2014年F1第9戦イギリスGP決勝は、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが今シーズン5勝目で通算27回目となるトップチェッカーを受けた。2位にウィリアムズのボッタス。3位は、レッドブルのリカルドが入った。スタートでライコネンのクラッシュを危機一髪で回避したケータハムの小林可夢偉は15位でフィニッシュしている。
イギリス・モータースポーツの聖地、シルバーストンで行われた50回目のイギリスGP。土曜日の予選は、典型的なブリティッシュウエザーの影響でフェラーリ、ウイリアムズが後方に沈む結果となったが、決勝日は一転、雲の切れ間から青空ものぞく穏やかな天候となり、終始ドライコンディションのもとで行われた。
レースは、オープニングラップでフェラーリ、キミ・ライコネンが大クラッシュ。これにフェリペ・マッサ、 小林可夢偉、マックス・チルトンが巻き込まれるなど波乱の幕開けに。F1出走200戦目のマッサは、レース続行を断念。可夢偉はマシン修復が叶ったものの、マルシャのチルトンは赤旗提示中にピットインしたとしてドライブスルーペナルティをうける。
破損したガードレールを修復するために約1時間の赤旗中断を経てレースは再開。
ここでうまいリスタートを決めた首位のロズベルグは、後続のライバルを一気に引き離しにかかるが、4周目には5番手スタートのハミルトンがジェンソン・バトン、ケビン・マグヌッセンとマクラーレン勢を立て続けにオーバーテイクして2番手に浮上。5秒差でレースをリードすることとなった2台のメルセデスは、そこから他のマシンより2秒程度速いペースでレースを繰り広げていった。
最初にピットインしたのはロズベルグ。それまで5秒以上のギャップをキープしていた彼は10周目以降、ハミルトンの追い上げを許す中、18周目に素早い作業をこなしてコースに復帰。
一方、24周目までピットストップを引き延ばしたハミルトンは、左リヤタイヤの作業に手間取り、その差を縮めることはできなかった。
しかし、ピットアウト直後からダウンシフトのトラブルを訴えていたロズベルグは、29周目にギヤボックスのトラブルを起こしてスローダウン。グラベルにマシンを止めたロズベルグは、今シーズン初のリタイアとなってしまった。
これでライバルがいなくなったハミルトンは、序盤に2番手まで浮上していたウイリアムズのバルテッリ・ボッタスにすでに40秒近い差をつけており、レース後半は完全なクルージングモード状態。
41周目に最後のピットストップをこなしたハミルトンは、1ストップ作戦のボッタスに30秒もの大差をつけてトップチェッカーを受ける。5月のスペインGP以来、実に2カ月ぶりの勝利となる今シーズン5勝目を母国グランプリで挙げて選手権リーダーのロズベルグに4ポイント差に迫った。
2位のボッタスは、14番手からのスタートだったものの、オープニングラップでどういう訳か9番手に浮上。その後、オーバーテイクを連発し16周目までにメルセデス以外のトップに立つと中盤以降は、単独で1ストップ戦略をこなしそのまま2位でチェッカーを受けた。
3位はダニエル・リカルド。終盤彼のレッドブルは、タイヤが限界に近くなり同じ1ストップのバトンに追い上げられる苦しい展開となった、最後は1秒差で迫ってくるマクラーレンのバトンを振り切り今シーズン4回目となる表彰台を獲得 した。
4位バトンに続いたのは、レッドブルのセバス チャン・ベッテル。予選2位だったベッテルはスタートに失敗し、5番手からの再スタートとなったがレース終盤は一旦オーバーテイクを許したフェラーリ、フェルナンド・アロンソを激しい(無線のwww)攻防の末に逆転した(笑)。いい戦いだったよ(ノ^^)ノ面白かったね。トップ争いでして欲しいけど(^_^;)
British Grand Prix 決勝結果リザルト
1位 No.44 L ハミルトン (Mercedes) 2h26'52.094
2位 No.77 V ボッタス (Williams) +0'30.135
3位 No.3 D リカルド (Red Bull Racing) +0'46.495
4位 No.22 J バトン (McLaren) +0'47.390
