーから、本当は買うはずだった？UXの試乗車が有るの事で試乗してきました。
何とスマホを充電したままゴルフ内に忘れてきた事に後で気が付いたので、写真は以前取ったものと拾い物でご勘弁を。

先日発表されたレクサスUXですが、全長4,495mm、全幅1,840mmとティグアンの4500mmX1840mm(1860)mmと全高以外ほとんどフットプリントは同じなのですが、一回り小さいゴルフと同じ位の大きさに見えてしまいます。


実際後部のドア開口部はゴルフよりも小さく、乗り降りにちょっと靴のつま先が引っかかったりする感じです。また後部ドアの内装もレザーシート仕様でもドアパネルはゴルフと同じハードプラで質感は価格を考えると「エー」という感じです。


後席のアームレストも質感はゴルフやカローラスポーツと変わりません。


また極め付きはこの荷室の狭さ。ゴルフはラッゲージボードを一段下げると１割程度荷室容量を稼ぐ事ができますが、荷室の容量はゴルフの半分程度しかありません。また荷室までの高さが約85cmとゴルフよりも20cmも高い位置にあります。

私は自宅の物置まで取りに行くのが面戸なので、洗車用品やボディーカバーなどをラッゲージルーム入れっぱなしなのですが、この容量だともう買い物の荷物は載せられそうにありません。
また、年寄りを載せる事もあるので、やはり後席の開口部はもう少し広い方が乗りやすいという事でUXを買うつもりがNXになってしまった理由でもあります。

ただナビは10.2インチの大型で見やすく、マップも主要道路の開通についてはLTE回線経由でほぼ即日にアップデートをしてくれるそうです。NXも同じナビに昨年のマイナーチェンジで変わっているので、これは大変結構です。


また価格も私が買ったNXの特別仕様車とUXのFスポーツとでは、同じ程度のオプションを着けるとほぼ同じ価格になってしまったのも要因です。値段が同じなら、広くて質感も高い「NXの方が良いんじゃね」と悪魔の囁きか神のお告げかあってNXにしてしまったという訳です。

ただUXは最新のプラットフォームとエンジン、更にレクサスセーフティセンス2.0が備わっていますので車のポテンシャルはUXがたぶん高そうです。

非常に前置きが大変長くなりましたが試乗インプレを。

試乗した車はハイブリッドのUX250h Fスポーツです。
スタートボタンを押すとバッテリーの充電が足りなかったのか早速エンジンが始動しました。アイドリングの音は結構聞こえますが、振動は殆ど感じないのはさすがといった感じです。
走りだすとFスポーツのため少し固めの足と思いきやそれ程固い印象は有りません。速度に乗るとエンジンの音よりもロードノイズの方が気になる感じで街乗りの速度ではエンジンはいたって静かです。ゴルフもかなり静かですが、街乗りの速度ではエンジン音とロードノイズの割合が同じ位聞こえてきますが、UXはロードノイズの方が大きい感じでした。18インチのランフラットタイヤのせいかも知れないです。ただ騒音の絶対値はUXの方が静かだと思います。

乗り心地はゴルフから乗り換えると、至って普通という感じでもう一つロードインフォメーションが少ない感じです。これはステアリングも同様で、コーナーでハンドルを切っても反力が余り伝わってこず一定の力で切っている感じでこちらもロードインフォメーションは少な目な感じです。これはこの車に限らずトヨタのハイブリッド車全体感じる事かも知れません。
またこの車にはAVSというゴルフでいうDCCも備わっているのですが、ノーマルとスポーツ+に切り替えてもその変化はゴルフに比べて少ない感じで、もう少し変化が有ってもいいのではないかと感じました。

加速はパワフルという感じは有りませんが、街乗りでは十分です。ただターボエンジンではないので、エンジン回転が2000rpmを超えたあたりから感じるパワーの盛り上がり感はないですね。至ってリニアな感じでCVTもスムーズでいわゆるラバーバンドフィールという物は殆ど分からなかったです。
またオートホールドからの発進も大変スムーズで、ゴルフの様にアイドリングストップからの発進でスナッチを感じる事も全く有りません。この辺はやはりDSGの限界を感じた所です。

試乗では新しく備わったクルーズコントロールとレーントレーシングアシストも試したのですが、こちらもゴルフに比べて前車追従の反応はやや控えめな感じですがしっかりと停止まで追従してくれました。但し、レーントレーシングアシストの車線維持機能は、ACCが動作中でかつ車速が50km/h以上という制限があるそうで、ゴルフ7.5から採用された渋滞追従機能はまだありません。ゴルフの場合はACCを設定しなくても65km/h以上は車線維持機能は自動で働きますし、ACCを設定していれば60km/h以下でも車線を維持したまま前車に追従してくれますよね。

この辺りはまだまだ欧州車には追い付いていない感じですね。私が買ったNXは更に１世代古い物ですので、余り期待しないようにしておきます。

全体の感じとして、高級感はそれほど感じないものの良い物感は感じる乗り心地でした。ただ車全体に薄味かなという印象です。この辺もUXだけに限らずトヨタ車全般に言える事かも知れません。

あと気になったのがFスポーツに付いている8インチの液晶メーター。試乗車はHUDが付いていたので良かったのですが、このメータの速度計の文字。「数字が小さすぎて読めない！」とCMの様に叫びたくなりました。やはり速度計はゴルフ7.5のインフォディスプレーの様にアナログメーターを模した形式の方がずっと見やすく直観で速度が判断できます。

また殆どの最近の欧州車では実現しているメーター内の地図表示もできません。この辺は最新のレクサスでもかなり遅れを取っていますね。


帰りに自分の車の納期を確認したのですが、工場のラインアウトは何と12月24日のクリスマスごろとのとこで、九州の工場から船で関東まで運ぶとの事で、それ以降は年末年始のためまだ詳細な日程は決まっていないとの事でした。いずれにしろ１月中旬ごろには登録になりそうな感じです。

ゴルフに乗れるのも後１か月少しと考えるとちょっと寂しい感じもしてきます。

[追記]
のりさんからのコメントが有ったので追記です。UXのインパネのメーターは標準が7インチ、Fスポーツが8インチの液晶パネルが付いているのですが、なぜか8インチのFスポーツの速度表示のフォントが標準のメーターに比べてかなり小さい表示になっているんですよね。

写真は上がFスポーツ、下が標準のパネルです。実際Fスポーツの速度表示は小さな数字が動いていて、前を見てからチラ見でインパネの数字を見ると老眼にはちょっとつらい感じの大きさです。まあこの車にはおっさんは乗るなという事かも知れません。