今話題の人ですが、
「女性は話が長い」
ってのは単なる失言、うっかり失礼な発言をしてしまった、
で謝って済ませても個人的にはまあいいかと思いますが、
会議に女性がたくさん入ると時間がかかるから時間制限しなきゃ、
的を得た話をする、わきまえた女性ならいいんだけど、
ってのは、その場の男性ウケを狙ったのでしょうが、
女性活用の本質をわかってないと思うのです、
そもそも、なぜ女性活用を促進すべきかというと、
平等、公平ってのも大切ですが、それだけではなく、
主流派である男性と違った観点が役に立つからなのです。
男女に限らず、年寄りと若手とか、障害の有無とか、
日本人だけでなく外国人も入れようとか、
ダイバーシティーを高めることで成果を高めようとするのが最近の流れなのです。
違った観点をもった人達を入れたら、オッサンだけなら説明しなくても話が通じるところが、
いちいち説明しないと通じないし、予想しない意見が出てきて話をまとめるのは難しくなります。
とてもめんどくさいんです。
でもそこからオッサンには思いつかないアイデアが出てくる、それが狙いなのです。
議論の時間が長くなるのは良い事であって、
オッサン同士で質問や異論も無くツーカーで話がつくような会議ばかりしていても、
自分の意見に服従させているだけであって、何も生みだしてないのです。
あちらの世界には、そうやって自分の意見を通すのが仕事の本質と思っている人がたくさんいるのでしょう。
もし発言の質が低いのであれば人選の問題です。
女性なら誰でもいいや、という選び方をするとそうなります。
女性は仕事ができないという根強い説があります。
例えば、力仕事の現場に平均的な女性を入れたら、平均的な男性より劣る可能性が高いでしょう。
男女の平均を比べると、筋力が何割か低く、平均身長も10㎝以上低いので、
重いモノが持てない、高い所に手が届かない、だから男性のように仕事できない、となるのです。
しかしそれって、ホントに優劣なのでしょうか?
いや、単に仕事が男性向けにデザインされてるってだけなのです。
普段動かすモノの重さは最大20-25キロぐらい、
棚の上段の高さは身長165㎝ぐらいに合わせて作られてると思いますが、
これって平均的な女性には重すぎ、高すぎですよね。
逆に我々男性が、
身長200㎝のバスケ選手軍団に最適化された職場に入ったらどうでしょう?
手が届かない、モノが重くて持てない、そんな事もできないのか、手伝ってやる、
ああ自分は劣った人間だ、ってなりますよね~
逆に女性に最適化された職場に我々男性が入ったら、
天井に頭がぶつかる、イスや机が低くて体に合わない、狭苦しくて動きづらい、
腕力や身長が役立つのは引っ越しと電灯交換の時ぐらいでしょう。
力を使わない仕事も一緒で、闘争心や権力への執着が高い、ギャンブル志向など、
男性的な考え方に最適化されてるから女性が活躍しづらく、
活躍できるのは男性社会で同等に戦える特殊能力を備えた女性だけ・・・
そんな社会が変わり、人口の半分を占める女性が活躍できる世界になれば、
仕事の質も生産性も高まりGDPも増えるのです。
そのためにまずは女性の比率を増やさなきゃ、って時に、
あんな方がオリンピックのトップに君臨し、
本人だけでなくニュースに出てくる有名人たちも、
なんかピンとこない発言ばかり・・・
Posted at 2021/02/05 22:41:33 | |
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