5位 No.1 S ベッテル (Red Bull Racing) +0'53.864
6位 No.14 F アロンソ (Ferrari) +0'59.946
7位 No.20 K マグヌッセン (McLaren) +1'02.563
8位 No.27 N ヒュルケンベルク (Force India) +1'28.692
9位 No.26 D クビアト (Toro Rosso ) +1'29.340
10位 No.25 J エリック・ベルニュ (Toro Rosso ) -1Lap
11位 No.11 S ペレス (Force India) -1Lap
12位 No.8 R グロージャン (Lotus) -1Lap
13位 No.99 A スーティル (Sauber) -1Lap
14位 No.17 J ビアンキ (Marussia) -1Lap
15位 No.10 小林可夢偉 (Caterham) -2Lap
16位 No.4 M チルトン (Marussia) -2Lap
17位 No.13 P マルドナド (Lotus) -3Lap
-位 No.6 N ロズベルグ (Mercedes) (リタイア/-24Laps)
-位 No.9 M エリクソン (Caterham) (リタイア/-41Laps)
-位 No.21 E グティエレス (Sauber) (リタイア/-43Laps)
-位 No.19 F マッサ (Williams) (リタイア)
-位 No.7 K ライコネン (Ferrari) (リタイア)
感想(自分目線)
まさかライコネンが1周も出来ずにクラッシュしてリタイアするとは、思わなかったな。逃げれた可夢偉は、ラッキーだったけど、巻き込まれたマッサは、気の毒過ぎるよ。
スタートした~あ、赤い車飛び出たな…お、戻った…(^_^;)消えた…え!(゚Д゚;)可夢偉、危ない(゚Д゚;)避けたニュータイプか!(゚Д゚;)みたいな感じでいきなり過ぎてね。可夢偉は、うまく逃げたよね。
あのクラッシュは、衝撃47Gだってよくライコネン打撲だけで済んでるよ。コックピットの安全性すごいなホントに。心配なのは、ライコネンのモチベーションだよな(^_^;)後、ガードレール修復に約1時間も掛かるの長かったな。ガードレールの交換てそんなに掛かるものなのかよくわかんないけど。
リスタートは、ロズベルグぶっちぎりだったし、ハミルトンもマグヌッセン、バトンと抜きに掛かってたから。あ、これは、もういつもの流れだなって見てたらロズベルグ停止~見てる人も予想外だったろうし、これは、ハミルトン嬉しかったはず(笑)だって、ランキングのポイント差が縮まるんだから4ポイント差に。
不思議だったのは、ボッタスだよ。後方の方(確か14番手)からスタートでライコネンのクラッシュからのリスタート時の順位が9位まで上がっていて、オーバーテイク連発で一気に2位に浮上するんだからカッコ良すぎだよ(ノ^^)ノ
しかも、2位になるまでに掛かった周回は、なんと16周!ミラクルだ!ウィリアムズの速さが頷けるよ。可夢偉と一緒にイギリスGPのMVPあげたいね(笑)
笑えたのは、ベッテルVSアロンソのオーバーテイク対決(怒りの無線対決)だったな。無線は、アイツ、今、スペース開けてなかったろ!!スチュワードに言ってくれよ(-_-#)あ、またやりやがった!的なことだけど。お互いに同じようなことをやり合ってるし言ってるからから面白くて走りもいい感じに争ってたし、結局、アロンソ抜かれたけど。最近のアロンソは、そういうのあんまりなかったから良かったね。こういう感じの出来ればトップ争いで見たかったけどね。
最後にバトンは、ちょっと惜しかったよな~スタートで1位だったし、最後も表彰台まで後1秒以内の差まで来たけど、リカルド抜けなかったからな~母国だったし、走りも良かったし、シルバーストンがパパバトン色に染まってただけにせめて表彰台で終えて欲しかったけどな。
次は、ドイツか…終わると夏休みかなF1は(・ω・)
Posted at 2014/07/13 18:24:28 | |
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